探偵物語②-7 | すーぱーじゅにあ ウネがかわいいっ 月子のブログ

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ドンヘが




『3Fにあたらしい人がお引越して来たんだよ」』


なんて言い出した。


その引っ越してきたという男が今日、ドンヘのアルバイト先のカフェにきたらしい。

どうでもいい情報だけど、聞いてやんないと愛が足りなーい!だのうるさいからなあ~ 



 『みんひょんはフンイキがどんへに似てるって』



 の時点で ん?って思った。
 こいつに雰囲気が似てるヤツをオレは一人だけ知ってる。



 「おなまえは、ぱく・ちぇみんさん、オレたちと おんなじ年だって」 



 ああ。やっぱり…。 



 「ひょく?」 



 どうする?

『オレ、そいつ知ってるわ』って言ったほうがいいのか? 
、、、やっぱり 言った方がいいよな。 



 「あ~ オレ…そいつ…知ってる、、、たぶん」 


 「えっ⁉︎ しってるのっ? てか、たぶんてなに?」 


 「同姓同名なんてわりといるからさ?オレの知ってる パク.チェミンかわかんねえじゃん。」


 「んー そっか…」 


 「取り敢えず、風呂出ようぜ。のぼせるよ」



 説明を考える時間の稼ぎをしようと思ったオレはドンへを抱き上げるようにして バスタブから立ち上がった。 





 「どんな感じのヤツだった?」



 風呂から出て 熱っちいのにくっつきたがる ドンへを膝に乗せて 聞いてみた。



「だから 可愛らしい感じの…」 


 「それ以外で…」 


 「んっとぉ… 」 



 目をキョロキョロさせて (可愛い)脳みそで考えてる。 



 「んっとね。可愛らしい…」 


 「だから、それは聞いたってのっ!」 


 「ひぃ~っガーンんとんと オレにふんいきが似てて…コレも言ったっけ?」


 「聞きました」


 「あとは…身長は170…くらい?で、 細かった。みんひょんはキャシャ?って言ってたよ。キャシャって細いってことだもんね?」


 「うん。」



 あ~ ~ やっぱり…オレの知ってる パク.チェミンだ…。 



 「しってる?」 


 「たぶん、知ってるな」 


 「なんでっ?なんでしってんの?」 


 「オレの知ってるヤツなら、高校の時の同級生だ。えっと… 2年の時に同じクラスになって、まあ 仲良くなった…のかな。そんで卒業後あいつはかなり遠くの大学に行ったから、卒業してから全く会ってなかったんだよな~」 



 なるべく軽めに聞こえるように言った。 今の説明に嘘はない。 
高校2年の終わりくらいから卒業するまで オレとチェミンは付き合ってた。 って言葉を省いただけだ。 



 「ひょくぅ?」 



 不安そうな顔でオレの顔を覗きこんでくるドンへをぎゅっと抱きしめてやる。

付き合ってたのは遥か昔の話で、オレだって今まで あいつの事は忘れてたし… 今更 再会したところで 何かある訳でもない。それなのに わざわざ付き合ってたなんて言うのはドンへの不安を煽るだけだ。



 「オレにふんいきが似てる?」



 確かに似てるな。
アホで ガキみたいで、すぐ怒って、すぐ泣いて、そんで直ぐ笑って… 



 「似てないよ。全然似てない」







 それから一週間程 経って 




 「おっ…」 


 「あっ…」 



 外出から帰ってエレベーターを待っていると、外から帰って来たチェミンがエントランスに入って来た。 



 「久しぶりだな」 


 「ヒョクチェ、びっくりしてないね?久しぶりなのに」


 「聞いたんだ Grand praceってカフェのドンへ知ってるだろ?オレあいつとここのマンションに一緒に住んでんだよ」 


 「ああ。あの 可愛らしい人?ひょくちぇの恋人?」 


 「ああ。そういえばドンへもお前のコトを可愛らしいって言ってたよ」 


 「へっ?」 


 「しかし…お前全然変わんねえな。高校の時のまんま」 


 「えぇ?それって子どもっぽいってこと?」


 「いや… ガキっぽいってコト」 


 「一緒じゃん!」




 なんて頬を膨らます、ホントに全然変わってない。18歳って言っても通りそうだ。 



 「あっ…エレベーターきたね。じゃあ」



 チェミンが手を振る 



 「なに?お前、乗んねえの?」 


 「3Fだよ?エレベーターにのるのとか悪いから、
階段で行く」 


 「悪くねえよ。エレベーターは住民全員のための設備なんだから、何階だろうと関係ないって」


 「でも…」


 「いいから乗れって」



 腕を掴んで引っ張ったら バランスを崩して 胸に倒れこんで来た。 



 「ホント華奢だな…」 


 「っ! オトコに華奢ってのはシツレーだぞっ」



 チェミンは真っ赤になって それだけ言うと 結局エレベーターを降りて走って行ってしまった。 
ほら、直ぐ怒る… 

ホント変わってないな、、、。
























 つづく