2003年 2月8日(土)9日(日)西日本西部地区大会 広島県 芸北国際スキー場 SBX
この年の西日本東部地区大会は、平日2日間に行われる事になり
仕事を休めない自分は、土日に開催される西部地区の大会に出る事にした。
改めて新たに西部地区のチームに登録しなければならず
片っ端から電話して、なんとか広島のチームに名前だけ登録してもらう事ができた。
しかし、自分はこの前の大会で右の肋骨を2カ所骨折して
首と腰も痛めて全身打撲状態だった。
スノーボードどころか、私生活にも支障をきたしていた。
しかも、肋骨骨折は初めてで結構ナメていた。
コルセットをして、ほっとけばすぐに治るだろうと軽く考えていた。
甘かった。
折れている場所にもよるのだろうが、ベッドから起き上がるのさえ困難を極め
咳やクシャミをすると激痛が走って5分は動けなかった。
ちなみに、去年の夏に左の肋骨を5本骨折した時は全然平気だった。
もちろん、大会を諦める訳も無く芸北国際に向かった。
痛み止めを飲んで、とりあえずインスペクションを滑ったが何とかなりそうだった。
でもランディングに失敗したり、ミスした後のリカバリーではキツかった。
しかし、なんとか1回戦1位、2回戦2位で初めて2日目にコマを進める事ができた。
着替えを済ませて翌日の準備をしていると、痛みと疲れが一気に全身を襲い
食事を取る事もお風呂に入る余力も無く、そのまま倒れ込むように眠りについた。
そして、朝から降り続いていた雪は、いつの間にか雨に変わっていた。
翌日目が覚めると、雨は止むどころか更にひどくなっていた。
昨日無理をしたせいか、体中に痛みが走っていたが
それでも、痛み止めを飲んで3回戦に挑んだ。
2日目の3回戦、スタートは完璧だった。
しかし、トップでバンクのインに入ろうとした瞬間、誰かが自分のテールにぶつかって
自分はスピンしながら、コースアウトしてしまった。
最下位。
でも、諦めず直ぐにコースに戻ってゴールまで全開で滑ったが
2人を抜くのがやっとだった。
4位。
3度目の挑戦は、他の選手との戦いに加え、体中の痛みとの戦いでもあった。
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2004年 2月7日(土)8日(日)西日本東部地区大会 兵庫県 ハチ高原スキー場 SBX
先シーズンが終了したあと、自分に何が足りないかいろいろと考えた。
その結果、もう一度一から体を作り直す事にした。
今まで通っていたスポーツジムを辞めて、新たなジムでトレーニングをする事にしたが
自分でトレーニングするのは限界があると思い、パーソナルトレーナー(個人トレーナー)
についてもらって体を作り上げた。
体力も筋力も筋持久力もパワーアップし、体はほぼ完璧な状態に仕上がった。
そして、UP-SPORTSのチーム員になって初めて西日本選手権に参戦した。
チームに少しでも恩返しが出来るように、なんとしても勝ち上がりたかった。
初日は1回戦1位、2回戦3位で無難に勝ち上がり2日目にコマを進めた。
2日目の3回戦
スタートゲートに着いて、勝ち上がる事だけを考えていた。
ゲートが勢い良く開き好スタート!
と思ったら、ゲートが開かずに思いっきり板をぶつけた。
SBXはスタートが最も重要なので、少しでもゲートが動いたらスタートを切るが
何故かゲートは開かなかった。
一度板を引いている間にゲートが開き、かなり出遅れた。
しかも、直後のテーブルのランディングで1人転倒していて避けきれず自分も転倒した。
最下位からなんとか4位まで追い上げたが、勝ち上がる事は出来なかった。
荷物を片付けて車に戻った後、あまりにも悔しくて暫らく何も出来なかった。
こうして、4回目の挑戦は致命的なスタートのミスにより、またもや3回戦で終了した。
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初めての挑戦は、悔しさと言うより、ただただ情けなかった。
2年目の挑戦は、ほとんど意識が無いまま終わってしまった。
3年目の挑戦は、痛みとの戦いだった。
4年目の挑戦は、完璧に体を作って挑んだだけにムチャクチャ悔しかった。
そして今シーズン、5年目の挑戦でやっと全日本選手権のキップを手に入れる事が出来た。
3年目のシーズンオフは、トレーナーと一緒にほぼ完璧な体を作る事が出来て
さらに、パワーを付けるのとスタートでの加速で少しでも有利になるようにと
3年計画で進めていた、良質な筋肉で体重を10kg増やす事に成功した。
オフのトレーニングが上手くいった事もあり、スゴク自信を持って大会に挑んだだけに
それまでとは比べ物にならないくらい、悔しさで一杯だった。
だから、どうしても今シーズンは全日本に行きたかった。
20才からの5年間ではなく、30才を過ぎてからスノーボードを始めて
暫らく普通のサンデーボーダーをして、そこからSBXを始めてからの
5年間だったので、1年1年がいつも勝負の年だった。
今の年齢で今の自分の滑りで、全日本選手権に行ける事は本当にラッキーな事で
もしかしたら、最初で最後のチャンスかもしれない。
と言う事で、2月27日と3月6日の大会をキャンセルして全日本一本に集中する。
普通に考えれば、全国から集結する強豪選手たちを相手に
1回戦を勝ち上がるのもかなり難しい事だと思う。
でも、簡単に負ける訳にはいかない。
3月1日(火)が公開練習で3月2日(水)が本戦だ。
明日仕事が終わってから、大会会場の妙高パインバレーに向う。
この5年間の想いを胸に、全日本選手権に挑む。