言うことが時間によってコロコロ変わる人がいる。
わかりやすい例は、昨日、逮捕された柏市の通り魔事件の容疑者だ。
彼の変わりぶりを見ていると、統合失調症であることがわかる。
一人の中に複数の人格が住んでいて、ある時間になるとAという人格が彼を支配し、ある時間になるとBが支配し、またある時には、CやDが彼を支配する。
Aが主役になっている時間帯は、100パーセントAの意のままにすべてが行われ、それを後になって、BやCやDが、Aのやったことや言ったことを尻ぬぐいしなくてはいけなくなるので、統合失調症の人は、自分の中でたいへんな騒ぎになっている。
まさに休む暇がない。
どうしてこんなことが起きるかというと、本当の自分がわからず、ある時はAという人格に自己同一化し、ある時はBという人格に自己同一化し、それがルーレットのようにめまぐるしく周り続け、どれが本当の自分なのか、統合できなくなってしまっているからだ。
実はすべての人が、統合失調症の人と同じように、複数の人格を持っている。
優しいと思っていた人が、突然、怒り狂う人になったり、夜、あることをやると決意したのに、翌朝になったら、やる気を失っていたりするのも、その人の意志の強さの問題ではなく、人格が変わったからで、誰もが統合失調症に近い要素を多かれ少なかれ持っている。
私は、奇跡学校でこのことを教えていて、自分のセンターにつながることで、どの人格にも支配されることなく、逆に、状況に応じてそれぞれの人格をうまく使い分け、自分らしく平和に生きる方法を伝えている。
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