愉快な仁王像が迎えてくれる≪童子堂≫ー永福寺ー | 乗り鉄親爺の寺巡り

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秩父札所巡り NO.27

2023.5.25

 

秩父観音霊場 第二十二番札所

童子堂(どうじどう)ー永福寺ー

 

県道からはずれ田舎道を進むと

茅葺き屋根の仁王門が見えてきました。

 

門の手前に建つ、この六地蔵はまだ新しいものでした。

 

この茅葺き仁王門の両脇の仁王像

なんとも不思議な像でした。

一応、阿吽にはなっていますが、

ひょうきんな造りで

おもわず微笑んでしまいます。

童子堂という名前が関係しているのかもしれません。

 

後で調べましたらやはり「童子仁王」とも

呼ばれているそうです。

木像のロボットの様にも見えます。

 

石の台座に建っているのは

大聖不動明王像です。

大日如来の化身であるといわれています。

 

童子堂(観音堂)が見えてきました。

この童子堂の

屋根下の彫刻が素晴らしく

細工の細かさに驚きました。

 

また

正面の唐門を閉じると

風神雷神が彫られているそうです。

また迦陵頻伽(かりょうびんが)という

頭が美女、身体が鳥という

極楽世界の霊獣も彫られていると

書いてありました。

 

とげぬき地蔵尊です。

病気平癒や健康長寿のご利益があるそうです。

 

身代わり地蔵尊です。

立派な台座の上に乗っていました。

 

小ぶりですが

明日香の石舞台のようなものは

地蔵塚でした。

中には手や足、首などが取れてしまった

お地蔵様が安置されています。

 

納経所と本堂です。

童子堂を管理している永福寺の本堂です。

 

童顔の弘法大師像も建っています。

 

本堂の大屋根の上には

東大寺や唐招提寺の本堂の上に乗っている

鴟尾(しび)と同じようなものが

屋根に乗っていました。

 

裏から見た仁王門です。

茅葺きの門は

それだけで立派です。

童子堂と言うだけあって

他のお寺にはない

ほんわかとした印象を受けました。

札所巡りの楽しさを

また一つ知りました。

        (2023.5.29記)

 

秩父観音霊場 第二十二番札所

童子堂(どうじどう)ー永福寺ー

 山号 華台山(かだいさん)

 宗派 真言宗豊山派

 本尊 聖観世音菩薩

 住所 秩父市寺尾3600

 電話 0494-23-9989