ずっと心を強くしたいと思っていた。
何が起こっても揺らがない心があれば、どんなに生きやすくなるだろうと思って、心を強くする方法を探し続ける人生だった。
でも、心は強くならなかった。
心はコロコロと変わるもの。
強くなったと感じても、また何かが起これば、弱気の虫が出てくる。
それが、心というもの。
コロコロ変わるから、ココロという。
それでも、今の私は、1年前と比べたら、数倍、心が動じなくなった。
2年前と比べたら、別人のように動じなくなった。
心は動くものだから、一瞬は動じる。
それでも、数分あれば、静かな状態に戻れる。
なぜ、こうなれたかといえば、心で心を制御できないことを知ったから。
動き続ける心の外に出て、静寂のポイントから心を眺め、そこから心の中へ戻ってこれるようになった。
自分が最も望んでいたことを、今の私は手に入れている。
厳密にいえば、手に入れたのではなく、これが本来の自分であり、元に戻ったというほうがしっくりくる。
意識のどこかで、私は本当の自分がいかに落ち着いているかを知っていた。
だからこそ、私はそれを求め続けた。
しかし、それは求めていたときには、手に入らなかった。
それは、手に入れられるものではなく、もともと内側にあったものだから。
メガネを額にかけながら、「メガネはどこにいった、どこにいった」と探し周るようなことをしていたわけだ。
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