YAMASHINAダンス | ふるさと会のブログ

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山科の魅力を山科の歴史を通じて記録しようと思います。

 山科夢舞台で「YAMASHINAダンス」が披露され、会場にいた私たちも一緒にダンスに参加しました。簡単な振り付けで、子供からお年寄りまで誰でも楽しく踊れますし、ちょっとした運動にもなりそうなダンスです。

 戸惑ったのは「ここはU.S.Aで」と言われたときです。ほとんどの人はそれを即座に理解したようでしたが、私は「?」状態。「えっ、U.S.A?」 実際のダンスを見て、片手と片足を振りながら踊る振付のことだとわかりました。「シュートダンス」と呼ばれる振付だそうです。

 早速、インターネットで「U.S.A」を検索し、それが「ダサかっこいい」と言われる歌とダンスだと知りました。楽曲は古いタイプでしたが、ダサさは微塵も感じられず、エネルギッシュなダンスに圧倒されました。テレビを持たず、J-POPも聞かない生活なので、巷で何が流行っているのかも知らない浦島太郎状態の私の目にはU.S.Aがとても新鮮に映りました。「YAMASHINAダンス」もU.S.Aの振り付けを取り入れているんですね。

 「YAMASHINAダンス」のビデオで山科のみなさんが楽しそうにダンスを踊っているところを見て、このダンスが地域のきずなをめざしているのだとわかりました。

 「YAMASHINAダンス」の楽曲は「ホームタウンシティ」です。山科のアイドル、イーワイエスの関栄理哉さんの作詞作曲、関義哉さんの振付とのこと。素朴で温かく、わかりやすい歌です。歌詞に山科の名所が出てくるのではないかと想像していたのですが、まったく違いました。山科の歴史や名所旧跡を紹介する内容ではなく、山科で暮らす若者の日常の視点から書かれた歌詞です。「暗くなって中央公園が月に照らされる」「JRの駅だって都になる」「外環状線のざわめき」などのフレーズが出てきますが、日本中のどの町にも当てはまりそうな表現です。「ホームタウンシティ」は山科だけでなく、あらゆる町で歌われることを想定して書かれた歌詞だと思いました。思い入れの強い「ふるさと」という言葉を使わずに「ホームタウンシティ」と表現している点にも、気負わずに自分が住んでいる街を愛する軽やかさが感じられます。「誇れるものはないけれど」というフレーズも出てきますが、それを嘆いているわけではなく「ずっと住んでいるから、ここに愛着がある」という気持ちですね。蛇足ですが、アメリカのイリノイ州にHometownという小さな町があります。City of Hometownの住民にもこの歌を聞かせてあげたいですね。

 今はYouTubeを見ながら、体操のつもりで「YAMASHINAダンス」を練習しています。「YAMASHINAダンス」が山科の人々に浸透し、山科人なら誰でも踊れるという定番のダンスになっていくといいなと思います。