日本語と中国語が混ざった本、
新しい試みだな、と思って
日本人会図書室にあったのを
借りて読んでみました。
読み終えてから最後に見つけて知ったのですが
第57回群像新人文学賞受賞作だったのですね。
「日本語を学ぶ中国人のため」という通り、
いろいろな単語、特にカタカナ表記の言葉を
中国語の単語に置き換え、ルビで日本語の
読み方がふられています。
上海で暮らす日本人父、中国人母との間の子が
主人公、彼の目線で書かれています。
ある日日本へ行くことになり、東京の秋葉原に
向かいますが・・・
前評判など全く知らずに読んだのですが、
何といいますか…私の勉強不足か、読書の
ジャンルが違うからか、この世界観を
あまり理解できませんでした。
また中国語に日本語の読み方は
こうあてているのか、と思いながら読んだら
あまり内容が頭に入ってきませんでした…
中国語かじっている身ですからそういうことが
起こりますが、中国語に全く触れたことがない
日本人の人にとってはどんな印象なのでしょうか。
と、私には少し難しい一冊でした。