酷暑は二酸化炭素増による地球温暖化が主原因?
最近の酷暑は地球温暖化によるといいますが、それはフェイクだと私は思っています。日本政府は、地球温暖化の原因は、二酸化炭素の増加だから石炭火力などをやめて脱炭素のために再生エネルギーに変えねばならないとします。そして中華製の太陽光パネルを買えと言います。小泉レジ袋やコオロギデマ太郎が熱心に宣伝していますよ。デマ太郎は100%再エネにすべきだと主張していますが、自然環境によって変動する再エネでは電気の安定供給を図られるわけがありませんから無知もいいところです。小泉のレジ袋は石油からできていたという誰でも知っていることをおまえたち知ってるかと上から目線で言うようなところとよく似ていますね。ボンボンでは駄目です。地球温暖化に関して、キャノングローバル戦略研究所(杉山 大志研究主幹)は、次のように言っています。地球温暖化は、起きているといっても、ごく緩やかなペースで、100年あたり0.7℃程度であり、猛暑の原因は、第1に気圧配置の変化やジェット気流の蛇行などの自然変動であり、第2にヒートアイランドなどの都市熱だとされます。地球温暖化による暑さは、感じることも出来ないくらいであって、ごく僅かしかないとのこと。ですから「猛暑の原因が地球温暖化である」という言説はフェイクだと主張されています。確かに世界の気温状況を見ると、・・・たとえば、2024年8月の気温と、その直近の10年間の平均と比較した場合は、日本と欧州は暑かった(緑色)けれども、北アフリカとアラスカなどは寒かった(青色)のです。一方で、2015年8月の日本は寒く(青色)、ヨーロッパや南米は暑かった(緑色)のです。つまり、日本が暑いと騒いでいる一方で、寒くて作物が育たずに騒いでいるところもあるということです。日本政府は「地球温暖化」を声高に叫んで、日本の美しい野山の自然を破壊しながら中華製の太陽光パネルで埋め尽くすことを推進しているのです。太陽子パネルは本末転倒、環境を守っていないです。太陽光パネルを大量に使用したメガソーラーは問題ですね。メガソーラー造成前の樹木が生えている状態では、樹木の葉からの蒸散量が降雨量の40%程度あり、裸地に比べると流水量を減少・緩和しますし、山の土壌は空隙が30%ほどあり水を一時貯留する機能(水源涵養機能)もありますから、太陽パネルを敷き詰めた場所の雨水流出量は森林と雲泥の差になります。当然、太陽光パネルは、裸地と同様になりますから雨量の流出係数が高くなります。林地や農地であれば流出係数は0.20ですが太陽光パネルは雨の浸透・貯留がゼロですから、流出係数は1.00です。山が太陽光パネルで覆われれば、短時間で雨水流出量は増加し、ドッと流れることになります。エネルギー政策という名のもとに山林を伐採し太陽光パネルを敷き詰めるのは、土砂災害のリスクを無視しています。いずれ大きな人為災害になるのは目に見えています。いずれではなく、現実に起きています。令和3年7月3日10時30分頃に静岡県熱海市伊豆山の逢初川(あいぞめがわ)で土石流が発生し、その逢初川の上流部で発生した崩壊が土石流化し、下流で28名の死者を伴う甚大な被害をおこしました。記憶に新しいですね。土砂災害の原因は、多くの人々が熱海の上流にメガソーラーが造成されたことだと騒ぎましたが、静岡県が調査したところ、メガソーラーの造成が原因ではなく、逢初川の谷あいに盛土された場所が土石流の起点だったとして盛土が主因として沈静化に走りました。ところが、ここの地形を見ると、長細い尾根のてっぺんを平らに削って広大な造成が為され、メガソーラーが設置されています。そのすぐ下に近接する場所(盛土とされるところ)から崩れています。メガソーラーの流出係数が高くなり一気に雨水が盛土のところに流れたために崩れたのではないでしょうか。メガソーラーの造成が土砂災害と関係ないという静岡県の調査結果には首をひねります。現地を3Dで見てるとよく分かります。これで見れば、メガソーラー開発地と土砂災害現場との高低の関係がよく分かります。メガソーラー開発地が土砂崩壊の場所より高いところにあり、その開発地へ降った雨が表面を流れ即座に崩壊地に影響を与える位置関係です。メガソーラーの開発が土砂災害と全く関係ないとはいえるはずもありません。上空から見れば次のようです。当時の土石流の動画です。いずれにしても、森林を丸裸にしてメガソーラーを造ることは、やめさせるべきです。万一、メガソーラーの開発を許可するのであれば、逢初川の上流・中流・下流におのおの土砂をせき止めるダムの築造を条件として下流域の住居地に影響がないようにすべきです。当然、ダム建設費の方が高くなるでしょうね。要するに山のてっぺんを造成してはならないのです。はげ山にするような開発はもってのほかです。国民の生命財産を守らない政治、一部の利権屋に便宜を図る政治、それが日本の再エネ政策にあらわれているようです。「地球温暖化」は、金儲けのためのプロパガンダであると私は思います。