和歌の浦を望む紀三井寺へ | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮ながら、時々計画を立てて、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

2023.3.14

おやじの百寺巡礼≪番外編4≫

紀三井寺(きみいでら)

和歌山県和歌山市

 

紀三井寺の参道に立ったのは

午前9時

まだ参拝客の姿はほとんど見かけない。

 

目の前に大きな楼門

急な長い石段(231段あるという)

がそびえている。

朱色に彩られた楼門は牡丹と菊の彫刻が

鮮やかに彫られていた。

 

楼門をくぐり、左には

石造りの閻魔大王像がにらみを

利かせていた。

 

この先に結縁坂(けちえんざか)という

女性の厄年の33段、男性の厄年となる42段

そして

還暦の60段と続く

急な石段が待ち構えている。

 

真上に巨大な仏殿が見える。

途中で一休みすると

早咲きの桜が迎えてくれた。

急な石段は心臓に悪い。

休み休み登るのがおやじには助かるので

この厄年や還暦の数で一休みできるのは良いことだ。

 

石段を登り終え

西国三十三観音のご本尊三十三体を祀る

六角堂をお参りし

 

振り向くと

きれいに輝く海が見えた。

 

和歌の浦だ。

久しぶりの海に

しばらく見とれてしまった。

 

本堂に向かい右手に

朱色が鮮やかな多宝塔があった。

 

1階が四角、2階が丸い。

今まで見てきた塔とは少し趣が違い

興味深かった。

この紀三井寺は

西国三十三観音霊場第二番札所である。

 

妻が御朱印をいただいたいる間

境内をしばらく歩き回った。

 

紀三井寺は桜の寺でもあるらしい。

県の標本木

本堂の前にあった。

 

蕾も膨らみ始め

もうすぐ開花宣言となりそうだ。

 

桜で満開になった

紀三井寺は

さぞかし素晴らしいだろう。

 

まだまだ参拝客の少ない

境内を歩き

和歌の浦に浮かぶ島や船を眺めながら

そんなことを想像していた。

       (2023.3.18記)

 

紀三井寺(きみいでら)

【宗 派】救世観音宗総本山(ぐぜかんのんしゅう)

【山 号】紀三井山(きみいざん)

【寺 号】金剛宝寺護国院

【所在地】和歌山県和歌山市紀三井寺1201

【電 話】073-444-1002

【拝観料】境内自由

【交 通】JR紀三井寺駅より徒歩10分