チョウトンボが賑やか、奥只見レク都市公園「八色の森公園」 | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

2023720日(金)晴れ

 

「越」も梅雨明けしました

 2023.07.21越後の梅雨明けが発表されました。昨年より2日早い梅雨明けです。昨年は6月にほとんど雨が無く、梅雨明けは6月の28日に梅雨明けが発表されましたが、9月になって723日頃梅雨明けした模様、と訂正されました。

 

 今年は決まり良く、すんなりと周辺地域と仲良く梅雨明けの仲間入りをした「越」です。これから当地は盆地が故の猛暑が続きます。

 

 でも、「ビールがうまい」とばかり言ってもいられませんね。

 

 しかし、雪国の夏は短い。お盆が過ぎると朝晩の風には涼しさが感じられます。夏の祭りが終わると圃場は色付き、9月の半ばには圃場が黄金色に輝き、そして山々は徐々に色付き始めます。10月になりますと紅葉も進み、キノコなども盛りになります。月の後半になると高い山では初冠雪があるのもこの頃で、そんな日はとても寒くなります。人々は雪の支度に追われるようになります。やがて高い山が白くなることが数度で里に初雪を迎えます。そして根雪になりますと、半年も雪に閉じ込められました。もちろん今は雪に閉ざされて逼塞している所はないのでしょうが。

 

「ふふふ・・・」

 

 梅雨が明けたばかりでもう冬の心配か、と言われそうですが。雪国の季節は駆け足です。

 

 

 奥只見レク都市公園「八色の森公園」のチョウトンボ

 その短い季節も蝶やトンボ、また植物も目覚ましい速さで暮らしの営みを急ぎます。

 

 昨年夏、南魚沼市の「八色の森公園」の二つの池の一つ、「自遊池」にチョウトンボを見つけて写真機を持って出かけたのを思い出しまして、今年もどうだろうかと気になり、行ってみました。

 

 

 自遊池に浮かぶ木の通路を歩いて行きますと、大きな鯉が背びれを見せて菱の葉の間を泳いでいました。そしてその上に今年もずいぶん沢山のトンボが飛び交っているのが見られました。

 チャンス、と思ったのですが、日中皆元気が良すぎて一向に写真に写ってくれません。それでも粘ってようやく何枚か写すことが出来たので紹介しましょう。

チョウトンボ(その1

 

 池の上では沢山のトンボが飛び交っていましたが、なかなか止まってくれません。やっと止まったかと思いカメラを向けましてピントを合わせ、シャッターを切ろうとすると逃げられてしまいます。

                

チョウトンボ(その2)

 

 何とか何枚か写すことが出来ました。様々な所で逞しく生きようとしている昆虫たちですが、その生息に場所がどんどん失われています。この公園には彼らの生きる場所が何とか残っているようです。

 

 

ヒシ(菱)の花

 それからこちらはおまけの菱の花です。放っておくとあっという間に池を埋め尽くしてしまうほど繁殖率旺盛です。種子には鋭い角があって忍者の使うマキビシはこの菱の実とも関係があるようです。硬い殻の中の実は白く食べられます。栗のような味だそうですが私はまだ食べたことはありません。

菱の花

 

 

シオカラトンボ

 そしてこちら、シオカラトンボ。何処にでもいるトンボでよく写真に写ってくれるトンボです。この日もカメラを向けている間中じっとしていてくれましたので敬意を表して一枚載せておきます。

シオカラトンボ

 

 

 自然は儚くもあり、また逞しくもあります。しかしそれは微妙なバランスの上に成り立っています。

人間も同じです。いくら知識があっても知恵も徳も無い人々が支配する地球。人類の未来はこの池のトンボのようなものかも知れません。干からびた池のような地球がやって来ないように、と願っています。