愛媛県美術館 石村嘉成さんの個展へ | 布花アクセサリー anemone

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手染で作る布花と時々がま口作ってます。



先週末、愛媛県出身の石村嘉成さんの個展を見に愛媛県美術館へ行ってきました。



石村さんの作品を知ったのはたまたま見てたテレビで、イキイキした動物の表情・色使いに衝撃受けました。

そして石村さんが自閉症だということを知りました。




その後、本屋さんで石村さんの本を見つけて読みました。


小学5年生の時に他界されたお母様が遺した「療育の記録」とお父様のその時々の気持ちを、自閉症と診断される前から今のアーティストとして成長するまでの道のりを書かれてます。





とべ動物園で見た、石村さんの作品を砥部焼伝統工芸士の山田ひろみさんが陶板で制作した大迫力のモニュメント。


この原画を




今回の個展で見ることができました。





小さい頃から動物が好きで、動物園に行くと暴れん坊から別人のように落ち着いてたそう。

動物と目を合わせて会話ができてたそうで、この絵を見たらなるほど、と思う表情です。





添えてる言葉と絵を合わせて見ると、いきものがしゃべってるのが伝わります。

版画は線が力強くて目力があって、カッコいいなあ。




表情と羽・足の動き、全身で「幸せがやってくる」を表してるのが伝わります。





眠くてとろーんといい気持ち。




虫は絵でも見るのが苦手だけど、これは可愛くて笑っちゃう。




「どうだ どうだ すごいだろ」





お母様がお花が大好きだったから、とお花の絵もたくさん描いてました。




ドクダミ。布花で作る為に観察しまくったので、力強いドクダミに惹かれました。






ロビーでお客様との写真撮影やサインに応じてた穏やかな石村さん。ちょこんと座って微笑んでるのが可愛かったです。
立派に成長された石村さんを思い返しながら、もう一度本を読み返してます。