●来るものも拒まず、去るものも追わず。あらゆる変化にあらがうことなく、流れのままに「いま」を生きるんだ。
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第9章 変化を受け入れ、「いま」を生きる
森羅万象の摂理は、常に動き続けることにあるよね。
片時も休まず変化しているのがこの世界なのに、解釈の世界に生きる人の心はそれに抗おうとしてしまう。
「個人」という自覚を持ち、命を「有限」ととらえているがゆえに、何かを「維持」することに重きを置いてしまうんだ。
物、感情、思い出、人格、習慣、信念。過去に経験した様々な「カタチ」を失うまいと、必死に「不変なるもの」にとどめようとしてしまう。
それはまるで、杯に酒をいっぱいに満たしたまま、それを溢れさすまいと、いつまでも保ち続けるような馬鹿馬鹿しさだ。
どれほど期待得て鋭くした刃物だって、いつまでも切れ味がいいままではないだろう?
お堂を金銀財宝でいっぱいにしたところで、いつまでも守り切れはしないさ。生活水準が増すごとに、今度はそれを失う事への怖れを抱えることになる。
富や名誉、現実や達成に浮かれて高慢になっていれば、いずれ自ら災いを招く。
「いま」という唯一実在するこの世界の中に、過ぎ去った流れを固定し、引き留めるすべはない。
流れは、常に新しいものへと変化している。無理に流れをせき止めても、よどみにしかならない。
何かを成し遂げたとしても、それはすでに「過去」、文字通り「過ぎ去ったもの」だ。
その成果を我がものとして、いつまでも抱えていたくなる気持ちはわかるけど、それがまた次なる苦悩の種にしてしまう。
「普遍なるもの」の中に「不変なるもの」は存在しない。
何かをそのままのカタチでとどめようと執着すれば、そこに苦しみが生まれてしまう。
来るものも拒まず、去るものも追わず。あらゆる変化にあらがうことなく、流れのままに「いま」を生きるんだ。
『ラブ、安堵、ピース~東洋哲学の原点』
黒沢一樹著/アウルズ・エージェンシー版
あらゆる変化にあらがうことなく、流れのままに「いま」を生きる
ことのリアルに向かう場。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
坂本範子
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