甘ったれクリーチャー 7 | すーぱーじゅにあ ウネがかわいいっ 月子のブログ

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社会人になって、久しぶりにジョンウンヒョンから飲みに誘われた。

ジョンウンヒョンは高校の時の一つ上の学年の先輩で、オレとドンヘが2年の時にちょっとした事がキッカケで仲が良くなった人だった。



「どう?仕事は?」


「まあ、楽しいですよ。」



なんて話をして



「実はさ…俺、今年からリョウギと一緒に住み始めたんだよ」


「えぇ~っ⁉︎」



リョウクはオレの1学年下の後輩。二人は高校の時から付き合っていた。


あれはオレたちが高2の時だったっけ、、、。





回想ダウンダウンダウン




その日は裏庭の辺りにシートを広げて
ピクニック気分のドンへと二人で弁当を食っている時だった。




『ちょっといいかな?』



いきなり声をかけられた



『だれーーー?!うぉ?!じょんうん?』



驚くドンへ、オレも驚いたけど



『ドンへ!ジョンウン氏は先輩だぞ?!ヒョンをつけなさい!』


『あーい』




このセンパイは校内でもわりと有名なひとだった。なんで有名かって言うと、同学年の人たちの間ではちょっと変わり者だって話だったから

学年が違うオレたちには、変わり者だって言われても、その変わりっぷりとかはよく分からなかったけどね。
オレから見たジョンウン氏は変わり者ってより、いつも一人で本を読んでるような、よく言えば《孤高の人》的な?



『ひょん?なあに?なんかごよう?』


『ちょっとドンヘに相談があって…』



ドンへに相談⁉️やっぱ、変わってるわ…



『今日はココにいるって聞いたから…』



とか言いながらオレたちの前に腰を下ろす。



「…  …  …」



相談があるって言ったくせに黙ったままだ



なあ?お前、相談受けるくらいこの人と仲良いの?』



ドンへの耳元に囁いた



はなしたこともないぞよ』



ドンへも耳打ちしてくる
だろうな… けど、だったら何で?ドンへに相談なんて…酔狂にも程があるだろ。


なかなか話出さないジョンウン氏



『ドンへに相談なんですよね? えっと…オレ 席外しましょうか?』



オレがいたら話にくいのかと思って言ってみた。



『いや… 大丈夫。2人に聞いて貰いたいんだ』


『あ、そう…なんですね、、、』


『うん、、、、、、、、』


『でっ!?なにっ!?』



なかなか本題に入らないジョンウン氏にイラついてきたらしい
ドンへが喧嘩腰で聞く



「あの… 俺、す…好きな子がいて…」


「ア、ソーナンデスカ」



うわぁ〜 棒読み。

まるで興味がねえらしいドンへ、 面白いから黙って聞いてる事にした。



『そっ… それでっ  その~ どうやって告ろうかと…」


『はあ?!んなもんっ すきっていえばいいだけでしょーが!』


『いや… でも…』


『なにっ⁉️』


『そう簡単に好きって言えないっていうか…』


『なんで?』


『引かれるかもしれない』


『ことわられるコトはあっても引くコトはないでしょ?』



ドンヘのくせに至極まともな事を言う



『けど… 相手は…お、 男…なんだ』


『えぇっ?』
『マジでっ?』



オレたちのリアクションにジョンウンしは真っ赤になって俯く
 


『あっ だいじょうぶよん♪オレ… そういうのヘンケン?とかないしでな』



当たりめえだろ‼️オレに毎日好き好き言ってキスまで強請るヤツが偏見持てるわけねえだろ。
 


『それで?あいてはだれ?』



俄然やる気をだした様子のドンへが身を乗り出した。 



『それが…』



ジョンウン氏がチラリとオレを見た
えっ?まさか…



『えっ? ダメっ ひょくはダメだよっ‼️ひょくは どんへのなのっ』


『ああ… いや ヒョクチェじゃなくて…えっと… リョウクなんだ』


『えっ? りょうく?』



リョウクは一つ下の学年の子だった。



『ひょく?りょうくって…こいびと いるの?』


『え?オレに聞く?』


『天才のひょくも知らんらしい』



え?オレはいつから天才に⁉️



「俺とリョウクは同じ美術部で … わりと気が合って、わりと話はしてたんだ。色々と好みとかも合うってわかって、リョウクの描く絵とかも俺は凄く好きで、何て言うか、、、心に響くっていうか … 。ある日、俺の描いた絵をリョウクが見てポロポロ涙 流して… 『すごく心に響く素敵な絵ですね。僕、なんか感動して涙出ちゃった』って、俺たちはお互いの絵に感銘を受けてたんだって思ったら、リョウクは俺の運命の人なんじゃないかって…」



なんだか 芸術家っぽい恋の内容にオレはポカンとしてしまった。
ドンヘに至っては



『ココロに…ヒビビビ…絶望



魂抜けてるしw




『そっか、それならChanceあるかもよ?ふたりは同じきもちっぽいようなかんじのふうだから」
 


すぐに覚醒したドンヘがまともな事を言う
そしてなぜチャンスだけ発音がィィの?



『じゃあオレっ!りょうくとうまくいくように 
きょうりょくしてあげるっ』


安請け合い。



『どうしたら うまくいくかなあ?』



ジョンウン氏部室をが出て行ってから ドンへか楽しそうに言ってくる 



『他人の色恋なんか放っとけよ。関わると後あと面倒だぞ?第一、んなもんは本人次第なんだから 他人がどうこう出来るもんじゃないって』


『ひょくって けっこうつめたいよね?』


『言っとくけど… オレは協力とかしないからな』
 


なんて言ってた一週間後


 

「ひょくぅ?あのふたり、おつきあいはじめたって❣️」




マジかっ!?




アップアップアップってな事があった。
アレからずっと付き合っていた二人



「おい!ヒョクチェ聴いてる?ぼーっとしてんじゃないよ」


「あ、ああ、ちょっと長めの回想してただけです」



そっか、二人はずっと愛を育んでいたんだ。
それで、一緒に住み始めた、、、。



「お前らはどうなってる?」



どうって… 
全く どうにもなっていない状況だ。



「もう一緒に住んでたり?」


「は?いやいや…オレとドンヘは別に付き合ってるわけでもないから」


「仲良しCPだったのに?!あ、いや《ベストCPで賞》堂々第一位🏆だったのに?」



言い直さんでもええて!



「お前は馬鹿だなあ」



大学に入ったら『距離を置こう』ドンヘにそういってから今までの事を話すとアッサリ言われた。



「つかさ?気づいたんなら言えばいいだろ? あいつ お前の言う事には本当に従順だろ? 距離置こうって…いや『待て』って言われたんだから『よしっ!』言うまでお預け状態で待ってるんだよ」



犬に例えられるドンヘ



「ドンヘってお前の言う事ならなんでも聞いちゃうような素直すぎるトコあるじゃん?」


「、、、」


「シウォンてやつの事が気になってんの?」


「…  …  …  」


「あのさ~? お前、自分のことは棚上げか?距離を置いて、お前は恋人作ってもイイけどドンへには誰とも付き合うなってさ?おかしくね?周り見ろって言ったのお前だろ?ドンへが、周りを見出したら 自分を裏切ったみたいに思うって我儘すぎんだろ?」


「わかってますよ」


「わかってないよ。お前はドンヘを我儘って思ってるかもだけど、お前の方がアホほど我儘だって気づけよ」


「わかってるってば!」



わかってなかった。
今までは、、、



「わかってるなら、さっさと言えよ。自分の気持ちを、ドンヘみたいに素直にストレートに言葉にしろよ」




わかってる。
言わなきゃって思う

ドンヘの心がシウォンに気持ちが傾いているとしても、今の自分のこの気持ちを伝えなきゃ一生後悔する事になる。

わかってはいるけど、、、。






















つづく