2代目古井戸先生の「続・間違いだらけの就職活動」 -6ページ目

⇒添削例3 文系4年男子(百貨店志望)C君の自己PR

          

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文系4年男子(百貨店志望)C君の自己PR

 

    

私は自分自身に対する挑戦が好きです。

所属しているサッカー部では、チームに対する本気の行動で熱意

を前面に押し出して、仲間の心をポジティブな方向に動かすことで

チームでの役割を果たしたいと考えていました。

4回生になり、自分のプレーに自信が無くチームに対して消極的だ

った私は、自分の役割を果たすために根本的に変わろうと決意し、

自分改革に挑戦しました。

それ以降、練習中にチーム全体に盛り上げる声をかけていくことを

どんなときでも必ず続けようと決めました。

最初は恥ずかしさや自信の無さから辛さがありましたが、とにかく

続けるうちに声が徐々によく通り始め、自信を持てるようになりまし

た。同時に自分が出した声によってチーム全体の練習での動きが

良くなり、一生懸命頑張る気持ちが生まれ、今までの自分には無い

役割を果たせる喜びを得ました。

自分の壁を打ち破った新しい自分が他人にいい影響を与えていけ

ることはとても嬉しく、これからも現状に満足せずにどんどん自分

に挑戦していきたいです。(426文字)

 

 

 

 

 

⇒まず全般的な感想 

自己PRを書いているようで、実はまったく自己PRをしていないことに

あなたはお気づきか。自己PRとはあなたが他の学生さんとは異なる

独特の部分や秀でた部分を、差別化できるように手短にわかりやすく

プレゼンテーションすること。上記の文章は単に“青年の主張”もどき

を作文にしているだけ。上記のどこからあなたの魅力を感じ取ればい

いのだろうか。どこから“あなただけを残して他の応募者を落とす”と

いうことの根拠を感じればいいのだろうか。

 

サッカー部というのは体育会サッカー部のことだろうか?ならば明確

にそう記すべき。体育会の学生は、最低限のマナーやチームワーク、

礼儀作法や体力気力、持続力があるという一般的なイメージが存在

するのだから、そこをいくら語っても無駄。そこから先の話をするべき

だ。しかし、上記文章中にそこから先の話は読み取れない。そもそも

あなたは「サッカー部」という組織に学生生活を懸けたのか?それと

も「サッカー」というスポーツに学生生活を懸けたのか?本来はあなた

がこだわるサッカーの練習やプレーなどを1つ選んで語るのが無難な

作戦なのだが、「頑張りました」ということしか書かれていない。

 

声を出してチームを盛り上げる・・・とても大学生レベルのスポーツマン

が語っている内容とは思えない。リトルリーグの小学生でもやっている

ことのはず。当たり前のことを書いてどうしようというのだ。

 

最初の一文が結論のつもりなのだろうが、自分自身に挑戦しない学生

さんを誰が採用するだろうか。しかもあまりに当たり前の言葉をセレクト

しすぎて、とても採用担当の目に留まるとは思えない。

 

あと・・・字数のこと。既に公開添削をした2名は、就活初体験ということ

もあって敢えて言わなかったが、あなたは1回経験しているのだから

「400字程度」と指定されたならば、意地でも400字を超えてはダメだ。

字数超えはブラックジャックのドボンだと思ったほうがいい。こんなこと

を意識できていないことから推察するに、あなたは今年の就活でまとも

に他人からちゃんとしたアドバイスを受けていないか、受けていても聞き

流していたのではないだろうか。大変心配な状況だと思う。 

 

 

  

 

 

 


以下、挿入しながら各部分の感想を述べる。


 

>私は自分自身に対する挑戦が好きです。

 

パー 

挑戦しない怠け者を採用する企業は皆無だろう。結論を逆の意味に

してみると、当たり前のことを叫んでいないかどうかがわかる。

 


  

>所属しているサッカー部では、チームに対する本気の行動で熱意

>を前面に押し出して、仲間の心をポジティブな方向に動かすことで

>チームでの役割を果たしたいと考えていました。 

 

パー 

そもそも文章的に意味がわかりにくい。添削じゃなければ面倒くさくて

読み飛ばすところだった。盛り上げるってことだよね?そんなことで

貢献しないでいいからプレーで貢献してほしい。プレーに自信がない

なら自信がつくまで地道に練習に励んでほしい。それがスポーツの

本筋ではないだろうか。 

  

 

>4回生になり、自分のプレーに自信が無くチームに対して消極的だ

>った私は、自分の役割を果たすために根本的に変わろうと決意し、

>自分改革に挑戦しました。

 

パー 

4回生になるまでプレーに自信がないまま放置したあなた。チームに

対して消極的だったあなた。そんなあなたを誰が評価するだろうか。

自分改革が遅すぎる。これを言えば言うほどあなたの評価は下がる。  

 

 


>それ以降、練習中にチーム全体に盛り上げる声をかけていくことを

>どんなときでも必ず続けようと決めました。

 

パー 

声を出さないやつがサッカープレーヤーとして認められるかどうかは

ちょっと考えればすぐにわかること。あなたは大学4年生になるまで

こんな基礎的なことさえやっていなかったのか。 

  

  

 

>最初は恥ずかしさや自信の無さから辛さがありましたが、とにかく

>続けるうちに声が徐々によく通り始め、自信を持てるようになりまし

  

パー 

声を出すくらいで恥ずかしがるようでは、とてもちゃんと参加していた

とは思えない。ここまであなたの魅力を打ち消す記述ばかりが続いて

いる。400字しかないのに半分以上を使って逆宣伝をしている。なん

ともったいないないことか。  

   

  

 

>た。同時に自分が出した声によってチーム全体の練習での動きが

>良くなり、一生懸命頑張る気持ちが生まれ、今までの自分には無い

>役割を果たせる喜びを得ました。 

  

パー 

あなたが声を出しただけでチームの動きが良くなるって本当だろうか。

一生懸命頑張る気持ち・・・それを持ってないサッカー部員なら全員

失格じゃないか。声1つで変わるものか。もしくは万が一そんなもので

変わるならば問題外の部員たちじゃないか。あなた以外には声を出す

選手がいないのか。だとしたらもっと論外だ。ここは内容に無理がある。

サッカー生活に自信がないあなたが、無理やりこしらえたエピソードな

のがすぐにわかる。しかも「サッカー部」と言えばウケが良いと思い込ん

でしまい、自信がないこの活動にこだわってしまうあなたが見えてくる。 

  

  

  

>自分の壁を打ち破った新しい自分が他人にいい影響を与えていけ

>ることはとても嬉しく、これからも現状に満足せずにどんどん自分

>に挑戦していきたいです。

  

パー 

最初の辛口添削でも書いたが、できるかできないがか証明不可能な

将来の目標やスローガンなどは、自己PRでは無意味。字数がもった

いない。 


  



サッカー部での活動についてもっとヒアリングしてみないと一概には

言えないのだが、あなたを売り込むためのツールは本当にサッカー

でいいのだろうか。もっと他にも経験した大切な事実があるのではな

いだろうか。それを確かめるためにサッカー部以外のテーマで自己

PRを3つ書いてみることをお奨めしたい。サッカー部での詳細活動

をもっとヒアリングしてみたい。

 

 

  

 

   

今年上手くいかなかった理由は明白だ。

あなたは叱られ方が足りなかったはず。


  

           


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⇒添削例2 院理系1年男子(メーカー志望)B君の自己PR

    

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大学院理系1年男子(メーカー志望)B君の自己PR

  

私は、モノつくりをトータルコーディネートできる技術者に

なることを目標としています。なぜなら、使い手のニーズ

を正確に把握して、より多くの満足感を与えることのできる

商品開発に携わりたいからです。まず技術開発の部分では、

ユニバーサルデザインの観点から考えていきたいと思います。

現在、人間工学に関連した研究を行っており、ユニバーサル

デザインに大変興味があるからです。また、市民講座や講演会

に参加して実際に街にあるユニバーサルデザインに触れること

で、現状として高齢者向けという意識が強いように感じ、もっと

万人に向けたデザインを考えたいと思ったからです。また経営

戦略の部分は机上の空論にならないように、より実践的な環境

で学びたいと考えています。よって、9月からの6ヶ月間で「実際

にベンチャー企業を立ち上げる過程を体験できる」講義に参加し、

技術開発からマーケティングまでの幅広い視野を身に付けたいと

思います。(397字)

 

   

 

⇒まず全般的な感想 

実はまったく自己PRになっていない文章であることには

お気づきだろうか。やってみたい抽象的な内容をひたすら

羅列しているだけ。なぜだか将来的な目標まで、はたまた

抽象的な曖昧な言葉で羅列して貴重な400字を費やして

しまっている。これではあなたのどの部分を魅力的だと

判断して採用すればいいのかまったくわからない。

 

私立中学や高校を受験する際の面接では、こういう一見

優等生っぽい話をダラダラしているだけでも通用するが、

企業の採用において今回の自己PRはまったく無意味だ。

書類ならば採用担当が最後まで読まずに途中で破り捨て

るだろう。面接ならば面接官は途中で聞くのをやめるはず。

  

自己PRとはあなたのコマーシャルなのだ。あなたという

「商品」を企業という「消費者」に買ってもらうためのCM

なのだ。あなたはそこをまったくわかっていない。

 

あなたという存在を、他の応募者と比較して際立たせて

くれるのが自己PRの役目。つまりライバルとの差別化

がもっとも大切なのだ。あなたの文章は他の優秀なライ

バルと差別化ができていると思うだろうか。

 

あなたが今何ができるのか・・・あなたが今どういう特長を

持っているのか・・・それらを簡潔に分かりやすく魅力的な

表現で語るのが自己PRであると、強く肝に銘じるべし。

 

理系で技術系を目指す学生さんは、ほぼ決まったように

「机上の空論ではなく血の通った技術を!」というセリフを

言いたがる傾向が強くて、古井戸先生も聞き飽きてしまっ

たのが本音。今回のようなロジックをいくら語っても、あなた

を成功へとは導かない現実は知っておこう。根本的に自己

PRは考え直す必要があると、厳しく言わせていただく。

 

 

 

 

  

 



以下、挿入しながら各部分の感想を述べる。

 

  

 

>私は、モノつくりをトータルコーディネートできる技術者に

>なることを目標としています。

 

パー   

自己PRでなぜ目標を述べるのかが意味不明。目標などは

言葉で何とでも言えるから、あなたのスキルや魅力の証明

にはならない。ちなみに頭の古い面接官のおじさんによって

は、カタカナ語を嫌う人がいる。「トータルコーディネート」な

んて耳にまったく残らない言葉を使うべきではない。

 



>なぜなら、使い手のニーズ

>を正確に把握して、より多くの満足感を与えることのできる

>商品開発に携わりたいからです。まず技術開発の部分では、

>ユニバーサルデザインの観点から考えていきたいと思います。

  

パー 

ここでは一見「志望動機もどき」を語っているように思う人が

いるかもしれないが大間違い。志望動機にさえなっていない。

「志望している事実」を長々と言葉を多くして語っているに過ぎ

ない。「志望してます!」と言ってるだけ。つまり無意味。今回

は自己PRを求めているのだから、そもそもテーマが根本的に

ずれてしまっている。

  



>現在、人間工学に関連した研究を行っており、ユニバーサル

 

パー

ここで「関連した研究」なんて曖昧に言ってしまうからダメなのだ。

どんな研究なのかまったく分からないではないか。どんな研究に

没頭したのか具体的に教えてあげないと、相手はあなたの得意

分野について、まったくわからないではないか。 

 

 

   

>デザインに大変興味があるからです。また、市民講座や講演会

 

パー

自己PRや志望動機で複数のテーマや内容を語るのはご法度だと

思ってほしい。短い文章や短い時間内で、学生さんレベルの表現

能力では複数の内容を語るのは絶対に無理。相手は聞くのが面倒

になるし話が複雑になって分かりにくくなる。絞込みが自己分析の

大切なプロセスであることも知っておこう。「あれもこれも」と詰め込

んだ文章は絶対に失敗する。そういう意味で「また」という接続詞は

禁句だ。これを使うということは、必ず複数の内容が盛り込まれてい

ることに他ならない。  



>に参加して実際に街にあるユニバーサルデザインに触れること

>で、現状として高齢者向けという意識が強いように感じ、もっと

>万人に向けたデザインを考えたいと思ったからです。また経営

>戦略の部分は机上の空論にならないように、より実践的な環境

>で学びたいと考えています。よって、9月からの6ヶ月間で「実際

   

パー

「また」とか「よって」とか妙な接続詞を使って色々書きすぎてしまい、

結局どの文がどの文に掛かっているかが分からなくなっている。

日本語として成立していない。文章は一文を短く構成は簡略化を。

相手は仕事で疲れ果てたおじさんなのだ。こんな面倒な文章を

丁寧に読んでくれると思うなら大間違いだぞ。



>にベンチャー企業を立ち上げる過程を体験できる」講義に参加し、

>技術開発からマーケティングまでの幅広い視野を身に付けたいと

>思います。

 

パー  

まだ体験してもいないものをいくら語ってもまったく無駄。問題外だ。

自己PR文章じゃないと仮定して読んだとしても・・・ 


あなたは技術者を管理する人になりたいの?

ユニバーサルデザインに携わりたいの?

起業家になりたいの?

何がやりたいの?


・・・まったくわからないままだった。実に残念。

 

結局あなたは何ができる人なのか・・・何に秀でている人なのか・・・

まったく分からないままだ。400字も使ってこの状態はかなり重症。

古井戸先生も協力は惜しまないが、近くに説教をしてくれる社会人

のアドバイザーを発見しないとえらいことになりそうだぞ。

 

 



あなたは頭の中を整理した方がいい。何ができるのか。どこが特長

なのか。具体的に何をやりたいのか。大学の研究以外で自己PR

を作れるのか(実際そういう要求は頻繁にされる)。よく考えてほしい。







   

時間がかかるかもしれないが再チャレンジ

やはり期待したい。あなたもきっと言われ

っ放しは嫌だろう。

     

 


      


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⇒添削例1 文系3年生男子(広告会社志望)A君の自己PR

   

ダウンココで一流就活ブログと順位を確認してみる? アップ  
  

 

 

   

  

 


         

先日募集した「公開辛口添削」選ばれた文系男子

3年生A君の自己PRを以下で添削する。 

     

       

他人のことだと思わずに、自分自身のことだと思って読むことを

お奨めする。どんな時も当事者意識を持つ人物が必ず勝利する

ものなのだ。他人事だと思って適当に読み流すようなあなたなら

きっと就職活動で失敗するだろう。古井戸先生の長年の経験で

これだけは言わせてもらう。


   


走る人

文系3年生男子(広告会社志望)A君の自己PR


私はMr.逆境フェチです。逆境になればなるほど燃えて

しまいます。アメフトにおいてもその逆境フェチがいかん

なく発揮されます。私は○○○アメリカンフットボール

クラブに所属しています。26チーム中4チームが行ける

選手権があり、そこに行く為にはリーグ優勝する必要が

あります。最終試合はリーグ内のライバルチームと全勝

対決。しかし、私のチームは主力選手の怪我人が多く

絶体絶命でした。この上ない逆境が私を突き動かしました。

試合までに少しでも強くなり、チームの軸となる決意し、

私は先輩に頼み込み練習後に1on1に付き合ってもらい、

筋トレも自分を限界まで追い込み、体重を増やす為食べ

まくるなど出来る限りのことをしました。その結果、試合に

勝利しリーグ優勝を決め、試合中にQBサックをすることが

出来ました。私はこの経験から、どれだけ逆境に追い込ま

れた時でも努力の継続で結果を出せると痛感しました。

今後もこの逆境精神でどんな困難に直面しても乗り切る

自信があります。(417字)

 

 

 

 

⇒まず全般的な感想

ざっくり読むと・・・要するに「ピンチのときに力を発揮できる」

「逆境に強い」ということをアピールしたいのだろう。あまりに

も「逆境」というワードを多用しすぎてちょっとうるさい。最初

から「逆境克服ありき」で自己PRを作ってしまっている感が

ある。きっとこういうことを書けば面接でウケるだろう」という

勝手な思い込みもありそう。もしもそうだとしたらその思い込

みは間違っていることを知ったほうがいい。

 

本当にあなたが「逆境に強いのかどうか」をちゃんと検証しな

いで、自分の思い込みのまま進んでしまうことが一番怖い。

他人があなた対して抱く実際の印象とまったく異なる、見当

違いの性質を声高に叫んで回る結果になりかねない。実際、

そういう学生さんは毎年かなりたくさんいるから・・・。

  

そして一番大事なこと・・・実はあなたは「当たり前のこと」を

アピールしているに過ぎないことに気づくべきだ。古井戸式

の判定法で「結論の意味を逆にしてみる」というのがある。

 

「逆境にです」と語る学生を、あなたがもしも人事担当

らば採用するだろうか?「そんなやつは要らないよ」と普通な

ら感じるはず。そう・・・「逆境に強い」こと自体は至極当たり前

性質でしかないのだ。あなたがもしも本当に「逆境に強い」

ことを売り込みたいのならば、「どれくらいのレベルで逆境に

強いのか」を証明するか、「どうやって逆境を克服するかその

方法論」を語るかということになる。単に「ピンチに強い」とだけ

語るだけでは自己PRとしてまったく成立しない。

 

良い点は3年生のこの早い時期にもかかわらず、相手の読む

気をそそろうと意図したこと。最初の変わった言い回しはその

表れだろう。こういう姿勢は非常に評価できるので大事にすべ

きだ。いかにも無難な表現で自己PRを語り始める学生さんが

ほとんどであることを考えると、少しでも表現を工夫しようとした

姿勢は非常に評価したい。ただ・・・今回の作戦は失敗だと思う。

 

この文章で一番致命的な弱点はアメフト活動の説明に終始し

てしまっているところ。アメフトはあなたの魅力を証明する道具

でしかないことを自覚すべき。あなたの魅力は他の道具を使っ

ても証明できることを自覚すべき。今回は道具の説明でいっぱ

いいっぱいになってしまっているのがつらい。しかもアメフトの

専門用語が散りばめられていて、アメフトに詳しくない読み手

は何を語っているのかさえ理解できない危険性がある。

 

あなたはアメフト以外の経験談で自己PRをいくつか作ってみる

べき。もしもそれができないならば、現在あなたが使っている

「結論」は、実態とかけ離れた間違ったものである証明になる。

初めて自己PRに取り組むと、どうしても自分の実態ではなくて

理想の姿を語ろうとしてしまいがち。自らに厳しく戒めて、理想

幻を語る愚を犯さないことが重要だ。

 

面接で「今言った自己PR以外でもう1回別の自己PRをして」と

いう意地悪をされるのは日常茶飯事。3パターンは作らないと

実際の戦いでは弾不足で負けてしまう。
 

 

 


以下、挿入しながら各部分の感想を述べる。

 

 

  



>私はMr.逆境フェチです。逆境になればなるほど燃えて


パー

間口の広い広告業界なら許されると考えているのかもしれ

ないが、「ミスター」とか「フェチ」とかサークルの飲み会で

自己紹介をするような単語を使用しては、あなたの常識を

疑われる。こうやって妙な方向性で言葉に凝ったしまった

結果、面接官に嫌われることが、あなたの志望する業界

の採用では大変頻繁に起きている。いわゆる「勘違い君」

になってしまっていることをまず自覚すべし。もっと基本に

立ち返って考えないと危険な状況だ。

 

まずはあまり表現に凝ることを今の段階では避けて、地味

な言葉で骨太な自己分析を慎重に行うことが大事。下手に

この表現にこだわると、いつまで経っても根本的な方針変更

をしないまま、次々に面接で敗退していく・・・という怖いことに

なりかねない。表現に凝るのは、自己分析を完全にした後で

十分間に合う。今はその時期ではない。







>しまいます。アメフトにおいてもその逆境フェチがいかん

>なく発揮されます。私はま○○○アメリカンフットボール

>クラブに所属しています。26チーム中4チームが行ける

>選手権があり、そこに行く為にはリーグ優勝する必要が

   

パー  

体育会じゃない時点で、普通の採用担当は思うはず。「この

学生は厳しい人間関係や規律、練習を避けて、比較的楽な

道を選んだのだ」・・・これが普通の印象。

 

体育会じゃないこのアメフトリーグが、どれだけのレベルなの

かは部外者にはわからない。と言ってもわざわざ貴重な時間

や字数を使ってリーグ説明をされるのもたまったものではない。

事実、私はこれを読んでどれくらい厳しい世界で戦っているの

かはまったくわからないままだった。非常に中途半端な体験で

自分自身を表現しようとしていることは自覚すべきだろう。


 

 



>あります。最終試合はリーグ内のライバルチームと全勝

>対決。しかし、私のチームは主力選手の怪我人が多く

>絶体絶命でした。この上ない逆境が私を突き動かしました。

    

パー

この時点であなた自身のことをまだほとんど語っていない。限ら

れた400字という字数を非常に無駄に費やしている。もったいな

いことこの上なし。あなたが目指すアドマンとはこういうスペース

の利用方法をする仕事だろうか。あなたがアドマンに向いていな

いと勘違いされてしまう危険はないだろうか。慎重に考えよう。




    



>試合までに少しでも強くなり、チームの軸となる決意し、

>私は先輩に頼み込み練習後に1on1に付き合ってもらい、

>筋トレも自分を限界まで追い込み、体重を増やす為食べ

>まくるなど出来る限りのことをしました。その結果、試合に

  
パー

上記の努力は、真剣にスポーツに取り組む学生ならば、日常的

に行っているはずの活動ではないだろうか。これらを特別視して

語るということは、逆に普段は中途半端だったことへの逆証明に

なりはしないだろうか。体育会の学生はこんなことを語るだろうか。

あなたは望むか否かにかかわらず、スポーツ体験で自分を表現

しようとした段階で、自動的に体育会の学生とライバルになって

いる。採用担当はサークルと体育会の微妙な違いなどは考慮し

てくれない。同じスポーツならば真剣にやっているほうが勝ちだ。

そしてあなたが目指す広告業界は、非常に多くの体育会の学生

が面接を受けにやってくる。なかなか危険な勝負をしようとして

いる事実は自覚しておこう。






>勝利しリーグ優勝を決め、試合中にQBサックをすることが

  

パー 

果たしてどれだけの人がQBサックという言葉の意味がわかるだろ

う。どれだけの人がQBサックの価値がわかるだろう。QBサックを

決めることがあなたの人生でそれほど大きな出来事だったのだろう

か。あなたはQBサックを決めることを目標に2年半も練習を積んで

いたのだろうか。ここでこの言葉を登場させるのことが本当に有効

なのだろうか。冷静に客観的に評価をしなおすべきだろう。





  

>出来ました。私はこの経験から、どれだけ逆境に追い込ま

>れた時でも努力の継続で結果を出せると痛感しました。

  

パー   

逆境に追い込まれたのはあなた自身でなくてチームなのでは?

あなた自身はこのエピソードで一度も逆境に追い込まれていない

ということにお気づきだろうか。第三者のことをいくら必死に語って

も、あなたの自己PRにはならないことを知るべきだ。

 

努力の継続と簡単に言うが、試合前の短時間の努力しかここで

は語られていない。むしろ地味でもいいから2年半地道に続けた

あなたの努力を語るべきではないのだろうか。 

  

 

 

     

>今後もこの逆境精神でどんな困難に直面しても乗り切る

>自信があります。
  

パー    

こういうスローガンで自己PRの最後を締める学生が多い。だが

まったくの無駄でしかない。将来の目標を問われているならまだ

わからないでもないが、自己PR(現在の自分のアピール)の中

で、証明不可能な将来の目標を語られても無意味。事実、この

2行も何となく形式的な感じで終わっている。限られた字数を

こんなもったいない使い方で費やしてしまうあなたはアドマンに

向いていると言えるのだろうか。

 

自己PRはあなたのCM。広告志望のあなたは自分自身の宣伝

に今回成功しているのだろうか。

 

今回はかなりコテンパンに言われてしまったA君だが、この時期

に辛口で有名な古井戸先生からほめられることなどありえない

ことは理解してほしい。今の段階で完成した自己PRを書ける方

が不気味だ。おそらく他の学生さんだったら、もっと辛辣に諫言

されていたはず。A君は頑張っている方だと思う。

   

 

   

再チャレンジを期待したい。


  

            


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