快晴。大力山はようやく始まる花の季節 | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

2022417日(日)快晴

 

残雪と花の風景、大力山の花も始まりました

 

   前回訪れてから2週間近く、麓からみるみる減って来た雪を見ていますと、花の方も進んで来たかな、と思われます。昨晩久しぶりに山友達と会い、大力山に行こうということになりました。出発は8時に登り口集合と言うことでそれぞれが自宅から歩いて出掛けました。

   朝の内は霧がかかって、気温も下がっていまして、少し寒いくらいのコンディションです。

 

   宝泉寺の登り口にはショウジョウバカマが咲いていまして、日向での花も期待出来そうです。秋葉様までの杉の林の中は切り落とされた枝がかなり邪魔な状態でしたが、まだ残雪の上を歩かれたのでそちらを歩きました。

 

   秋葉様の横からいつもは大力山が見られるのですが、今日は霧がかかっていましたので見えません。帰りに写した写真を載せておきます。ブナの新緑が進み途中の雪も大分少なくなっているのが見て取れます。

秋葉様の横からの大力山

 

   鉄塔を過ぎた所の細い尾根にはイワウチワが咲いていまして、崖側にはタムシバの花も大分咲き始めました。霧がかかっていましたので写真は帰路に写すことにして先に進みます。

 

   5合目手前の水道山の分岐に差し掛かる頃に霧の中から抜けていきます。

分岐の場所にある標柱付近

 

   5合目付近は結構残雪がありましたのでここでは残雪の上を歩きました。7合目からは下の舟窪では私とH氏は舟窪の中を、そしてSさんは尾根側の坂道を登りました。

舟窪は下、上ともまだ雪が残っていまして、雪の上を歩きます。その後階段を上り9合目からはまた雪の上を歩きます。

9合目から東屋までの登り

 

   なかなか来られずにいた今年の大力山も3月から数えて4回目になりました。少し体の方も慣れて来たようですが、まだまだ完全復帰とは言えません。それでも何とか途中休憩せずに上がって来られました。

あずま屋周辺の雪は大分少なくなってきました

 

   麓の干溝集落の周辺はすっかり雪が見られなくなりました。圃場の仕事もこれからが本番です。田植えが終わったばかりの頃、向かいの山の端に沈む夕日を映す圃場の風景が素晴らしく、それも5月の中頃以降には見られるようになります。

麓の集落の雪はほとんど消えました

 

   あずま屋から大力山町までの尾根はもう少し雪が残っています。この雪はいつも5月の連休頃まで残っています。下の駐車場所に止まっていた車の方々は奥に進んだようで、途中すれ違った一方以外は誰も見えません。

背後の魚沼三山(越後三山)

 

   残雪の山のブナの緑先週ブナが青くなり始めたと思ったら、急に緑が進み、正面新三郎沢と仙能沢の間のブナの林ではご覧の通りです。

新三郎沢と仙能尾根の境のブナも緑を濃くして来ました

 

 

あずま屋ではSさんのコーヒーを頂き、山ノートに記入し、しばし休憩の後、下ります。

 

 

下る途中上の舟窪付近で登って来る知り合いのご婦人方のグループに会いました。いつも元気な常連さん方です。

上の舟窪尾根からふもとの集落

 

   舟窪を過ぎ7合目分岐のすぐ下ではカタクリや、ショウジョウバカマの花が咲いています。ショウジョウバカマにはまだ朝露が残りいい感じでした。そして昨秋の名残のツルリンドウの赤い実がまだ見られました。

7合目の分岐付近のカタクリ

ショウジョウバカマには朝露が付いています

 

ツルリンドウの実が残っていました

 

   7合目分岐から少し下がった辺りにムシカリ(オオカメノキ)が花を咲かせ始めました。これからもう少し季節が進み日差しが強くなってくると白い花が青空に実に良く映えます。ムシカリは新田次郎氏の小説「強力伝」の中にも登場します。私の好きな花のひとつです。

ムシカリ(オオカメノキ)の花

 

    つい先だってまで固い蕾と思われたタムシバも時期を覚えていて花を咲かせ始めました。

タムシバの蕾や花

 

 タムシバの元部分の紫が花にアクセントを備えます。

    

 

 

 順調に下って、10時過ぎに麓に下りて来ました。出発から2時間と少し、地元に手頃な山があることに感謝です。