二月堂の舞台から奈良の街を.....。(東大寺) | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

2023.2.14

おやじの百寺巡礼≪NO22≫ 

東大寺(とうだいじ)

奈良県奈良市

 

百寺巡礼も22ヵ寺目に入った。

今日は奈良県である。

 

奈良県には10ヵ寺ほど巡る寺がある。

 

その第一番目が東大寺だ。

 

あまりにも有名な寺であり、

修学旅行のメッカでもある。

 

14時過ぎにJR奈良駅に到着した。

駅前のホテルに荷物を置き

市内をめぐるバスにSuicaで乗った。

 

妻も坂東三十三観音巡りに続いて

今度は西国三十三観音巡りをすると言い出し、

同行している。

 

東大寺参拝の前に

西国三十三観音霊場第9番目

札所「興福寺南円堂」を参拝した。

たくさんの鹿のお出迎えに

ビックリしながらも

興福寺五重の塔を横目に

札所の南円堂に向かった。

 

御朱印をいただき満足して

東大寺に向かった。

 

2月の火曜日なのに

結構な人出であった。

 

少し大げさかもしれないが

半分以上は外国の方々だ。

 

いろんな言葉が行きかっていた。

まだコロナ禍であるが

インバウンドも増えてきたらしい。

マスクはしているが

それにしても声が大きい。

 

南大門が見えてきた。

東大寺の正門である。

高さが22.5mだそうである。

 

門の左右には運慶が快慶ら一門を

率いて造った「金剛力士像」が

にらみを利かせていた。

 

続いて中門で参拝料を納め

大仏殿(金堂)に向った。

巨大な建物である。

中にかの有名な「奈良の大仏さん」が鎮座しておられる。

正式には廬舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)

というのだそうだ。

 

「華厳経」の教主として、万物を照らす

英知を持つ宇宙的な存在とされている

高さ15mの銅像であり

世界最大級の仏像である。

 

視線を横に向けると

左に大きな金色の物体があった

鴟尾(しび)」である。

この大仏殿の瓦屋根の上にデンと乗っている

城のしゃちほこのようなものだ。

 

この黄金色の輝きと大きさにびっくりした。

大仏さんも当初はこのように輝いていたらしい。

 

大仏殿を出て二月堂へ向かった。

もう夕方である。

係員にどれくらいでいけるかと聞いた。

「早く歩ければ15分」だそうだ。

 

急いだ。

旧暦二月(3月1~14日)の修二会(お水取り)

が行われるお堂である。

 

西に張り出した舞台からは

奈良の街が大仏殿の大屋根の向こうに広がっていた。

 

二月堂を参拝し裏参道へむかった。

人通りがほとんどなく、静かな参道で趣がある。

小ぶりな紅梅が咲いていた。

 

大湯屋の伽藍が見えた。

この先の石段を上る。

 

鐘楼が突然現れた。

大きい梵鐘である。

除夜の鐘が鳴るころは

大勢の参拝客で埋め尽くされるのだろう。

 

帰りの参道で山へ帰る鹿に会った。

まだ小鹿である。

早く帰ったほうが良いぞ、今日も寒いから。

 

そんな心配をしながら

奈良の夜の一献を楽しむためにホテルへ向かった。

               (2023.2.18記)

 

東大寺(とうだいじ)

【宗派】華厳宗大本山

【所在地】奈良県奈良市雑司町406-1

【電話】0742-22-5511

【拝観料】大仏殿、法華堂、戒壇室 各600円

【拝観時間】8時~16時半(2月)

【交通】近鉄奈良駅より徒歩15分,JR奈良駅より

    市内循環バス「大仏殿春日大社前」より徒歩5分