2023年05月3日(月)快晴
五月三日、下権現堂山(896.7m)
世の中は大型連休後半の始まりとざわめいています。そして前日午前中の激しい雨で停滞していた私に山友のHさんからLINEが入りまして、今日の権現堂山行が決まりました。
3日憲法記念日は快晴の予報で、爽やかな山歩きが出来そうです。
そして当日Hさん宅に集合。Hさん、Sさんと私の3人で登山口のある長松集落の戸隠神社に向かいます。登山口にある小黒川渓流公園のキャンプ場と十三仏広場奥レク戸隠渓流公園に同型のテントが幾張りも見られまして、何か行事があるのかなと思っていましたら、登山姿の団体さんが出発しようと集合していました。
駐車場は満車を心配しましたがそれほどでも無くて、安心でした。
戸隠神社登山口出発7時43分
戸隠神社登山口
準備をして出発しようとしている内に先ほどの集団の人たちが続々と集結して来ました。聞くところに依ると県内各地の高校生の合同のトレーニングの様です。
若い方々とはペースが合わないのでやり過ごすことにしました。彼らの後方から戸隠神社の階段を上ります。
各高校生のグループ
4合目を過ぎて5分ほど、荒沢岳から魚沼三山が見えてくると急登の疲れが癒されます。
魚沼三山と荒沢岳
木陰の無い5合目付近までの急登は、天候が暑くなって来ると登山者を苦しめるのですが、今日は爽やかな気候で、汗もそんなに出て来ません。
麓の長松集落
登山口を出てから50分ほどで5合目、この辺りからブナの林が弥三郎清水手前の7合目辺りまで続きます。下草刈りが行き届いて清々しい佇まいです。
ブナ林を抜けて、弥三郎清水では冷たい湧き水で喉を潤しました。
弥三郎清水、今日の湧水量は豊富でした
ここからは岩を回り込む道が8合目の先まで続きます。その先からは雑木帯の中を頂上まで歩きます。
途中神湯温泉方面の下り分岐を過ぎて1分ほどで山頂です。
下権現堂山着10:38
山頂の雪はいつもの年よりぐんと少なく、 山名板のある辺りはもう雪は無くなっていました。山頂の風景は全体にかすんで素晴らしい眺望までとは行きませんが遠く寺泊方面には角田山や弥彦山も見え、また北東から東方面に守門岳や浅草岳がすぐ近くに見えます。
角田山。弥彦山が霞んで見えます
守門岳
浅草岳
高校生の皆さんと山頂で休憩していると、間もなく彼らは元来た方向に下山していきました。
下権現堂山出発11:08
私たちも休憩後、中越から沢ルートに向かいます。
頂上付近の残雪
頂上の残雪の上を歩き鞍部へ下ります。
正面に上権現堂山
この辺りにはまだイワウチワが咲いていました。
イワウチワ
シャクナゲの保護地帯まで来て、先ほどまでいた下権現堂山を振り返ると、ブナの新緑が雪の中に見られまして新鮮でした。
下権現堂山を振り返ります
アズマシャクナゲの多く咲くところまで来ますと、もう時期が遅れたかと思っていたのでしたが、萎れたものもかなりあったものの、まだ花がずいぶん残っている物もありました。
しかし、花時期はこの何日かの晴天がどう影響するかですね。
アズマシャクナゲ(その1)
アズマシャクナゲ(その2)
アズマシャクナゲ(その3)
シャクナゲの花に目を休め、その先を眺めるとブナの新緑の先に魚沼三山がきれいに広がっています。
魚沼三山(越後三山)
そして小出郷、この山から見る風景はいつもいい風景だなと思います。
小出郷の風景
中越(着)10:47
下権現堂山を出てから40分、中越えに到着しました。何時も此処までこんなに時間が掛かったのだったかな。何て思いながら下りにかかります。数分下るとブナの林の中に入ります。
ブナの林からはしばらく残雪の中を歩きます。そして直ぐに雪に覆われた沢に出ます。こうした場所はしたがガラン洞になっているので、注意が必要です。
沢を抜けてさらに歩くこと十数分。中越から30分で水場に着きます。暖かい日にはこの水場は実に嬉しい存在です。でも今日は此処では休まずに下ります。
冷たい水がある水場
中越えから下ること1時間13分、林道と神社の分岐に出ました。ここからは小黒川の清流を見ながら駐車場に向かいます。
林道と神社の分岐
分岐から1分、小黒川横の林道を見ながら歩きました。
小黒川の清流
沢にはまだ残雪があります
分岐からは10分足らずで駐車場に到着。
戸隠神社登り口を出てから頂上まで1時間50分ほど。下りは下権現堂山を出たのが10:08 駐車場着12:08、丁度2時間ほど。
5月の山歩き、アズマシャクナゲにも何とか間に合い、良い歩きが出来ました。これから沢の雪がさらに薄く危険になるので注意が必要な歩きになりますね。