令和6年8月13日(火)
岳沢小屋~天狗沢~天狗のコル~ジャンダルム~ロバの耳~馬の背~奥穂高岳~穂高岳山荘~
ザイテングラート~涸沢ヒュッテ~本谷橋~横尾~徳沢~明神~河童橋~上高地 4日目 その1
午前4時過ぎに起きて顔を洗って歯を磨いて、表に出るとまだ真っ黒。
そして「モルゲンロート」(朝日に照らされる山並み)を撮影する為に
日の出の時間は午前4時50分なのでまだ時間はあるが
西側の穂高の山並みは雲もなく視界は良好なので、ベストポジションを確保して
GoProとデジカメをセットして待つ。
しばらくすると、反対側の東の空が明るくなってきて朝日が昇り始めるが
その朝日を遮るように雲が覆っていて太陽の光が届かない。
それでも諦めずに待つが、朝ご飯の時間が近づいてきて焦る。
結局、日の出の時間が過ぎても「モルゲンロート」は現れないので
残念だが諦めて、朝ご飯を食べに食堂に行く。
すると、隣の席に昨日の夜に会ったプロカメラマンの年配の夫婦が居たので
「モルゲンロート」が見れなかった事を話し、昨日の夜に撮った星空の写真と
「スタートレイル」の動画を見てもらったら「キレイに撮れてますね」って褒められた。
まあ、社交辞令だと思うがプロに褒められたのでチョット嬉しかった。
と言う事で、今日の朝ご飯。
朝ご飯を食べた後は部屋に戻って着替え、「涸沢ヒュッテ」を後にして午前7時に下山開始。
しばらく登山道を下り、途中で振り返ると遠くに穂高の山並みがキレイに見えた。
そして、途中までは普通の登山道だったが途中からは岩場ほどではないが
岩がたくさん増えて来たので気を付けて降りていた。
そんな中、右側を歩いていた70代位の年配の夫婦とすれ違った時に
旦那さんの方が50cm位の岩の上から後ろ向きに自分の方に倒れて来た。
ビックリしたが真横だったので、とっさに旦那さんのバックパックを両手で支えたので
なんとか転倒を防ぐ事が出来た。
「ありがとうございます、すみませんでした」と奥さんにお礼を言われたが
旦那さんの方は何が起こったのか分かっていないようで「何?何?」って感じだった。
年配の方が転倒や滑落で救助される事はよくあるが、もしかしたら今回の様に
自分でも何が起こったか分からずに転倒しているのかもしれない。
ただ、もし倒れてきた事に気付かなかったり、支える事が出来なかったら
自分もまきこまれて2人とも転倒して、左側の谷に落ちていたかもしれない。
谷に落ちてなくても、普通の登山道だったのでヘルメットを被ってなかったので
岩に頭をぶつけていたら大変な事になっていたかもしれないので
倒れてきた事に気が付いて本当に良かった。
自分は滑落も転倒もした事は無いが、岩を踏み外したり浮石で転倒すると思っていた。
なんで倒れて来たのか見てなかったので分からないが、岩の上に乗ってバランスを崩したので
後ろ向きに倒れたのだと思うが「明日は我が身」だと思って自分も気を付けようと思った。
と言う事で、2時間ほどで「本谷橋」に到着。
ココは涸沢カールから降りて来た人と上高地から涸沢カールに行く人の休憩場所になっている。
そして、行動食を食べてエネルギーを補給して少し休憩して出発。
ココからはアップダウンはほぼ無い登山道なので、登山と言うよりハイキングって感じで
景色を眺めながらノンビリと歩く。
そんな中、1時間ほどで横尾大橋を渡って「横尾」に到着。
ココは「涸沢カール」に行く人と「槍ヶ岳」に行く人と「常念岳」に行く人の
分岐点なので、キャンプ場や休憩所やトイレもあり、宿泊できる「横尾山荘」もある。
そして、念の為にハイドレーションに水を補給して、行動食と塩飴を食べて
少し休憩した後に「徳沢」に向かう。

















































