三木聖子「まちぶせ」
拙者が三木聖子さんの「まちぶせ」を最初に聞いたのはニッポン放送からでした。
発売当時、ニッポン放送のイチ押しの曲となり、交通情報や天気を知らせる折など一日に何度もかかったのです。もちろん話の最中にバックに流れるので良くは聞こえませんが、曲はわかるし、知らぬ間に記憶に残ります。こうして我々の耳と脳に浸透していったのかもしれません。
「まちぶせ 」は1976年6月リリース。まもなくモントリオール五輪が開幕したため、拙者は「まちぶせ」を聞くとナディア・コマネチを、コマネチを見ると「まちぶせ」を思い出します。
作詞・作曲はユーミンこと荒井由実さん、編曲は後にユーミンの旦那になる松任谷正隆さんという名コンビで、荒井由実さんは「あの日にかえりたい」などヒット曲を連発して売り出し中でした。
若い女の子の片想いの恋の駆け引きをテーマにしたこの曲は可愛らしくて切ない歌詞で、聖子さんが歌うといっそう切なく聞こえました。
♪夕暮れの街角 のぞいた喫茶店 (のぞいたのね~)
微笑み見つめあう 見覚えある二人
あのこが急になぜか きれいになったのは
あなたとこんなふうに会ってるからなのね (怖いですね~)
好きだったのよあなた 胸の奥でずっと
もうすぐわたしきっと あなたをふりむかせる
気のないそぶりして仲間に加わった
テーブルをはさんであなたを熱く見た (見ているのね~)
あのこがふられたと 噂にきいたけど (ざまあみろでしょうか)
わたしは自分から云いよったりしない (高いプライドです)
別の人がくれたラブレター見せたり (回りくどいと男はわかりませんよ)
偶然をよそおい 帰り道で待つわ (待つわと言えばあみんです)
好きだったのよあなた 胸の奥でずっと
もうすぐわたしきっと あなたをふりむかせる~ ♪
三木聖子さんは1957年12月12日福岡県出身。当時は渡辺プロに所属していました。
「まちぶせ 」の後のシングルでは「恋のスタジアム」「三枚の写真 」(1977年、松本隆作詞・大野克夫作曲)を残しています。
背が高く細い女性で、透き通るような高音で歌う歌手でしたが、短期間で引退してしまいました。そのため、この「まちぶせ」が世の中で脚光を浴びるのは後の1981年に石川ひとみさん(当時渡辺プロ)がカバーしてからです。
ちなみに石川ひとみさんは名曲「三枚の写真
」もカバーしています。
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