本日も大阪市阿倍野区方面へお参りに行ったのですが、その前に

『四天王寺』へ立ち寄ってきました。

 

このお寺は、実は私にとっては深い縁がありまして、何を隠そう、私は四天王寺国際仏教大学(現・四天王寺大学)卒です。

そしてこれまで毎週、阿倍野区へ来ていたお参りは、その大学時代の旧友の中陰供養でした。

 

 

今日はいよいよ六七日(ろくなのか)忌で、彼のこの現世での旅路はいよいよ残り1週間となります。

そのお供養の為にも、旧友と私にとってこの深いご縁のある四天王寺で、最後に彼に手渡す御朱印をいただくための参詣でした。

 

しかし振り返ってみると、私がこの四天王寺にお参りするのは、大学の時に来た…のかもしれない💦ぶりです。

そのためか境内に入ってみても、懐かしさを感じることは全くありませんでした。

おそらく私は、ダメな生徒だったのでしょう…^^;

 

さて、まあ大学時代は不勉強な私でしたが、僧侶になってからそれなりに勉強しましたので、今日はこの四天王寺の中でも特に『西門』を拝観するのが楽しみでした。

 

【四天王寺の詳細はこちら】↓

 

 

 

この四天王寺の西門は、普照院の宗派「時宗(じしゅう)」開祖一遍上人の絵巻(一遍聖絵)にも登場します。

西大門(極楽門) | 四天王寺QRガイド

 

 

上の画像が聖絵のその場面ですが、一遍上人が西門を出た辺りで念仏札を配っておられます。

そして画像の左端が切れてしまっていて見る事ができませんが、実際にはこの西門の先には石鳥居が描かれており、今も現存しています。

また当時その鳥居の先は、もう海岸線(大阪湾)だったそうです。

 

 

上写真は境内側から見た西門内で、奥に石鳥居が見えます。

つまりその鳥居の向こうにあるビル群は、昔は海面だったということですね。

 

また写真の門の左右の格子の中には、観音菩薩・勢至菩薩の絵がお祀りされていました。

まさにその西門の先には、これから旧友が行く「西方極楽浄土」であるということなのでしょう。

(②へ続く↓↓)

 

 

合掌

 

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