石川ひとみ「三枚の写真」
石川ひとみさんといえばユーミンが作った「まちぶせ」が有名ですが、歌のうまい人だけに他にも名曲をたくさん歌っています。
「右向け右」「ミスファイン」「くるみ割り人形」「プリンプリン物語」「まちぶせ」「三枚の写真」。
中でも「まちぶせ」と「三枚の写真」は伝説の歌手となった三木聖子さんの歌った曲のリメイクで、いずれも名曲です。
「三枚の写真」(作詞：松本隆、作曲：大野克夫、編曲：船山基紀)は、三木聖子さんが1977年1月に出した3枚目のシングルで、これをラストシングルにして引退しました。
これを石川ひとみさんが1981年10月に歌い(作詞：松本隆、作曲：大野克夫、編曲：葦沢聖吉)、「まちぶせ」のヒットに続いて、自身の12枚目のシングルとして発売しました。
♪16の頃 あなたは18 夏のまぶしさ覚えてますか
はしゃいだ砂にふれ合う背中 ゆれる笑顔にぽつりと聞いた
ねえ 目をそらさずに 目をそらさずに好きっていえる?
(繰り返し)
二人ならんだ写真の海が ああ 指先を濡らしています♪
主人公の女の子は、一番では16歳、二番では17歳、三番では20歳で、それぞれに1枚ずつの写真が残っています。
過ぎた月日が残した物はこの三枚の写真だけ。
そしてせつない思い出だったのです。
2歳年上の男性との終った恋を、手元に残された三枚の写真を元に感傷的に描いた歌詞に、情景や心理がこめられた作品となっていて、聴いて良し、歌って良しの名曲です。
拙者は石川ひとみさんを、学生時代に早稲田大学のキャンパスで、一度じかに見たことがあります。
その時印象に残ったのは、顔が小さい人なのにとても大きく見えたことです。
多分芸能人のオーラだと思います。
たまに倉田まり子さんに似ているという人がいるようですが、目がまったく違います。ひとみさんは大きくて丸い目、まり子さんは細い目です。
40年たった今でもあまり老けていなくて美人なのはすごいことです。
彼女がＢ型肝炎という試練にも負けずに、結婚しても現役で美声を聞かせてくれるのはうれしいことです。
これからも頑張ってほしいですね。
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