三連休の11月2日に夫とバスツアーに参加した。
1999年に世界遺産に指定された「日光の社寺」を巡る日帰り旅行。
日光東照宮は初めての私。夫は2回目。
バスの中でガイドさんが「東照宮初めての方?」と聞くと、私よりも年配の人達がけっこう手を挙げた。
日光まではスムースに着いたが、日光のメインストリートに入るといきなり渋滞。
昼食付のツアーで、11時にレストランに到着予定だったが、12時過ぎに到着。
昼食 湯葉御膳
建物自体になんか既視感。観光地によくある1階が土産物屋で2階がレストランというか食堂。まあ普通においしかった。
その後、最初に輪王寺を見学。
本堂(三仏堂)の中は撮影禁止。
立派な黄金の仏像(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)を見学。
敷地内にある大猷院(たいゆういん)は三代将軍徳川家光のお墓。
別料金なので見ていない。
家光はお母さんに冷たくされ、お爺ちゃん子だった。死後は大好きなお爺ちゃん(家康)のそばにいたくて、こちらを墓所として希望したらしい。
そういえば昔、ドラマ「大奥」で高島礼子(秀忠の正室、家光の母)が家光役の子役に冷たく当たるシーンがあった。
輪王寺から東照宮に移動しながら、電車で来て歩いても良かったなぁ・・・と思った。日光駅から東照宮までは2km位。
しかし、その考えは東照宮に着き、チケットを買う人々の長蛇の列を見て改められた。
チケットのある人とない人とで列が分かれていた。バスツアーの私達はもちろんチケットのある人達の列に並びスムーズに入れた。
15:30で受付終了。この大勢の人達はそれまでに入れるのだろうか?と心配になるほど。外国人もすごく多い。
忘れないうちにガイドさんから聞いたことを思い出して記録。
日光東照宮とは?
江戸幕府初代将軍徳川家康を祀った神社。75歳の生涯を終えた家康公はいったん久能山に葬られたが、2代将軍家忠が家康の遺言と天海上人の助言を受けて翌年亡骸を日光に移した。現在の社殿群は三代将軍家光公により造られた。家康は神格化され、東照大権現となった。
皇室関係以外で「宮」が付く神社は日光東照宮と学問の神様菅原道真を祀る天満宮だけ。
表門を通って、見学を開始すると、
はい、「見ざる聞かざる言わざる」
ここは厩舎。馬をつないでおく場所。猿は馬を守ると言われているそうだ。
8枚の彫刻があって、人生を風刺しているとのことだ。
一枚目
人生のスタート。母猿のそばにいる赤ちゃん猿。
二枚目
幼い頃の猿。三猿。幼い頃は悪い事を見たり聞いたり言ったりしないほうがいいという意味が込められている。(見ざる、聞かざる、言わざる)
三枚目
青年になり独り立ちする。期待と不安。
四枚目
大人になり、未来を考え、友達と努力する様子。
五枚目
人生はうまくいかない。挫折する猿、励ます猿、前に進もうとする猿。
6枚目
微妙な恋愛関係を描いている?
7枚目
結婚した2匹の猿が人生の荒波を乗り越えていく。
8枚目
妊娠し、お腹が大きくなった猿。
という感じ。
ネットで検索すれば、もっと詳しい内容が分かると思う。
そして陽明門へと。
ド派手。
この白い柱には猿の顔みたいな模様があるが、奥にある柱は猿の顔が上下逆になっている。一本だけ逆なんだそうだ。すべて揃って完璧というのは良くない。完璧になると次は崩壊を意味するから・・・とガイドさんが言っていた。
すごい彫刻。
家康のお墓に行く手前にある眠り猫。
お墓にネズミが入らないように見張っているのだとか。
「日光を見ずして結構というなかれ」という言葉の意味が分かった気がする。
夫は前に来たことがあるが、社内旅行でサーッと見ただけだったそうだ。
ガイドさんに説明してもらってとても良かったと言っていた。
二荒山神社にも行ったが、写真を撮るのを忘れた。
東照宮から二荒山神社に向かう道が「進撃の巨人」の巨大樹の森みたいだったので写真をパシャリ。高野山とも雰囲気が似ていた。
木と言えば、東照宮には避雷針が取り付けられている木があった。
雷落ちて建物が燃えたら大変だから。
木に沿って上から避雷針が垂れていて、避雷針がヒラヒラしないように針金が巻いてある。
東照宮内には立派な盆栽が飾ってあった。何千万もするものもあるという。ガイドさんに盗まれないのかと聞くと、警備の人が見てるから大丈夫なんだそうだ。それらしき人は見当たらないから、覆面警備員かな?
各地で盆栽が盗まれ、高額の盆栽がベトナムで見つかったなんて話も聞く。
駐車場で初めてテスラを見た。近未来的な車という感じ。
失敗したこと。
御朱印帳を忘れてしまった!
伊勢神宮や出雲大社に行ったときも忘れた。そういった超有名大物神社に行くときに限って御朱印帳を忘れる。本当にぬけていると思う。
御朱印帳に直接書いてもらいたかったけど、仕方ないからあらかじめ書いてあるもの(書き置き)を購入。
東照宮には眠り猫の近くに御朱印受付の場所があったらしいが、見逃してしまった。
家に戻って貼り付けた御朱印。
次は、松島、奥入瀬、恐山などへ行きたい。函館にも行きたい。
そして御朱印帳は忘れない。



























