【駅からハイキング】

 今日は、JR東の「駅からハイキング」で神田駅から日暮里駅まで歩く。

 副題は「文学の秋‼4人の文豪ゆかりの場所をめぐる文学散歩」。この4人というのは、宮沢賢治、樋口一葉、夏目漱石、森鴎外の4人。漱石・鴎外は普通に「文豪」と呼ばれているけど、あとの二人はあまりそんな感じがしなくて、特に宮沢賢治は生前には世間にあまり知られていなかったはずで、この4人をまとめて「文豪」とするのはちょっと乱暴な気がするけれど、まあ、イベントだから良いのでしょう。

 「明治から大正にかけて活躍した4人の文豪ゆかりの地を巡るコースです。晩秋の1日、文豪4人の面影に触れてみてはいかがでしょうか。」とのこと。

 

神田駅→湯島聖堂→(天野屋(名物の甘酒と味噌おでんを食べる。)→神田明神)→湯島天神(菊まつり。揚げまんじゅうを食べる。)→(岩崎弥太郎旧邸の入り口まで)→無縁坂→(東大構内→食堂もり川(豚肉生姜焼き定食を食べる。))→東大赤門→宮沢賢治旧居跡→伊勢屋→(石井いり豆店(豆菓子を買う。)→)樋口一葉終焉の地→(一炉庵(和菓子を買う。)→)猫の家→森鴎外記念館→団子坂→(fwattycofee(プリンを食べる。))→谷中銀座→日暮里駅

 

 このあたりは40年ほど前に住んでいた場所で、とはいえその頃はあまり散歩をしていなかったのだが、割合最近になってから結構散歩している場所。それぞれのポイントは場所はだいたい行ったことのある場所。

 でも、それらをこういう形でつなげるというのはかなり新鮮な感じ。へえ、こことここがこんなに近かったんだ!という驚きがたくさんあって、自分で作るのではないコースをあるくのも面白い。

 買い物をしたりしたのを含めた一日トータルの歩数は32,138歩。3万2千歩超えは久しぶり。

 とてもよい天気で、上着を脱いでも日なたでは暑いくらい。11月だというのに。

 

【神田駅から出発】
 まずは神田駅の南口で受付。スマホで参加をクリックし、係の人から地図をもらう。
 地図を広げていきなり驚いた。これだと、神田駅スタートの意味がないのでは。
 最初のポイントが御茶ノ水駅の隣にある湯島聖堂なのです。(なお、スタート地点でスマホで参加の手続きさえすればそのあとのチェックはなく、「ポイント」と書いてあるのは単なる参考情報。)
 そして、神田駅を出たら北西に進むことになっている。これだと北口を集合場所にすればよいではないかということになる。
 というわけで、神田駅南口からスタートというのは二重の意味でよくわからないのだけれど、思うに御茶ノ水駅は狭くて受付のスペースが確保できないといった事情でもあったのだろうか。
 まあなにはともかく神田駅から出発なのでした。
 
【湯島聖堂に進む。】
 まずは神田須田町のあたりを通って北に向かうのだけれど、このあたりに来たのは久しぶり。せっかくなので少し横道に入って老舗が集中しているあたりを少し歩きましょう。
 まつや、やぶそば、いせ源(あんこう鍋)、ぼたん(鳥すき焼き)といった老舗が密集している。とはいえ、実際に入ったことがあるのはやぶそばだけなのだけれど。まつやには既に大行列ができていた。11時開店なのだろうか。一方、神田カレーグランプリ参加というのぼりの出ているカレー店もある。
 このあたりで早めのお昼を食べても良いのだけれど、何せまだ最初のポイントにすら来ていない段階でお腹を膨らませてしまったらその後の歩きが鈍くなるのは必然。なので今回はスルー。
 
 でも、どうせ神田駅からスタートするのであれば、この近くの万世橋のあたりを歩くようにすれば良いと思う。鉄道遺構だし、最近リニューアルしているし。どう考えてもこれを組み込むのが自然なのにあえて外したのは何か事情があるのだろうか?
 
 昌平橋を渡って左に曲がるとすぐに湯島聖堂に着く。(ハイキングのパンフレットにのっているコースはやや違っていて、北側を大回りして脇口から入るようになっているのだが、ここはどう考えても正門から入る方がわかりやすいでしょう。)
 ここは儒教の祖である孔子を祀る学問所であり、神社・寺とは違うのだけれど、たぶん「境内」という言い方で間違っていないのでしょう。その境内に入っていくと、大きな孔子像がお出迎えしてくださる。その前には大きな槐の木が植わっていて、黄色くなった葉が絨毯を作っている。
 そこから少し先には本殿である大成殿がある。建物の中に入るには拝観料が必要なのだけれど、今日は先がまだ長いので遠慮しておく。
 
【神田明神】
 ハイキングコースでは湯島聖堂の後は本郷通りを北上して湯島天満宮に行くようになっているのだけれど、ここまで来て、それはないでしょう。やはり、神田明神にお参りしていかないと。
 というわけで、まずは鳥居の脇にある「天野屋」へ。ここではカップで甘酒をいただくこともできるけれどせっかくなので甘味処に入ってみる。入り口の席に座ろうとしたら、「お父さん、こちらにどうぞ」といわれる。そうか、「お父さん」なんだ。
 ここに来たらやはり甘酒は欠かせませんね。それとの付け合わせをどうするか悩み、みつ豆などの甘味も捨てがたいのだけれど、甘酒との相性はこちらでは、ということで味噌おでんを注文。甘酒と味噌おでんで770円。隣席のおばちゃんはくず餅を注文していた。もちろん、葛餅ではなく、関東のくず餅。発酵食品の方ですね。みつがおいしいからスプーンで全部すくって食べてね、といったことをお店の人は言っている。
 そうこうしているうちにまず甘酒、続いて味噌おでんが来た。
 甘酒は自然な甘さというのだろうか、かなり甘さ控えめですっきりしている。
 味噌おでんのたれは少ししょっぱめ。これが江戸の味なのだろうか。3切れきたので、3切れめにはついている辛子をつけて味変してみたが、なるほどこれはいける。
 
 というわけで腹を満たしてからいよいよ神田明神にお参り。
 七五三でかなり賑わっている。天気も好くて良かったね。
 境内の大黒様、そして前と違う場所におられる少彦名様(恵比寿様)にお参り。
 境内にある会館の2階を見上げると、何かイベントをやるような感じがある。コスプレのような格好をした(たぶん)女の人が並んでいる。この神田明神はオタクの聖地ともされているけれど、そっち系のイベントがしばしば開かれているのです。
 
 神社の裏手の出口から階段で下りて蔵前橋通りに出る。それにしても、すごい高低差。ビルの何階分に当たるのだろう。ここにある鰻屋には昔宴会で来たことがある。
 
【湯島天満宮へ】
 ここから清水坂を上っていくのだけれど、せっかくなので脇に入って妻恋神社にお参りする。
 この周辺はちょっと神社には似つかわしくない施設が密集していて、ちょっと躊躇するところがあるのだけれど。
 
 清水坂に戻ってまっすぐ進むと突き当たりが湯島天満宮。
 なのだけれど、途中、右の方に気になるものが見えた。
 猫祭神社?
 この周辺で「ねこまつり」のイベントをやっていて、その関係で期間限定で設置されている「神社」らしい。本当の神職さんが関わっておられるのかどうかはわからないのだけれど、一応それっぽい感じになっているし、御朱印もいただけるらしい。
 
 さらに進んでいき、湯島天満宮に到着。ちょうど、「菊まつり」をやっている。
 文京区では季節ごとに花のイベントをやっていて、2~3月には湯島天満宮の梅、3~4月には播磨坂の桜、4~5月には根津神社のつつじ、6月には白山神社のあじさい、そして今の季節は湯島天満宮の菊。
 境内いっぱいにさまざまな菊が展示されている。一つの鉢でたくさんの花が咲いて球形になっているもの、流れるような形になっているもの、一輪の丸いもの、花びらが広がっているものなどいろいろある。
 このように「菊文化」が盛んなのは江戸時代以来のことだと思うけれど、江戸の庶民って、生活は楽でなかったはずだけれど一方でこのような文化を楽しんでいたわけで、その意味ではかなり豊かな精神生活を送っていたのでしょう。
 甲冑のような衣装を着ている家族連れもいる。七五三からみのイベントなのでしょうか。
 この手のイベントには必ず猿回しが来ているけれど、やはりいた。
 
 そして、今年、各地の菊まつりの多くでテーマになっているであろうものはこれ。鎌倉殿の13人です。
 源頼朝、北条政子、そして北条義時の衣装が菊で表現されている。
 それぞれの顔は・・・うううん、ちょっと似ていない。たぶん、毎年の使い回しなのでしょう。去年は渋沢栄一だったのだろうか。
 屋台もたくさん出ている。150円の揚げまんじゅうを買って頬張る。当たり前だけれど熱い。それにしても、まんじゅうという、既にそれ自体が完成品であるものにさらに「揚げる」という一手間をかけることで新たな生命を与えるという発想はすごいと思うのです。
 
【無縁坂を上る。】
 春日通りに出て東に向かってから左折し、旧岩崎邸に向かう。せっかくなので有料スペースになる手前のところまで行ってみる。この中には前にも入ったことがあり、なかなかすごかった記憶がある。明治時代にはとにかくたくさんの人が集まれる場所として重宝がられていたらしい。そういえば、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で岩崎弥太郎の屋敷として、また、「いだてん」では三島弥彦の実家として出てきたのでした。
 
 足裏に どんぐり感じて 岩崎邸
 
 ここを出て無縁坂を上る。この坂が有名になったのは森鴎外の作品に登場するからだけれど、やはり「無縁坂」と言えば、さだまさしですよね。この曲を口ずさむと家族から「暗い」とひんしゅくを買うのです。でも、よくできた曲だと思う。さだまさしの曲をそんなに知っているわけではないのだけれど、私が一番好きなのはこれだな。
 今回も、もちろん頭の中ではこの曲がぐるぐる回っている状態で、無縁坂を上ったのです。後ろだけは見ちゃだめ。
 
 途中、講安寺に立ち寄る。大変珍しいことに土蔵造りの寺なのです。江戸は火事が多かったのでこういう造りにしたとのこと。でも、そうなら他の寺もそうしたと思うのだけれど、どうしてここだけそうしたのだろう?という疑問が残る。たまたま住職さんが先進的な人だったということ?
 
【東大構内】
 無縁坂を上っていくと、右側が長い塀になる。ここから向こうは東大の敷地。入り口もあるけれど関係者以外の立ち入りを禁ずる旨の注意書きも書かれている。
 
 くねくねと曲がって春日通りに出て少し西に進むと今度は右手にすごい建物が見えてきた。これ、確か隈研吾さんの設計によるもの。ここにはスイーツのお店もあると読んだことがある。入ってみましょう。
 ここの入り口には部外者がどうこうという注意書きは見当たらないし、門番らしい人もいない。
 
 この建物はダイワユビキタス学術研究官というらしい。スイーツのお店らしいものは閉まっている。土曜日は休みか。
 「ダイワ」というのはダイワハウスのことだろうか?他に有名な企業を知らないのだけれど、そこの寄付口座ならぬ寄付研究所ということなのだろうか。それはともかく、最近は「ユビキタス」という言葉をあまり耳にしないような気がする。当たり前になったので使わないのか、一時のブームに過ぎなかったのか、あるいは私が知らないだけなのか。
 
 せっかくなので構内を少し歩きましょう。
 えっ?こんなところに出入り口があったの?という場所もあった。わからないものですね。
 
 赤門は耐震調査のためということで白いカバーで覆われていた。
 東大グッズの販売所もある。人気があるのでしょうか。
 
 総合図書館から法学部周辺を進むと安田講堂に出る。今日は公開講座をしているらしい。
 驚いたことには、周りで多くの人が安田講堂や銀杏並木の写真を撮っているのだが、聞こえてくるのが(おそらく)中国語ばかりであること。なんだか、コロナ前の大阪・心斎橋周辺を連想してしまった。中国自体はゼロコロナ政策を堅持しているので海外旅行はなかなかできないはず。ひょっとしたら台湾からの観光客だったりするのだろうか?
 安田講堂から正門までの銀杏並木は木によってまばらではあるけれどかなり黄色くなっていて、みごと。
 一方、匂いも激しい。ちょっとこれはしんどい。
 
【食堂もり川】
 せっかく本郷に来たのだから、お昼はチェーン店とかではなくこの場所に根付いているお店にしよう。と思って、「本郷 孤独のグルメ」で検索したら、東大の学食が出た。テレビ版ではなく原作に登場するらしい。
 それも何だかなあと思い、今度は「本郷 植野食堂」で検索したら、2軒ヒットした。本郷郵便局近くの「食堂もり川」と菊坂の「ゑちごや」。
 近くなので、「食堂もり川」の方に行くことにする。本郷郵便局の脇の道を入ってすぐ。
 
 階段で少し上ったところに入り口がある。案内するので店の外で待っていてくれとの表示が出ている。階段の中頃の、「え?」という感じの微妙な位置に立っている人がいるので尋ねてみると、並んでいるとのこと。なのでその人の後ろに並ぶ。
 すぐに中に通され、まず食券を買う。
 植野食堂では牛肉煮込みを紹介していたのだけれど、それっぽいメニューが見当たらない。いろいろな種類の定食がある中、豚肉生姜焼きの定食にしてみる。1,030円
 ああ。これは文句なしにうまい。まさにしょうが焼き!という味。
 おかずの煮物がついている。これはちょっとしょっぱいと感じる。学生向けだから塩味を強くしているのだろうか?
 確かにこれはおいしい。本郷に散歩に来ることはきっとまたあると思う。そのときにはまた立ち寄りたい。(とはいえ、ゑちごやも気になるのだが。)
 本郷通りに戻って南に進むとカバーの掛かっている赤門をさっきとは反対側から見られる。
 
【菊坂】
 菊坂を下りていく。そもそもなんで菊坂なのだろう?
 何かのいわれはあるはずだけれど、今の時期に菊まつり的なことをやっていないのはちょっと残念ではある。
 
 この坂も本当は見所はいろいろあり、脇道には金魚専門店があったりして面白いのだけれど、今日はまだまだ先が長いので素直にハイキングコースを進むことにする。
 とはいえ、左の細い道に入り込む場所がちょっとよくわからない。適当に入ったら結果オーライだった。宮沢賢治が部屋を借りて住んでいた場所とのこと。毎日、日蓮宗の布教の活動をしていたのこと。
 
 再び菊坂通りに戻って進むと旧伊勢屋の建物がある。内部の公開をしているのだけれど、一度にたくさん入れないので外で待っているようだ。ここは前に一度入ってみたことがある。ここは樋口一葉が通った質屋として有名。
 そういえば、今日は行かなかったけれど、菊坂の近くに樋口一葉の住居跡というのもあったように思う。
 
 ふと伊勢屋の反対側を見ると、ここに「ゑちごや」がありました。上野食堂では五目そばを紹介していたのだけれど、そういうものと甘味の両方を扱っているお店。豆大福とかが気になるのだけれど、今日はまだ先が長いのでここはスルー。次に本郷に来る機会があったら、ゑちごやと食堂もり川のどちらを食べることになるのだろうか。大いに悩みそう。さすがにはしごは無理だと思う。
 
【いり豆】
 白山通りに出ようと歩いていると、豆菓子屋がある。
 これは通り過ぎるわけにはいきませんね。
 いろいろな種類の豆菓子が1あって、見ているだけでも楽しい。そして、店頭で豆を煎っていて、これも見ていて楽しい。
 でも、見ているだけではお店の人は楽しくないはず。豆菓子を何種類か買ったのでした。
 
【白山通り】
 白山通りに出る。左の遠方には後楽園ゆうえんちが見えるし、向かい側にはこんにゃく閻魔に向かう道がある。でも、今日は右の方すなわち北の方にまっすぐ進む。
 まいばすけっとの近くに、樋口一葉終焉の地があるということなので気をつけて歩いたのだけれど、それらしいものが見当たらない。戻ってきたら、まいばすけっとのすぐ脇にあった。
 
 白山下から坂を上っていく。
 この坂の脇には白山神社があって、あじさいの時期には大変混むのだけれど、今回のハイキングコースでは立ち寄ることになっていないのでそのままスルーする。
 
【向丘から千駄木へ】
 白山上から向丘に進み、本郷通りに戻り、今度は南に向かう。
 このあたりは40年ほど前に、毎日通っていた道。だけれど光景の記憶があまりない。でっかい布袋様もあるのだけれど、全然覚えていない。40年以上古いもののように思われ、であれば当時もあったはずなのだけれど。
 
 向丘1丁目で左折し、日本医科大学への坂を下りていく。
 このまま下りていけば根津神社に出られるのだけれど、今回はそこまで行かずに医科大学病院の手前で左折する。
 そういえば、医科大学病院では一度手術を受けたことがある。あれはもう10年くらい前のことだろうか、足に変なできものみたいなのができて、気になっ000て整形外科に行ったら、このできものは脂肪の塊で特に問題があるものではないけれど気になるなら切ってしまいましょう、ということでこの病院を紹介されたのです。手術は日帰りで終わり、特にその後も問題は生じていない。
 
 そんなことを思い出したのだけれど、曲がり角に和菓子屋があった。一炉庵というお店。
 これは見過ごせませんね。
 入ってみると、季節の生菓子などいろいろ売っている。「全国和菓子協会会員証」も飾られている。
 「猫のひとりごと」というお菓子を買ってみる。(あとで調べたところでは、夏目漱石がこの店に通っていたとのこと。)
 
 そして少し歩くと、夏目漱石旧居跡(猫の家)がある。なるほどここに住んでいたのならば、先ほどの和菓子屋さんに毎日かよってもおかしくないね。
 猫のオブジェがある。
 
 ここからさらに進むと左手には光源寺がある。ここの大観音様には何度もお参りしている。後でまた来ましょう。
 さらに進むと右手に養源寺がある。
 ぱっと見たところ、特に変哲もない普通のお寺。漱石の「坊ちゃん」の清の墓がここにあると書かれているらしいのだけれど、だからどうした、ということもなさそう。ヨガ教室をやっているらしい。
 
 先ほど通り過ぎた光源寺に戻る。ここの観音様はすばらしく大きく、そして、黄金色に輝いておられる。ありがたいことです。
 
 ここから千駄木に向かって団子坂を下りていく。坂の名前については、昔団子屋があったからというのと、急な坂で、転ぶと泥で団子みたいになるからというのがあるとのこと。それにしても、今の団子坂に団子屋らしいお店がないのは残念。
 
 右側に異様なコンクリートの塊が現れるのだが、これが森鴎外記念館。前に入ったことがあるので、今回は入り口を見るだけにして、さらに団子坂を下りる。
 
【こじゃれたカフェ】
 坂を下りきった角に、ちょっとおしゃれな感じのカフェがある。今日の散歩はあと少しで終わりなので、このあたりで休憩を取りましょう。
 「Fwatty Cafe」というお店。「フワッティ」と読むのでしょう。でも、こういう単語、英語にないのではないかしら。ネット辞書で調べたけれど出てこない。ひょっとしたら、日本語での「ふわっと」という語感をそのまま横文字にしたのかもしれない。知らんけど。
 本日のコーヒーを注文。コロンビアでした。それとプリン のセットで1,000円
 プリンは驚くほどなめらか。上にはキャラメルソースではなくクリームがのっているのだけれど、ここまで繊細でふるふるしているのだからそれで正解。
 プリントは別の皿にババロアみたいなのもついて、そのジャムがおいしい。でも、ひょっとしたらこれをプリンにのせて食べるべきだったのかも。
 コロンビアは酸味がほどよい。コーヒーの種類にはまったく無頓着なのだけれど、このコロンビアはおいしいと感じた。そういうものにこだわってみるのも楽しいのかも。
 なかなか良い感じのお店でした。ただ、暖房が強すぎたのか、店内がやや暑かった。それさえなければ。
 
【谷中銀座】
 さあ、今日の散歩もあと少し。不忍通りを北上し、谷中銀座のところで右折。
 予想していたけれど、かなり混み合っている。この時間帯なので(というか時間帯は関係ないか。)、立ち飲み屋さんは賑やか。肉屋で惣菜を買ってそれを隣の立ち飲みスペースに持って行くというシステムらしい。
 ここにはいろいろなお店がある。特に、お惣菜屋さんとスイーツ屋さんに行列ができていたりする。
 商店街の終わりは階段。有名な「夕焼けだんだん」です。
 階段を上って後ろを向くと、おお!なるほど、こういう感じか。まさに「夕焼け」。たくさんの人が写真を撮っている。
 
 階段から日暮里駅までの間もいろいろ面白そうなお店がある。このあたりは本当に活気にあふれている。
 
 日暮里駅に到着して、今日の散歩はおしまい。
 
 それにしても、神田から日暮里まで歩くなんて、自分ではなかなか思いつかない。こういう企画をたててくださった方々には感謝。
 それはともかく「学生駅ハイ」というのだけれど、この地域は大学だらけで、どの大学の企画なのかがわからなかった。素直に考えると東大なのだろうか。
 
 

【今日の天気】晴れ 日差しに当たると結構暑い。

【今日の一日】5:30起床 23:20就寝

【今日の体調】体重 73.2㎏

【今日の歩数】32,138歩 22.5㎞

 

【今日の朝ご飯】駅前のパン屋のパン

【今日の昼ごはん】豚肉生姜焼き

【今日の夕ごはん】鶏南蛮そば