令和6年8月13日(火)
岳沢小屋~天狗沢~天狗のコル~ジャンダルム~ロバの耳~馬の背~奥穂高岳~穂高岳山荘~
ザイテングラート~涸沢ヒュッテ~本谷橋~横尾~徳沢~明神~河童橋~上高地 4日目 その2
念の為にハイドレーションに水を補給して、行動食と塩飴を食べて少し休憩をして
すると、歩き出してスグの「中信森林管理署」の横には「岳」のノボリがあった。
そして、梓川沿いをノンビリ歩き1時間ほどで「徳沢」に到着。
ココで名物のソフトクリームを食べて少し休憩。
すると、CW-Xに穴が開いているのを発見。
でも、厳しい穂高の稜線を超えて無事にココまで来れたので見なかった事にする。
そして、この「徳沢」は上高地から2時間ほどで来れて道も平らなので
観光客や家族連れもたくさん居る。
と言う事で、そんな観光客やテント泊で楽しむ人たちを眺めながら
「明神」に向かって歩いていると、道の脇に野生の猿がたくさん居た。
そんな様子を「アメージング!」と叫びながら外人の団体さんが写真を撮っていた。
でも、そんな叫び声に全く動じず猿たちは黙々と「毛繕い」をしていた。
そして、1時間ほどで「明神」に到着。
通常は、このまま真っ直ぐ歩いて行くのだが、先日の豪雨で道が崩壊して通れないので
右に曲がって「明神橋」を渡って対岸にある木道を歩いて「河童橋」に向かう。
そして、1時間30分ほどで「河童橋」に着いたが、ビックリするぐらい観光客が居て
ガッツリ登山装備の自分が恥ずかしくなるくらいだった。
そんな中「河童橋」を渡って、バス待ちの行列の最後尾の横を通って
午後3時にバスターミナルに到着。
そして、午後3時30分のバスに乗って「あかんだな駐車」に向かい
午後4時、無事にヴェル号に到着。
でも、バックパックを降ろして写真を撮っているとパラパラと雨が降って来たと思ったら
スグに大雨になったので、慌てて荷物を車に入れて中に入って着替えた。
バス停からヴェル号まで歩いて5分位だったので、もう少し遅かったらズブ濡れに
なっていたので、ぎりぎりセーフだった。
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ハイク時間30時間、標高差1684m、総歩行距離32kmの行程でした。
そして、なんとか無事に「3泊4日 北アルプス縦走登山」を終える事が出来ました。
今回は、去年の反省を生かさないとダメだと思い、まず最初に荷物を減らす事を考えました。
と言うのも、去年はハイドレーションの水3Lを含めて20kgオーバーでしたが
日帰り登山の時は10kgなので、いつもの倍以上の重たいバックパックを担いで
なんとか槍ヶ岳まで登りました。
でも、穂先に登る時に軽量のアタックザックにレインウェアと非常食とデジカメを入れて
全く身体に負担のない状態で担いで登り口まで歩き出すと、ウソみたいにサクサク歩けて
穂先まで登っている時もスゴク楽でビックリしました。
当たり前の事ですが、重たいバックパックだと歩くのも岩を登るのも
身体にスゴク負担が掛かっていると改めて感じたので
今回はとりあえず荷物を減らしてバックパックを軽くしようと思いました。
ただ、去年は3泊4日で山小屋を移動するのは初めてだったので
結局使わなかった物があったり、山麓は暑いけど山小屋や稜線は寒いと思い
夏仕様と冬仕様の両方のウェアや、毎日着替える為に登山用の靴下も
部屋用の靴下も下着も4日分持っていきました。
でも、今回は去年より街中は更に猛暑だったので穂高も寒くないと思い
寒ければゴアテックスのレインウェアやビバーク用の薄手のダウンを着ればイイので
冬仕様のウェアは持って行かず、着替えも予備の1セットだけで
その他も色々と断捨離したら、去年より5kg以上軽い15kgに納まりました。
と言う事で、バスで上高地に着いてバックパックを担いで歩き出すと
ビックリするくらい去年より軽くて、登山道を歩くのも稜線を歩くのも岩場を登るのも
全然負担になりませんでした。
しかも、2日目は13時間掛かって疲れましたが、スケジュールも余裕を持って計画したので
1日目と3日目は昼前に山小屋に着いて、ウッドデッキで景色を見ながらお昼ご飯を食べて
コーヒーを飲んでノンビリできたので、体力的にも精神的にもかなり回復できました。
と言う事で、今回の体力的や精神的なキツさは去年の半分以下だったので
去年の反省を生かす事ができて天候にも恵まれて、何故か筋肉痛にもならなかったので
それなりにキツい事もあったけど、スゴク楽しい「3泊4日 北アルプス縦走登山」でした。
今回の教訓
1、涸沢ヒュッテには、テント泊の東南アジアの若者の団体がたくさん居る。
2、巨大なバックパックを担いだ大学生の団体に大きな声であいさつされると
青春ってイイなと思う。
3、穂高の稜線は全部岩や石で、普通の登山道の様な土は全く無い。
4、穂高岳山荘で、夕日と星空と朝日を見れば良かったと後悔する。
5、北アルプス縦走登山を完走して体力がついたと思ったが、駅の階段を登ると息が切れる。
6、結局1番キツかったのは、岳沢小屋から天狗のコルに向かう天狗沢の登り。
7、なんだかんだ言って、登山はバックパックの重さですべてが決まる。
知らんけど。
















































