つづき。 | HIRO'S DIARY vo3

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決勝 Aメイン (15周)

決勝前に各車を並べ各自がそれぞれのマシンをチェックする事前車検が行われた。



その後決勝レースの注意事項が説明され、最後に禁止されているグリップ剤が
塗られていないかチェックされ、各マシンのタイヤにクリーナーが吹かれた。



そして各車がコースイン。

今回は1人での参加だったのでコースに入ってマシン撮影。

予選1位から10位までのマシンがスターティンググリッドに並ぶ。



ポールポジションまでは5m程で十分に優勝を狙えるポジションだ。





「さあいよいよ本日のメインレース、GT2400クラスAメインが始まります!」

そんなアナウンスが流れ、選手紹介が行われている間に自分のマシンを撮ろうと
操縦台の柵から乗り出してデジカメで写真を撮っていると、

「ドライバーズ・・・オンザトーン・・・」

「ピーーーーーーーッ!」

え? 何? 何?

一瞬何が起こったか分からない。

すぐにプロポを持ってステアリングを握りスタートするが大きく出遅れて当然の最下位。
しかもステアリングと右手の間に大きな違和感が・・・。

慌ててスタートしたのでデジカメを持ったままステアリングを握っている。

更にそのデジカメは最新の薄型ではなくカマボコみたいに厚いタイプなので
ステアリングに指先がかろうじて引っかかっている程度。

全然上手く操作できない・・・。

普通の状態のプロポこんな感じなんですが、



デジカメと一体となったプロポはこんな感じです・・・。



そんな状況の中、無常にもレースは進行していく。

「って言うか、どのタイミングでこのデジカメをポケットに入れればいいん?」

「ストレートで入れればいいやん!」 って思うかもしれないが、
手を離してデジカメをズボンのポケットに入れてまたステアリングを握るまで
いくら急いでも最低2秒はかかる。

しかも序盤は混戦状態でストレートでも頻繁にラインを変えないと他車と接触してしまう。
そのまま壁にぶつかればそれこそ致命傷になる。

残された選択枠は4つ。

1、レースを優先してデジカメが壊れるのを承知でそのまま下に落とす。
2、操縦台の下で観戦している人に頼んで右手の中からデジカメをそっと抜いてもらう。
3、一旦止まってステアリングを握り直し再スタートする。
4、元々スゴク分厚いステアリングだと思ってそのまま最後まで走り切る。

でも、

1、トップ争いしているならまだしも、最下位争いの中でデジカメは犠牲に出来ない。
2、一応Aメインの選手なので恥ずかしすぎる。
3、レース中に一旦止まるのは中々勇気がいる事なんです。
4、そう思いたいのは山々なんですけど・・・。

そんな試行錯誤を繰り返している間に予選ではありえなかった大転倒を2回ほどして
レースが落ち着いてきた頃になんとか大きな障害物だったデジカメをポケットに
入れた時には既にレースは残り3周になっていた。

「さあ! これから!」

と思ってみても時既に遅く、アッと言う間にレースは終了。

結局一度もトップ争いに絡む事なく7位でフィニッシュ・・・。


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はいそうです。 大チョンボです。

勝手に思い込んでいた自分が悪いのですが、メインレースの
しかもAメインで選手紹介がないなんて普通はありえないです。

だから一瞬何が起こったか把握するまでに時間がかかりました。
そしてスタートで大きく出遅れてしまいました。

よくF1の中継でスタートの時に、

「おーーと! 1台ストップだーー! スタート出来なーーい!」

ってな場面がありますが、まさしくそんな感じでした。

でもマシントラブルでも何でもなくて単なる自分のミスなんですけど・・・。


今回の教訓


1、暑さ対策は大げさなくらいで丁度いい。
2、飲み物は余るくらい持って行く方がいい。
3、猛暑の中でオニギリは食べられない。
4、操縦台に乗ったら、いらん事をせずレースに集中する。
5、デジカメを薄型に買い換える。
6、って言うか日頃からデジカメを持ってステアリングを切る練習をする。
7、って言うかそんな事を考えているようでは次のレースも思いやられる。

 

 

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