※産経新聞
板橋区は平成23年度事業で、発達障害について療育に至るまでの支援を行う中核的施設「子ども発達支援センター」を開設する。
乳幼児や児童の発達障害に特化した専門相談窓口を設置するとともに、本人や保護者への早期支援体制を確立し、支援が適切かつスムーズに教育機関へ移行されるようにするのが狙いだ。
発達障害には、学習障害、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)などがある。周囲の人に理解されにくいため叱責されることが多く、子供がやる気や自信を失い、不登校などを引き起こすケースもある。
同センターは、区内の心身障害児療育機関の運営法人に置く方向で調整中。
5月に委託契約を結び、7月に事業をスタートさせる方向だ。
発達障害に特化した施設の設置は、23区内では世田谷区に次いで2番目。
ただ、世田谷の施設が療育も実施しているのに対し、板橋の方は相談や各機関の連携に力点が置かれている。