午後からのお仕事中、眠くて眠くておめめをこすってたら
「ドンヘ?どした?」
声をかけてきたのは同じバイト仲間のそじゅんくん21さい。
この子はオレよりすんごい年下なのにタメ口だし、呼び捨てだし
「目なんかこすっちゃって子どもかよ?可愛いなあ」
とか言ってアタマ なでてくるんだ
「もうっ やめろよな‼️オレは年上だぞ⁉️かわいいってなんだようっ」
「可愛いから可愛いって言ってんだよ。てかさ?すごい不思議に思ってることあるんだけど」
「ふしぎ?なにか?」
「ヒョクチェさんだっけ?ドンヘの恋人」
「ひょくオレのコイビト♡かっちょいい♡でへへ」
「、、、カッコイイ?」
「てか、なにがふしぎなのさ?」
「なんで付き合えるの?あの人と」
「はあ?」
「可愛いドンヘに釣り合わないだろ?ヒョクチェさんみたいな…ブサ…」
「はあっ?つりあわないっ!?」
「釣り合わないよ。ドンヘにはもっとカッコイイ男と付き合ってほしいな」
「なに言ってんの?ひょくは世界一カッコイイじゃんっ」
こいつは分かってるないねぇ
アホなんだな。
それか目がわるいのかな?
なんて思ってたら お客さんが来た。
「あっ…お客さんだ。オレ、オーダーとりいくね」
テラスのテーブルにオーダーをとりにいくとお客さんがオレをみて アレっ?って顔になる
「えっ?」
「あのぉ…SJマンションの方ですよね?」
「え?あ、はいっ」
「ぼく…三日前に そこの3かいに引越して来たんです 」
「あっ…そうなんですかあ。あ、オレ い.どんへですっ」
「ぼくは パク.チェミンです 」
『よろしく』なんてペコってアタマを下げる。
なんか かわいらしい人だな。
って思った。
「知ってる人?」
もどったら みんひょんにきかれた
「んんん 知らない。、、、あっ!知ってる?んー知らない。うん 知らない」
「どっちだよっ」
「最近ウチのマンションにお引越ししてきたって 」
「ふぅーん なんか…お前に似てるね」
とか言われて
えっ?って思った
「あ、いや、顔とかじゃなくて、雰囲気がだよ。お前より背もちっちゃくて華奢だけど、何だかお前とおんなじ匂いがするよ。ほら…」
って指をさされて見たら
ちぇみんさんが お水がはいったコップをもち上げようとして 手がスベって テーブルが水びたし…
「店員呼べばいいのに自分でハンカチ出して拭き始めたよ?」
「んもーっ ブンセキしてないでタオルもってってあげてよう」
オレはタオルをもって ちぇみんさんの席に走って行った
「オレがふくからダイジョーブですよ」
「ふぇぇっ こめんなすっせっ」
「えっ?」
「あっ…ごめんなさいっ」
こめんすなすっせって…
ヤバい… ホントにこの人、オレみたい…
「このお店、内装とかすごくオシャレですね。居心地も良いし、ケーキもすごく美味しい」
このお店が気にいってくれたらしくて
「また きますね 」
ちぇみんさんはそう言って笑顔でかえって行った。
「ふふっ かわいらしい人だったね~」
あとでみんひょんに言ったら
「可愛らしいってか、アホっぽい?って…そんな事よりもお前、気をつけなよ」
「なあに?」
「ソジュンだよ。あいつ、お前の事狙ってっから」
もう みんひょんってば、何いっちゃってんの?そんなわけないじゃないっての
「あの子はオレのコトなんかバカにしてるんだから、いっつも上から言ってくるし」
「アホっ!ソジュンは本気だっての!お前は隙だらけだから ヒョンは心配だよう」
「スキなんて見せてないし」
「隙だらけだよ。ほっぺ プニプニされたり、頭ナデナデされたり、隙があるから んなとこされんだろ? それをヒョクチェが見たら お前 …」
みんひょんがふるふるとカラダをふるわせる
うん…。
それは考えるだけで おそろしいかも~。
つづく