北京愛情故事:2012年の北京にいる若者を描いたドラマ | やーしーの子育て記録

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9年間の北京生活を経て現在日本で男の子2人の子育て中。子供は2人ともサッカー少年です。隙間時間を見つけてハンドメイドを楽しんでいます。

や~し~の北京てくてく日記2


こちらで生活していて、中国人のいるところに行くことが多いので、

中国人向けのフリーペーパーを手にすることが多いです。

そこにいろいろ中国、香港、台湾のニュース、

政治関連から芸能までいろいろ紹介してあるのですが、

その中でこのドラマがとても人気がある、というのを読んで

早速見てみました。


大学からの友人である男性3人と、女性関係、また仕事での

奮闘などを描いたものです。

家が裕福で小さい頃から物質面では不自由しなかったけど

家庭内の不幸で家族との関係が思うように行かない人、

地方から熱心に勉強して北京の大学に上がって、そして就職して、

ふんばってなんとか成功をつかもうとする人など、

ちょっと「これはやりすぎやろ…」というシーンが所々ありましたが、

それでも全体的に今の北京にいる若者の姿、気持ちがよくわかりました。


最近読んだ『一句頂一万句』もそうですが、友人というか信じていた人に

ある日突然裏切られたり、味方がすぐ敵になり、

敵同士が別の目的で味方になり…中国の人間関係は思った以上に

複雑だなあと感じます…


描かれているのは大学を卒業して数年後の若者、

私と同じくらいの年齢の人達ですが、中国ではいわゆる80後、

1980年代に生まれ、その言動が社会で大きくとりあげられる若者世代ですが、

それでも今はもう90後、そして00後が出てきて、

自分達は特別な世代、そして若いと思っていたのが、

もうそう言っていられる年代でもなくなってきた、という焦りというか

矛盾も感じられました。

あと10年後、20年後には彼らの負担が急に大きくなります。

(一人っ子同士が結婚したら2人で4人の老人を介護しないといけない、

ほぼ家事をしたことがないこの世代の人が親を介護し、子供を育てられるのか)

そのときに彼らがもちこたえられるのか、これもまた社会の問題の

ひとつになるでしょう。


と、他人事のように言っていますが、じゃあ自分はどうなんだと言われると

自分もまだまだ子供だし、実際年齢と精神年齢がかけ離れているような…