今日、夕刻、衆議院の事務総長に消費税の軽減税率に対する私たちの対案である給付付き税額控除を導入する法案と格差是正のための税制改正法案2案を提出しました。
給付付き税額控除は消費税の逆進性対策として最も有効かつ効率的であるだけでなく、新しい社会保障制度でもあります。
給付付き税額控除は課税最低限以下の所得ではあるけれども、生活保護までは至っていない低所得者に対するきめ細やかな社会保障制度なのです。
これまでこうした低所得者の方々に対する所得に応じたきめ細やかな社会保障制度はありませんでした。
しかしマイナンバーの導入により、これまでは把握されていなかった課税最低限以下の低所得者が所得状況を把握できるようになります。
その情報を元に所得に応じた給付を行う、それが給付付き税額控除なのです。
この給付付き税額控除という制度、私たちはまずは消費税の逆進性対策として導入しますが、今後は現在の所得控除を給付付き税額控除に変えていくことも考えています。
給付付き税額控除は私たちが総合合算制度などとともに「社会保障と税の一体改革」でめざした新しい社会保障制度の重要なひとつです。
単なる消費税の逆進性対策だけではありません。