バレンタインデーの思い出? | HIRO'S DIARY vo3

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以前に投稿したブログです。なぜか消えてしまったので順番に再投稿しています

 

 

その日の朝、いつものように会社に向かう為に駅のホームで電車を待っていた。


何気なく後ろを見ると、少し離れた所で女の子がこちらを見ていた。
 

『????』
 

気になったので、もう一度振り返って見てみた。

 

まだ彼女はうつむき加減で、少し恥ずかしそうにこちらを見ていた。


よく見ると、手にはプレゼントらしきキレイな紙袋が。
 

『えっ?まさか・・・。』
 

自分は一度前を向いて冷静に考えた。

 

そして、気付かれない様に横目でもう一度そっと確認した。

 

すると、なんと彼女はゆっくりとこっちに近づいてきた。
 

『えっ?告白されんの?』


『オイオイちょっと待ってくれよ~ 急にそんなこと言われても困るで~』
 

自分は調子に乗って、少しニヤニヤしながら得意げに勝ち誇っていた。
 

「あの~・・・。」
 

とうとう彼女が声を掛けてきた。
 

「はい。」
 

人生最高の笑顔で振り返った。
 

「あの~・・・。」
 

まだ決心がつかないのか、彼女はなかなか話を切り出せないでいた。
 

「何か?」
 

彼女の気持ちを後押しをするように語りかけた。
 

「あの~・・・・。」

 

「はい。」

 

「コートの裾に、クリーニングのフダが付いてますよ。」
 

「はい?」
 

「裾にクリーニングのフダが・・・。」
 

コートの裾を見ると、メッチャ目立つところに思いっきしピンクのフダが付いていた。
 

「あっ、あっ、ありがとうございます・・・。」
 

自分は慌ててそのフダを引きちぎり、逃げるように電車に飛び乗った。
 

 

 

数年前の、バレンタインデーの朝の出来事だった。