令和7年7月19日(土)リトル比良 縦走(涼峠~寒風峠~嘉嶺ヶ嶽~岩阿砂利山~岳山)
今日は、先日購入したカリマーのストックとソニーのデジカメHX10Vのシェイクダウン。
同じメーカーのカリマーのバックパックとお揃いの色のストックでテンションが上がる。
と言う事で、JR湖西線の「北小松駅」前の駐車場を午前7時に出発。
「えっ?軽っ!」
歩き出して最初にストックを振り出した時、前のストックより明らかに軽く感じた。
長い物全般に言える事だが、ストックの場合は先端のバスケットの方に重心があると
重く感じて、手で持つグリップの方に重心があれば軽く感じる。
今まで使っていたストックもカリマーのストックも、両方ともほぼ同じ重さだが
重量バランスの差なのだろうか、カリマーの方が軽く感じる。
そんな事にチョット感動しながら、高架の下を潜って坂を登り「比良げんき村」の前を抜ける。
そして「楊梅の滝」へ行く分岐に出るが「くま出没注意」の看板を見てちょっとビビる。
と言う事で、分岐の左にある橋を渡って登山道に入る。
少し登ると東屋があって、そこから遠くに「楊梅の滝」が見えた。
更に登ると「食べたら5分以内に息絶える」毒キノコを今回も発見。
知らんけど。
そして、そこからドンドン登り「涼峠」を通過して沢の中を抜ける。
そして、暫く登ると「岩阿沙利山」に到着。
でも、特に展望もないのでそのままスルーするが、とりあえず三角点にタッチ。
更に登り「鳥越峰」を抜けて、午後1時に「オウム岩」に到着。
そこからは、高島の街並みと琵琶湖がキレイに見えた。
と言う事で、ココでお昼ご飯を食べる。
本当はココからドローンを飛ばしたかったが、帰りは「近江高島駅」から電車に乗って
「北小松駅」まで戻るには1時間に1本しか電車が無くて、今からだと時間的に
ちょうど乗れそうで、タイミングを逃すと駅で1時間待つ事になるので下る事にした。
と言う事で「岳山」を抜けて「岳観音像跡」を抜けてドンドン下ってシダの中を抜ける。
すると、大きな砂山が目の前に現れた。
その砂山に登山道が繋がっていたので、近くに行くと足跡があった。
と言う事で、その砂山を登るが砂浜のような砂で足元を取られる。
それでも何とか上まで登って下を見ると、降りている足跡があったのでそのまま下った。
でも、その先に登山道はなかった。
周りをよく確認してみるが、やっぱり登山道はない。
どう考えても、このまま進むのは危険なので一旦登り返す事にした。
でも、足元が崩れて中々登る事が出来ず、ヒザと手を何度も付きながら登るが
ザックの前に付けてるデジカメフォルダーからからデジカメが落ちて
地図アプリを見る為に右のポケットに入れているスマホも落ちて
両方とも砂まみれになってしまった。
ちなみに、両方とも紛失防止の為にストラップが付いている。
そして、息を切らしながら上まで登って、スマホとデジカメに息を吹きかけたり
振ったりして砂を取るが、ボタンの隙間の奥まで取れなくて
このまま使うと傷だらけになりそうなので、ここから先の写真を撮れなくなってしまった。
と言う事で、登った上からこの砂山に続く登山道を見ると
この砂山じゃなくて、シダが生い茂る方にうっすら続いているのが見えた。
仕方ないので、また砂に足元を取られながら登山道まで下りると
普通に登山道がその先に続いていた。
と言う事で、そこから40分ほど下って反対側の登山口の横の「長谷寺」に出て
そこから街中を抜けて「近江高島駅」に到着。
予定の電車には乗れなかったが、30分ほど待つと電車が来たので「北小松駅」まで戻り
午後5時、無事にヴェル号に到着。
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ハイク時間10時間、標高差658m、総歩行距離21kmの行程でした。
標準時間は8時間ですが登るのが遅くて、しかも砂山に行ってしまったり
電車を待ったりしたので10時間かかってしまいました。
それよりも今回反省しないといけないのは、思い込みは危ないと言う事です。
たぶん大きな砂山が目の前に現れて、何だろうと思ってみんなが行っているのか
実際に下の草が剥げて登山道が続いていました。
でも、いつも分岐点では地図アプリで必ず確認しているのですが
砂山に登山道が続いていて、その先に足跡もあったので確認せずに登ってしまい
そして、上から見るとその先にも足跡があったので、そのまま下ってしまいました。
スグに地図アプリで確認したけど、登山道の真横だったので地図アプリでは
登山道の上に居る感じになっていて、この先に登山道があると思い込んでいたので
間違っていると思わずに「なんで?なんで?」と思ってしまいました。
以前は紙の地図とコンパスで小まめに確認しながら慎重にルートをたどっていて
もちろん今も紙の地図とコンパスは持って行ってますが、地図アプリを使うようになってからは
自分の現在地も進む方向も分かるので、登山道を間違える事はないと思ってしまい
安心してしまっていたのかもしれません。
と言う事で、今回の事を教訓にして今後は今まで以上に慎重に行動したいと思います。
追伸
先日購入したHX10Vを今回使ったのですが、電源を押してからの立ち上がりも
シャッターを押せるまでのタイムラグも、電源を切ってからの時間も
すべてHX7Vよりも早くて快適でした。
その中でも一番ビックリしたのは、以前使っていたHX10Vで取った画像は
ブログにアップする時に、編集ソフトで明るさを3段階くらい上げないと暗くて
編集しなければ、葉っぱや木の模様が暗くて色がベタっとして鮮明じゃなかったです。
でも今回は、撮ってスグに本体の液晶画面でも分かるくらいに明るく撮れていて
葉っぱ一枚一枚ももハッキリと分かるくらいに鮮明で、今回アップしたほとんどの画像は
編集ソフトで明るさを上げずにそのままアップしました。
と言う事で、カメラの事は全然詳しくないのですが、長年使っているうちに
明るさを感じるセンサーの調子が悪くなっていたのかも知れません。
知らんけど。
今回の教訓
1、ストックが軽く感じてもハイクが速くなるとは限らない。
2、登山口までの軽い上りで息が切れて何度も立ち止まる。
3、超ローカルな登山ルートは途中で反対の登山口から来た夫婦1組とすれ違うだけで
他に誰とも会わないし誰にも抜かれない。
4、だから移動中は熊ベルをずっと鳴らし続けて時々エマージェンシーホイッスルを鳴らして
自分の存在を知らせる。
5、1時間に1本の電車に間に合うように急ぐと登山道を見失う。
6、砂まみれになったスマホとデジカメは帰ってから100均のエアブラシで砂を飛ばす。
7、遭難の原因の第1位は道迷いだが、それは思い込みが一番の原因だと思う。












































