先の「日本の女装文化とLBGT」で少し触れましたが、『古事記』によればヤマトタケルの叔母は倭姫で、その倭姫は、第十一代垂仁天皇の第四皇女で、神託により皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされます。
倭姫命が各地を巡行し伊勢に天照大神を祀る経緯は、『日本書紀』垂仁天皇紀にあり、斎宮を五十鈴川の川上に興し、ここに斎王が籠もったとされ、倭姫命を以って御杖とし天照大神に奉ると記します。
この記事から、倭姫は初代の斎王とも言われます。
それで先日、斎宮歴史博物館に行ってきました。
展示物
「群行」の様子
斎王の人形
シアターの映像。
うまく出来ていて、勉強になりました。
博物館のまわりは大きな公園になっており、古墳もいくつかありました。
博物館を後にして斎宮跡や斎王の森などに行きました。
斎王の森・齊王宮址
遺跡発掘により、斎宮の敷地は137ヘクタールの大規模な施設であるとわかってきました。藤原宮の宮域の84ヘクタールや平城宮の宮域の約125ヘクタールと比べても相当に大きいことがわかります。
斎宮の10分の1の模型。
斎宮跡復元建物 こういうのがあると実感が湧きます。