【秋葉原駅から千駄ヶ谷駅まで駅からハイキング】
 JR東の「駅からハイキング」で、秋葉原駅 から千駄ヶ谷駅 まで歩く。
 副題は「自然!スポーツ!芸術!歴史!晩秋迎えた都心のよくばり”黄葉”ハイキング」
 アキバ発!東京都心をウォーキンgu~都心のビル群を抜け、辿り着くのは紅葉?いや!黄葉を迎えた自然豊かな神宮外苑。東京を様々な方向から楽しんでいただけます。
 
秋葉原駅→マーチエキュート神田万世橋→将門塚→(二重橋。乾通りに行こうかと思ったけど人がたくさんいそうなのでやめる。)→桜田門→(国会前)→山王日枝神社→(赤坂でワンタン麺食べる)→出雲大社東京分祠→明治神宮外苑(いちょう並木)→(国立競技場)→千駄ヶ谷駅
 
 秋葉原の萌える光景で始まり、再開発で景色が大きく変わった大手町、いちょうがきれいな永田町、多国籍な飲食店がつらなる赤坂、外国人が多く行き交う六本木、そして緑豊かな青山と都心のさまざまな景色を見ることができるコース。
 それにしても、秋葉原から大手町・永田町・赤坂・六本木を経由して千駄ヶ谷まで行くというのは、なかなかすごいコースではある。
 
【秋葉原】
 「秋葉原=電気店街」と思ってしまうのは一定の年齢以上の層ではないだろうか。
 今は秋葉原といえば、アニメ、ゲーム、コスプレ、メイド喫茶というイメージではなかろうか。それは思い込みとか偏見とか言う話でないと思う。駅にでっかいのがでているくらいだから。 
 このアニメ(だと思うが。)は、「ご注文はうさぎですか?」と書いてあるのだが、この近くの、今やそっち系の聖地みたいな感じになっている神田明神でもこの「ご注文は・・・」はちょくちょく見かける。きっと大人気なのだろう。
 大阪・梅田ではこういう感じのポスター(なのだと思うけれど、実際はだいぶ違うのかもしれない。知らんけど。)が物議を醸していると聞くけれど、さすがに秋葉原ではそういう騒ぎは起きないということだろうか。
 私も40歳若かったら(笑)、こういうのを集めているような気がする。
 
【万世橋】
 それはともかくまずは万世橋を目指す。
 「肉の万世」を左に見ながら万世橋を渡るとそこはマーチエキュート神田万世橋。昔の万世橋駅の跡をリノベーションして最近オープンした施設。
 
 先日、神田駅から湯島・本郷・白山・向丘を経由して日暮里駅まで歩くコースを歩いたのだけれど、そのとき、どうしてここに立ち寄ることになっていないのだろう?JRは何を考えておるのだろう?と思ったわけです。
 でも、なるほどそういうことか。ここは今日のコースにとっておいたのですね。納得。
 
 ここには、おしゃれな感じのお店がいろいろ入っている。スマホのアプリでコーヒーを注文し、できあがったコーヒーはボックスで受け取るという、完全非接触のテイクアウトコーヒー店もあった。これは面白い。今後そういうお店が増えていくのかもしれない。
 それはともかくこの施設の見所は1階のおしゃれお店もさることながら昔の万世橋のままの階段を上った先にこそある。
 
 ここでは、「万世橋駅」のホームからすぐそばを走る列車が見えるのです。
 ここにはレストランもあって、先日のアド街で紹介されていた。電車が通るすぐそばでランチをいただけるというわけ。なるほどこれは面白そう。ここで今日のお昼をいただこうかとも思ったのだけれど、落ち着いて考えれば今日のハイキングはこの先はまだまだ長い。というかまだほとんど始まってもいない。ここでお昼を食べてくつろいでしまうのはちょっと早すぎ。
 
【大手町へ】
 昌平橋通りに出て南に北に進んでしまうと北に進んで昌平橋を渡ってしまうと先に書いた「神田→日暮里」のコースになってしまうところ。
 淡路町を過ぎてさらに南に進む。以前、この近くのオフィスに勤めていたことがあり(前後3回で合計約6年間)、お昼はよくこのあたりをうろうろしたものです。でも、土曜日だからなのか光景が違うような気がする。あれ?前にあったお店がかなり変わっている。
 まあ、考えてみれば、このあたりに最後に勤めていたのは5年前の話。ただでさえ飲食店は入れ替わりが激しいところ、コロナという異常事態もあったわけで、それを乗り越えているお店の方が少ないのかもしれない。
 何度か入った中華料理屋さんも事務所に変わっていたし、山形そばのお店も何か別のお店になっている。
 前に勤めていたビルの一体は再開発を進めていて、今は跡形もなくなっている。これまでは神田川より南側の大手町の再開発が進んでいたけれど、いよいよ北側にまで及んできたわけです。
 
 思い出に浸りつつ、本郷通りに出る。大手町合同庁舎では今日もコロナのワクチン接種をしているようです。自衛隊の皆さん、お疲れさまです。私も1回目と2回目のワクチンはここで受けました。
 
 このあたりにあったはずだと思ったら、・・・えっ?と思った。平将門の首塚のことです。前に来たときはビルに囲まれていて、そのために少し暗い感じの「いかにも。」という雰囲気で、妖気が漂っているように思った。
 ところが今は周りがすっかり開けていて、おどろおどろしさが全くない。あれあれ。
 でも、物理的に妖気を感じさせない空間になっていても、やってくる人たちはそれなりに妖気を発している。真正面離れたところで柏手を打ち、何やらずっと唱えている人が3人ほど。もともとは神仏混淆だからそんなことを考えなくて良いはずだけれど一応今は神仏分離のはず。この場所は神田明神つまり神社が管理していて、一方、この史跡はどう見ても仏式。柏手を打つべきなのか、打つべきではないのか。こういう難しい場所では困ってしまうのです。 
 
【皇居】
 お濠に出て南に向かう。この大手門からは東御苑に入れるけれど、ちょうど今、乾通りの一般通行ができるわけで、そちらに行く人はこっちではないと係の人が大きな声で言っている。おつかれさまです。
 私は南に向かいます。
 
 行幸通りの正面の場所からは行幸通りの銀杏並木とその先にある東京駅がよく見える。やっぱりここからの眺めはすばらしいね。
 
 乾通りの方も興味を引かれるのだけれど、見ているとぞろぞろと人がやってくる。この膨大な人たちがみんなそっちに行くのだろうから現地は大変混雑していると思う。今日はあくまでも駅からハイキングをしに来たわけで、ここで違うことをするというのもどうだろうか。と考え直し、当初の予定通りに二重橋そして桜田門の方を目指す。
 それにしても、皇居前って、ものすごくでかい。かなり歩いてようやく出口にたどり着けるのです。
 
 
【永田町へ】
 桜田門から出てお濠に沿って今度は北西の方向に進むと、今度は国会議事堂が見えてくる。ここもいちょうがきれいですね。右手は憲政記念館。前にブラタモリでやっていたけど、ここには日本水準原点もあったりして実はすごいところ。歩いていたら、阿刀田高の文章を書いた説明板があって、二人でデートするのに最適の場所だと書いてある。
 
 今日は土曜日なので人はあまりいないのだけれど、それでもこれからデモをやるのだろうか、プラカードを持った人たちが集まっている。見る人がいないと思うのに、おつかれさまです。そして、それらの人たちを見張らないと行けない警察の皆様もおつかれさまです。
 憲政記念館の建物自体は建て替えをしているようだ。
 
【山王日枝神社】
 国会図書館を右手に見ながら進み、左折して議員会館の間にある山王坂を下りていく。山王坂というくらいで、ここをまっすぐ進むと山王日枝神社に着く。そういえば、この神社にはこれまで何度かお参りしたけど、この山王坂から参拝したことはなかったように思う。
 
 男坂を上ると門がありさらに先に拝殿がある。七五三で賑わっているし、結婚式もやっている。一般の参拝者も行列を作っている。
 
 山王日枝神社と言えばやはり猿。拝殿の左右にある猿の像にもお参りをしておく。
 
 ハイキングのパンフの地図には、こおで「階段下る」とあっさり書いているのだけれど、実はここは千本鳥居。京都の伏見稲荷の規模とは比べものにならないけれど、でも、やはり幻想的な感じがする。パンフにはこれは単なる階段ではなく千本鳥居であることをきちんと書いていただいた方がありがたいと思うのだけれど。
 外堀通りを渡って赤坂の街へ。
 
【赤坂のワンタン麺】
 さて、そろそろお腹が空いてきた。このあたりで何かいただくことにしましょう。
 ふらふら歩いていたら、金満福さんの顔が目についた。
 
 金満福。「浅草橋ヤング用品店」という、いかにもテレビ東京っぽい、すごい番組に出ていた人。とにかく強烈なキャラでした。今もお元気なのでしょうか。
 ここのお店の人の呼び込みもあったのでこの「王牌」に入ることにする。
 
 
 注文はタブレットでやるという今風のお店。
 野菜肉ワンタン麺定食。900円
 麺が驚くほど細い。それなのにコシがしっかりある。これは面白い。 
 スープは塩味でちょっと濃い目だけれどあっさりしている。小松菜はシャキシャキしている。香港の味とのこと。なるほどこれはおいしい。
 
【六本木へ】
 六本木通りに出て高速道路(都心環状線)沿いに南西に進む。
 反対側はANAコンチネンタルホテルがあったりして派手な感じだが、こちら側はまだ再開発途上で、ちょっとこれからかな、という感じ。一歩入ると昔の家とかがまだ残っている。
 そんな通りを進んでいくと、右手に久國神社がある。ここには何度かお参りをしたことがある。港七福神の布袋尊なので正月の七福神詣りでお参りしたこともあるし、今年の赤坂氷川神社の祭礼をみに来たついでにお参りしたこともある。
 でも、普通の日にはいたって静かな神社。そういう神社がこういうまさに都心の地にひっそりとたたずんでいるのはやはりすごいことだと思うのです。
 
 再び六本木通りに戻り、さらに西南に進む。
 六本木の中心部というのがどこなのかは実は知らないのだけれどやはり六本木駅のある交差点がそれなのだと思う。このあたりは外国人(欧米系の、の意味)がたくさん歩いているところ。きっと夜になると雰囲気がさらにすごくなるのでしょうね。知らんけど。
 左手が森タワーで華やかな感じになっているところで右折すると3階建ての出雲大社東京分祠がある。階段で3階まで上がると拝殿がある。右側の階段を上っていったのだけれど、実は左側が正解だったと思われる。というのは、左から上ると、拝殿でお参りする前にお参りする清めの社や、手水があって、本来はそちらで心身を清めてからお参りすべきだったから。それを知らないでいきなりお参りしてしまいました。
 そしてこの神社のお参りの作法は他と違って、「二礼、四拍手、一礼」。柏手を4つ打つのはやはりちょっと違和感がある。
 
 せっかくなので御朱印をいただく。直書き、書き置きどちらも選べるとのことで直書きをいただく。500円 
 
 この道をさらに進んで信号のところでV字形に曲がり、さらに曲がって六本木トンネルをくぐるように書いてあるのだけれど、信号がどうも見つけられなかった。今回の地図で唯一この場所が腑に落ちなかったところ。
 
【青山へ】
 六本木トンネルを進んでいく。現代アートな壁画が面白い。
 トンネルを抜けると国立新美術館。
 
 さらに進んでいくと左手には青山霊園が広がる。
 
 東京のあちこちを散歩して、改めて、東京には緑が多いということを実感する。ブラタモリでもやっていたように、これは江戸時代の大名屋敷の庭園が公園として残されたことによるもの。今日歩いた場所にもそういう場所が多かったと思う。この青山霊園も青山家(美濃郡上藩主)の庭園の跡地。こういう場所が残されているというのは、「緑が多い」という情緒的な効用があるほか、防災上の利点もあり、大変良かったと思う。これから人口減少していくのだからこういう緑地は無理に開発するようなことなく将来世代に引き継げると良いと思うのです。
 
【神宮外苑】
 青山1丁目の交差点を左折すると、いよいよ明治神宮外苑の銀杏並木が望める場所に出る。
 既に黄葉はかなり散ってはいるのだけれど、それでもなかなかすごい眺め。遠近法をうまく活用していると聞くけれど、素人目には同じ高さに切りそろえられたように見える銀杏の並木がびしっ!と並んでいて、正面の聖徳記念絵画館を引き立ててている。
 ここに来たのは午後3時半くらいなのだが4時半からライトアップがあるとのことで、既に腰を下ろして場所取りしている人たちもいる。
 途中からは歩行者天国。
 右手に屋台が出ているところもあり、入ってみると、いろいろおいしそう。でも、今日はぐっと我慢しておく。
 
 
 神宮球場を左に見ながら進んでいくと、正面に巨大なものが見えてきた。
 そうか、これが国立競技場か。
 前に近くに来たことがあるのだけれどそのときはまだ囲いに覆われていて、実際に使われるようになってからでは今回初めて間近で見ることができた。
 なるほどやはりでかい。そして、木がとても目立つ。なかなか良いではありませんか。
 
 どうやら時間帯によって上の方まで入れたらしいけど今日は終わっているようだ。
 
 ここからぐるりと歩いて千駄ヶ谷駅を目指す。左手にはホープ軒が見える。一度食べてみたいと前から思っているのだけれどまだ果たせていない。
 東京体育館の前を通ると千駄ヶ谷駅はすぐそこだった。
 
 これで今日の散歩はおしまい。
 
 
 

【今日の天気】曇り 結構肌寒かった。

【今日の一日】7:00起床 23:30就寝

【今日の体調】朝の血圧 142-90 夜の血圧 126-74 体重 74.4㎏

【今日の歩数】31,344歩 21.9㎞

 

【今日の昼ごはん】ワンタン麺

 

【今日の夕ごはん】

 海鮮寄せ鍋 
 スープはミツカン。 具は真鱈、牡蠣、ほたて、えび、白菜、葱、春菊、豆腐、マロニーちゃん
 

【今日のおやつ】

 「あんつみはし」のクリスマスあんみつ。 抹茶アイスの緑がポイントか?
 
 
【今日の英語学習】
 Japanese consortium targets next-generation chips  
 chip はもともとは「かけら」potato chips 
  →半導体集積回路はとても小さいのでsemiconductor chip 
  →今はchipだけで半導体の意味に 
 
 leap:飛躍 circuit:回路