YouTubeで科学系な動画を見るのが好きなんだけど、まぁタメになるものからトンデモなものまでいろいろあるんだけど、コレさ…

ギョッとするものがある。

なんか月の裏側で正体不明のミイラが発見されたとかなんとかいう話。

地球から見ると自転と公転の関係で月は常に片側しか見えず、裏側には何かあるという、まぁオカルト好きというか都市伝説好きというか、その手の界隈の人たちからすると月の裏側というのはいまだにフロンティアなわけよ。

いやいやこれまで既に月の裏側も写真撮られてるでしょ調査入ってるでしょってのは、アテにならない(笑)。

アポロが実は月に行ってないんじゃないかって話が今でも根強く燻ってるわけだけど、あながち一笑に付せないところもある。

ヴァンアレン帯の話とか、地球の外では人体はもたないとか、2014年にNASAが有人宇宙飛行のテスト発射を行い成功した時の説明動画でエンジニアがヴァンアレン帯をクリアしたことをことさら強調するのがあって、ん? それってアポロの時にとっくにクリアしてたんじゃないの?ってツッコミとか、そういった話がある。

そもそも月自体に疑惑がある。反響実験、あとチタンがどうって話あったよな? そうした話から月が人工物ではないか?という疑惑。衛星としては巨大過ぎるという疑惑。地球や生物が存在する条件をクリアするのはあり得ない確率で、その条件の中に月の存在もある。等々、総じて月はアヤシイ、っていうね。

それに今、月の裏側調査してんの厨国だろ? 一番信用出来ない国じゃん(爆笑) きんぺーウイルス隠蔽して封鎖しないで世界中に拡散させたのが代表的だけど、もう重ね重ね隠蔽隠蔽隠蔽だらけ、信用って言葉から最も程遠い国なんだからさ。

そもそもが根本的なとこなんだけど、厳密に地球の外に出た人間はアポロの宇宙飛行士ぐらいしかいない。どこまでが地球でどこからが宇宙空間かという区分けは微妙であり、カーマンラインは100kmだけど、高度80~500kmの熱圏のさらに外が宇宙空間であるとするなら、408kmを周回している国際宇宙ステーションはまだ地球圏内という言い方もできる。

それを踏まえるとアポロの宇宙飛行士だけということになるわけだけど、アポロ自体に疑惑があるわけだ。

科学的な話を持ち出さなくとも、本能的におかしな話だよなという疑念もある。米ソの競争の中で後れを取っていたアメリカがなんとか期限内に実現させたわけだが、あの時代に、ンなテクノロジーほんとに実現できたのか? 話を聞けば聞くほどズサンだし。新たに宇宙服を作ることが出来なくていまだに昔の宇宙服を使い回してるとか、はァ!?ってなもんだし。あと月面での宇宙飛行士たちのクソつまんねーユーモアの会話や悪フザケの行動の映像があるが、本当に死と隣り合わせだったらあんなマネ晒せるはずがないってのもある。

…結局さ、アポロがホントに行ったか行ってないかはともかく、自分の目で直接確認してないものはアテにならないってことだよ。

それを一笑に付する、あるいは陰謀論者と短絡的に判断するのは、昔 天動説を信じてた連中と同類。いわゆる保守派? 妄信ってやつ。別に自分で確認したわけでもない、そう言われてるから・そうなってるからそうなんだというのは、自分で思考する能力に欠けている。人形みたいな連中。これが新興宗教とか某国の半日教育になってくると洗脳となる。(もっと言えばスマホ、SNSってのは結構害悪なんだけど、どいつもコイツも省みることなく使いまくってる、疑問を持たないっていう、周りがそうだから自分もそうなのが当たり前って姿勢がすでに「妄信」「洗脳」なんだよ。)

大仙陵古墳の被葬者はホントは誰だ問題とかさ。宮内庁が調査を禁じてるっていう、怪しいよねっていう話もそう。

ただ、月の裏側に都市だっけ遺跡だっけ、があった!という話は聞き流してる。なんかこう、そういうのは端からデタラメ臭が強い。クサッ!っていうね(笑)。

アノンQみたいなのも酷いね。あぁいうのをまさに陰謀論という。

でも月の裏側で遺体発見の話はゾワッとしたのだった。

見つかったのは損傷の激しい男のミイラと、仮死状態?の女で、しかも女の顔は欧米系ではなく東洋人だ。海外では通称「モナリザ」と呼ばれてるが(←芸のないネーミングだ)、日本では「かぐや姫」と呼ばれている。この符号が素晴らしい!

そうなのよ、あの、子供に読み聞かせるおとぎ話の代表作の1つのような『竹取物語』だけど、かぐや姫は月から来た存在だった、そういえば。

『竹取物語』は平安時代前期に成立した日本最古の物語といわれてるが、同時に日本最古のSFでもある。

そして平安時代の人間がSFなんか書けるわけがないだろ、という疑念がある。

つまりこれはSFではなく、実際あった事を書き記したものではないのか!?という…

また登場人物の多くが実在の人物と同名、あるいは実在の人物との関連が示唆されている。

『竹取物語』は実録ものであり、かぐや姫は実在した宇宙人、という解釈。

海外がつけた通称の「モナリザ」は根拠もクソもない粗雑なネーミングだが、日本がつけた「かぐや姫」はそういうわけで妙なリアリティがある。“月の裏側で女の遺体発見”といっても、海外と日本では受け取り方がまったく異なる。日本人にとっては実在した(?)かぐや姫を想起させる。

そしてかぐや姫は不死だったから、なら月の裏側で女が仮死状態で発見って、…かぐや姫が実在した人物で しかも宇宙人であったらだよ? あり得る話なんである。

それで発見された女の外観があまりに凄かった。冒頭の画像ね。このグロテスクさ、不気味さ。ここがまた変なリアリティがある。現実を見せつけられたかのようで、衝撃的というか。

(月はあの世の比喩である=かぐや姫は死んでいるという見方もまた、ある。)

 

で、ここがまた大事なのだが、この動画は捏造であることが判明している。

“月で遺体発見!”動画だけを鵜呑みにしちゃいけない。さらに検索して他の動画も見てくと、捏造に言及した動画もあったりする。

フランスのアーティストが作ったと。人面マスクを見せている。インタビューで日本に送ったと言ってるようで、仕掛けたのは日本人か!? だからなのか?

例の映像を改めて見ると、

特にこの場面なんか面を置いてるだけで後頭部が無いことがわかる。

 

でもフェイクであっても、『竹取物語』と繋がる不気味な符号はなかなか見事だった。

それともやはり本当で、隠蔽し続けときたい政府か何かによるプロパガンダ映像なのか? 疑い出したらキリがない。

それはともかく、重ねて言うがこのミイラ映像、外国人と日本人では捉え方がまったく異なるもので。日本人が100%堪能とすると、外国人では20~30%ぐらいしか堪能出来ない。外国人にとってはいわゆる“宇宙人解剖フィルム”的な面白がり方しか出来ないが、日本人的には馴染みのある物語との関連性が示唆されるのと、その物語自体が謎の多いものなので、背後にもっと大きく不気味な裾野がある。それは逆に言うとあれだね、例えばアメリカ映画の『エンゼルハート』は宗教観がまったく異なる欧米人と日本人では見方や印象がまったく異なるので、これは逆に外国人が100%堪能とすると日本人では堪能度がガクンと減るとか、ベトナム戦争映画を日本人がアメリカ人と同じように観れるはずがない、みたいなのと同じようなもんだ。

まぁともかく月の裏側で見つかったかぐや姫のミイラネタ、恋愛ドラマなんかよりこっちの方が断然面白い!

いやまぁ『竹取物語』は結局のとこ創作物であって、作者は当時の権力者・藤原氏に不満を持っていた人物、それ以上でも以下でもないのかもしれない。

でも現代科学でも答えの出てない事はわんさかある。実は現実の正体を我々はいまだに知り得ていない。我々が今こうして生きていること自体がいまだ説明がついていない。挙げたらキリない、例えばビッグバンは事実ではなく仮説だし、重力の正体がいまだに判明してないとか、生命の起源も解明されてないし、水の正体や起源も不明等々、いろいろある。

霊というものが科学的でないっつったって、人間の可視領域は限られている。見えないものは存在しないという考え方がいかにナンセンスかわかる。

日本人宇宙人説ってのもあるしな(笑)。DNAや言語を調べてくと、日本人だけどうもルーツがわからない、遡れないって話。

判明してない事はたくさんある。だから「非科学的」という切り捨て方は、実は結構頭が悪い。「妄信」「洗脳」と同義語かもよ。「思考停止」っていうね。