もうすぐ春♪。
野菜の種蒔きや苗のことを考える時期。
野菜作りは、たとえ家庭菜園であっても、害虫との戦い、蚊に食われる、日焼けなどそれなりに大変。
でもできるだけ殺虫剤等の農薬を使わず、少しでも楽に野菜を育てたい。
不耕起栽培とか、無肥料無農薬栽培とか昔から聞くけど、ただ庭に種を蒔いても簡単にいい野菜なんてできない。
先月、本屋さんでこの本を見つけた。
菌ちゃん農法。菌ちゃん野菜。
簡単に説明すると、栄養のない土で45cmほどの高さの畝を作り、その上に枯葉、枯れ枝などの有機物を5~10cmのせる。黒マルチをかけて雨から守り2~3か月ほど経つと、有機物から白い糸のような糸状菌という菌が伸びてくる。そこに野菜を植えるとその菌の力で健康でおいしい野菜が育つと言う。農薬や肥料も要らず、虫も付きにくくなり、連作障害もないという。
ほんとかぁ?
45cmの高さの畝なんて、たとえ2mであっても作れる気がしない。
プランターでもできるようなので、とりあえずプランターでやってみることにした。
すこぶるデカいプランターを購入。
幅66×奥行39×高さ42.5cm! 容量:72L デカッ
畝は高く、プランターは深くなければダメなんだそうだ。
ネットを敷いて、
写真撮り忘れたけど、この後、水はけのために高さ5cm強くらいもみがらを入れた。軽石でもいいけどもみがらの方が軽そうだから。もみがらは細かいのでネットを敷いた。軽くジョーロで水をかけ湿らせてから入れた。
用土は窒素含有量が0.5%未満じゃないといけない。
栄養分の少ないオーロラ培養土と腐葉土をネットで購入。なんだかんだで5千円以上使った。
腐葉土はプランターを軽くするためのものでもある。培養土1に対して腐葉土3近く混ぜた。
よく混ぜたらジョーロで少し水をかけさらに混ぜる。
プランターに豆乳 投入。上から軽く抑える程度にする。
糸状菌のエサとなる朽ちた有機物。
写真ではわかりにくいけど、線路沿いに生えていた枯れススキをこっそり取ってきて茎を3cmほどにカットしたやつがたくさん入っている。
↑ススキの枝の中。白っぽいカビ状のものが糸状菌かも。
↓これはうちの庭の濡れ落ち葉。糸状菌らしき白い点々が確認できる。
上に5cmほどのせて
さらに土をかぶせジョーロで水を少量かけてなじませる。
黒マルチでカバー。
黒マルチするのは水の侵入を防ぐため。糸状菌は水に浸ってるのはダメだそうだ。
でも空気は必要なので指で数か所マルチに穴を開けておく。
ヒモでしっかり縛ったけど、風でマルチがペラペラするので、さらにガムテープで固定。このプランター、超重いのでひとりで動かすのは無理。黒土にしようかと思ったけど、黒土だともっと重かったと思う。
プランターの仕込みをしたのが、3月10日。種まきや苗を植えられるのが最低2か月後だから、5月10日までは待たなければならない。土の様子をみて糸状菌が発達していなければさらに1か月放置。もし夏野菜に間に合わなくても、放置して冬野菜を植えればよいよね。
種や苗はマルチに穴を開けて植える。2~3年このままで栽培できるという。
まだ仕込んだだけだから本当にちゃんとできるかどうかは分からない。
ちなみにこの方法は枝豆とか、種を筋蒔きするにんじんにはあまり向かないそうだ。
菌ちゃん農法はYouTubeでも色々見られるし、通信講座もあるみたい。