令和8年8月9日(日)立山駅 → 美女平 → 室堂 → みくりが池 → 雷鳥沢キャンプ場 →
剱御前小屋(別山乗越)→ 剣山荘 → 剱岳(富山県)その5
その後も何度か岩場をクリアして午前8時30分、2つ目の平らな場所「剱御前小屋」に到着。
標準タイム1時間の所を2時間30分で行けたので想定内だ。
ここでエネルギーを補給して塩飴を食べて少し休憩。
ココからは昨日登って来た「雷鳥沢」を降りるか右側の「新室堂乗越」を降りるか
どちらの方が左足に負担が掛からないか考えたが、先ほど会った4人組に
「新室堂乗越の方が緩やかで岩場が少ないので、私たちはそちらから降ります」
と教えてもらったので、自分も同じルートで降りる事にした。
と言う事で、右側のルートを進むとしばらくは稜線だったが岩場が出てきた。
いつもなら軽くストックをつきながらスタスタと降りていくが、今はそれが出来ない。
登りは自分のタイミングと重心移動で登る事が出来るが、下りは体重が掛かかるので
左足をつくのを慎重にならないと、これ以上痛みが増したらその場で動けなくなる。
ココまではずっと登りだったので、左足を使わないコツがだんだんと分かってきて
それなりにクリアできたが、ココからは下りなので早くコツをつかまないといけない。
と言う事で、これも本当はダメだけどストックを伸ばして体重を預けて右足を降ろして
その状態で左足を そ~と 降ろす。
でも軽い段差なら大丈夫だが、1m以上の段差ではこの方法は使えないので
降りる前に腰を下ろしてお尻をついて、右足を下におろしてついて降りたり
後ろ向きになって両手で身体を支えながら降りたりして、なんとかクリアした。
そんな事をしながら少しずつ下りのコツをつかんで降りていると
下から登って来た登山者に「槍ヶ岳が見えますよ」と教えてもらった。
すると、雄山と龍王岳の鞍部に建つ「一の越山荘」の向こうに「槍ヶ岳」がキレイに見えた。
そして、岩場をなんとかクリアしながら稜線に出ると「奥大日岳」が見えた。
左下を見ると、遠くに「雷鳥沢キャンプ場」が見えた。
なんとか、あそこまで行かなければならない。
そして、そこから振り返ると「別山乗越」から、かなり下って来た事が分かる。
でも、安心するのはまだ早い。
と言う事で、3つ目の平らな場所「新室堂乗越」に着いたが座る所が無くて
地べたに座ってバックパックを降ろすと立ち上がれなくなるので
大きな岩に寄り掛かって休憩。
とりあえずエネルギーを補給して塩飴を食べて、本日2回目の痛み止めを飲む。
そして、ココから左に曲がって更に下ると、遠くに木道が見えた。
あそこまで行くと平らだし岩が無くて足元も安定するので、気合を入れて岩場を下り
なんとか木道に出て一安心。
でも、その木道を進むと途中で沢が目の前に現れ、真下に3m位岩場を下って
向こう側に登り返さないと、その沢を超える事が出来ない。
もし、ここで転倒したら痛みを堪えてココまで来た事がすべて水の泡になる。
と言う事で、ストックを下について慎重に1歩目を踏み出そうとしたその時
沢の下流の土手に黒い物が動いているのが見えた。
えっ? 何? 犬?
熊だ!
つづく・・・。














