銚子の観音様と呼ばれて(円福寺) | 乗り鉄親爺の寺巡り

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2023.1.20

おやじの百寺巡礼《番外編2》

飯沼山円福寺(いいぬまさんえんぷくじ)

千葉県銚子市

 

成田山新勝寺を後にし、

銚子市へ向かった。

 

高速を利用しないので

1時間以上はかかりそうだ。

 

銚子市は千葉県でも一番東寄りの

港町である。

 

その街中に今回訪ねる円福寺はある。

 

この寺も坂東三十三観音

第二十七番の札所であり

もちろん巡礼者(妻)のお供(運転手)である。

 

銚子駅前を過ぎ、馬場町の交差点で

赤信号で止まると斜め左に

朱色の五重塔が大きく見えた。

 

駐車場に車を置き、

今回も本堂脇からの境内入りである。

銚子大仏と共にずいぶん立派な本堂である。

 

脇には平成二十年に竣工した総高33.58mの五重塔

見上げるように建っていた。

妻が御朱印をいただいている間に今回も正面の参道より

仁王門、鐘楼堂、薬師堂、本堂と拝観した。

 

 

 

どれもこれも立派な建造物だ。

 

円福寺は「山号」を飯沼山と言い、宗派は真言宗である。

開基は弘法大師、創立は七百二十八年と書いてある。

 

銚子または飯沼の観音様と呼ばれ、江戸からの参拝者も多く

市街はその門前町として発展してきたという。

 

そして大きな漁港がある街である。

航海,漁師の参拝者たちも大勢いたのだろう。

 

太子堂の隅にひっそりと大砲の弾が祀られていた。

 

時刻は四時半をまわっていた。

 

帰りが遅くなりそうだ。

ゆっくりしていられない。

事故無く安全運転でと思いながら、急いで帰路についた。

 

今回は日帰りで三ヵ寺を巡ることができた。

 

妻は坂東三十三観音霊場のすべてを参拝でき

御朱印もそろい満足そうだった。

 

天気にも恵まれ

とても充実した日になった。

            (2023.1.24記)

 

飯沼山円福寺(飯沼観音)

(いいぬまさん、えんぷくじ)

【宗派】真言宗

【本尊】十一面観世音菩薩

【開基】弘法大師

【創立】新亀五年(七二八年)

【住所】千葉県銚子市馬場町293

【電話】0479-22-1741

【拝観料】無料

【納経時間】午前8時~午後5時まで

【駐車場】無料(本坊円福寺境内)