『スターダムのウラ 23』から続き。

 

2月14日。

お、川上がこんなツイートしてる。

「スターダム 3月3日の日本武道館大会で行われるジュリア対中野たむの敗者髪切りマッチ。この1戦で中野たむが負けた場合、俺は全てのツイート、ブログを辞める事にします。俺の勝率予想は100対0で中野たむの勝利を確信している。」

俺はまだ伏せてるのに(苦笑)。

川上の根拠はなんだろう? 俺の見方(ぶっちぎる)とは別の裏の事実に基づいてるのか?

リプライ「こんな事、事前に書いたらブックがひっくり返るんじゃないですか?

川上さんにブログやツイートをやめさせたい人間がスターダムには沢山居るでしょう?」

に対する川上リプライ「面白い(笑)俺のツイートにより展開が変われば一つネタが増えますね。しかし、そんな事で中野たむが信念を曲げるとは思えないですよ。」

わかってないリプライ(プロレスを表面しか見ることしか知らないファン。川上のツイッターを見てる奴ですらわかってない奴がいるんだな)が続いた後、こうリプライしてる人がいる。

「これは、川上さんがたむがきっと勝ってくれると信じているからとかそういうハナシでは全然なく、どう考えてもたむ勝利のブックがあると見てらっしゃるというハナシですね?

どうしてたむ勝利の台本なのだろうか

だいたいジュリアとたむの因縁が意味不明だ」

 

…俺が中野たむがぶっちぎると推測した根拠は『スターダムのウラ 21』で書いたように、諸々の事情で追い詰められてもう後がないたむが、恐れ知らずのちゃぶ台返しに出るというようなところだ。

だが川上はたむのぶっちぎりを「信念」と言った。

…そうなのかもしれない。

たむは言ってた。「夢は何回挫折しても追いかけ始めるのはいつからだって遅くないから、そういう夢を私たちはスターダムで、女子プロレスで見せていく。だから、こういう世の中ですけど、皆さん女子プロレスを見て、明日生きる勇気を私たちがあげるっていうのはおこがましいけど、一緒に作っていきたいと思っています。」と。

たむの言ってる事は、ジュリアの言ってる ただ女のドロドロをリングで見せたいという事とは真逆だ。

ちゃんみな及びコズエンのやろうとしてることがイデオロギー闘争だと既述したが、その高尚なテーマ性の前に勃発した会社の意向との戦い、ひたむきに生きんとする者の敵である中身が真っ黒な女ジュリアとの戦い。

女の悪い要素だけで凝り固まってできてるような人間であるジュリアと、そのジュリアにたぶらかされ(?)他の女性たちを蔑ろにする会社に、敢然と挑む中野たむという人間。

たしかに、たむが3.3で勝つのは、信念ゆえかもしれない。

 

同じく2月14日、東スポに『【スターダム】ジュリアVS中野たむ「敗者髪切りマッチ」はワンダー王座戦に』という記事が載った。

「ジュリアはワンダー王座の白いベルトを掲げながら「武道館で丸坊主になるまであと2週間だな。昨日このベルトを防衛したから、防衛戦にしようかと思います。この試合、女子プロレス史上最もやべえ試合にするから、見に来いよ」とアピールする。

対する中野は「私はもう覚悟ができてるから今は何も言うことがない。他のどの試合よりもやべえ試合にする自信がある。他のカードにもアンタにも絶対負けない!」と宣言。

これにより敗者髪切りマッチが同時にワンダー王座戦になることが決定的に。」

中野たむが勝つことはほぼ確定なんで、疑問なのはなぜここにきて急にジュリアはタイトルも賭けると言い出したのか?ということ。

ひとつ。会社側のブック通りになると信じて疑ってないから、タイトルも賭けっかという話題のトッピング。

もうひとつ。中野たむがシュートで来る気だとなんらかによって知り、ガチじゃ勝てないので、オマエがどうしても欲しがってたベルト(既述したように星輝とたむのドラマがあったのにジュリアをトップに据えたい会社は星輝引退で返上された星輝のベルトをたむにやらずにジュリアにやるブックにした)を負けてオマエに移動させてやるから髪は勘弁してほしいという、自分の髪との交換条件でも出したか?(あるいはたむが、じゃあ勝っても髪は勘弁してやるからベルト寄越せ、とか?)

んー…

どっちもやべェ試合にすると言い切ってる。

ジュリアの「やべェ」は中野たむが丸坊主になることを言っていると。

たむの「やべェ」は会社のブックをぶっちぎることを言っていると。

まだジュリアは3.3で自分がどうなるかわかってない?

であるなら、ひとつ目の読みが正解なんだろうか?

 

『スターダムのウラ 25』に続く。