「ネガティブなことを考えたり、言ったりしてはいけない」と主張する人がいる。
もし、その人が「ネガティブな発言ばかりしている人」を目の前にしたら、どうなるだろう?
恐らく、心穏やかでいられなくなるのではなかろうか。
その瞬間、相手を注意するか、相手を無視するかはわからないが、「なんで、この人は、こんなにネガティブなことばかり言っているんだ。言葉が現実化することを知らないのか?精神的に何か問題でもあるのか?それとも生い立ち的に何かあったのか?…」とあれこれ考えだして、思考の渦に巻き込まれていき、心穏やかでいられなくなることはほぼ間違いなかろう。
つまり、ネガティブなことばかり言うその相手に違和感を感じることで、自らがネガティブな思考に落ち込んでいくわけだ。
生けていれば、ポジティブな思考が起こる時もあれば、ネガティブな思考が起こる時もある。
それは人にとって自然なこと。
なのに、いちいちネガティブな思考に目くじらを立てて、それを排除しようと神経質になるから、心の中が絶えず騒がしくなり、心の平和が失われていくのだ。
自分はポジティブことだけを考えて生きたいと思うなら(不可能なことだけど)、それはその人の自由であり、自分がそう生きればいいだけのこと。
しかし、それを人に押し付けようとするのは、それこそ余計なお世話というもの。
思考なんて、どこからともなく現れて、いつの間にか過ぎ去っていくもの。
空を通り過ぎていく雲のようなもの。
入道雲はよくて、雨雲は悪者だなんて、誰が言うもんか。
追伸
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