この世に存在するものは、すべて陰陽の二局性によって成り立っている。
真逆のもの同士が一つ合わさって、お互いを補完しあっている。
善があるから、悪が生まれる。
光があるから、影ができる。
平和があるから、争いが生まれる。
健康があるから、病気になれる。
豊かさがあるから、貧しさが生まれる。
喜びがあるから、悲しみがある。
与党があるから、野党が生まれる。
片方が消滅すると、もう片方も消滅してしまう。
片方だけのものは、この世から消える。
つまり、両方消えてしまう。
これが、この世界の法則。
男と女がいなければ、男も女もいなくなり、人類は滅びる。
片方だけでは、何ひとつ成り立たつものはない。
ところが、道徳は言う。
悪をなくせば、善になると。
争いをなくせば、平和がくると。
道徳が目指していることは、この世界の法則に反している。
自然の摂理に反している。
だから、歴史上いまだかつて、道徳的に考えられた理想が達成されたことはないし、これからも達成され得ない。
道徳的理想を追い求めるものは、自らのその考えや行為が、不道徳を生み出すことをわかっていない。
一方の極性を強めようとすればするほど、逆の極性が強まっていく。
陰陽で一つ。
それを忘れてはいけない。
そして、人は道徳を超えて、陰と陽の真ん中で、くつろぐことができる。
その時、人はこの上なく、安らげる。
そして、この世界全体も、同時に安らぐ。
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