岩国寿司っていわゆる押し寿司
母は料理が得意で
といっても田舎料理ですがね。
この岩国寿司やちらし寿司、巻き寿司を
よく作ってくれました。
岩国寿司の木枠なんか
１升用、２升用、４升用・・・
と家にたくさんのサイズがあり
お店でもできるくらい(笑)
お寿司は家で作るもの
その他には、
梅干、梅酒、らっきょ、漬物、味噌・・・
兼業農家だったので
ほとんど手作りをするのが当たり前
そんな環境で育ったお陰で
私もできるだけ手作りできるものはする。
母から見よう見まねで教わったもの。
それを私がすることで
娘が手伝ってくれて覚えてくれる。
これがいいのよ！
って押し付けしなくても
食べて美味しいものは
受け継がれていくように思う。
兼業農家でいつも忙しくしていた両親。
母なんか忙しくて
いつも機嫌が悪かった。
大人になったら大変なんだ。
苦労が当たり前なんだ。
そんな風に両親を見ていた。
だから、
私は早く厳しい両親の元を離れたい。
けれど、大人にはなりたくない！
と、矛盾したことを思っていましたヽ(；▽；)ノ
両親に対して思っていたこと。
苦労ばかりして
人生楽しくないだろうな。
だから心のどこかで
両親は【不幸】なんだ。
って思い込んでいた。
私の中の図式↓↓
苦労 ＝ 不幸
それが、自分が社会人になって
そして、母親となって
そうでないことがやっと分かった。
苦労した分 人として深みがある。
いつも口喧嘩をしていて
時には、物が飛ぶ夫婦喧嘩をしていた両親
仲悪いなぁぁ、、、
なんでこんなに仲悪いんかな
って思っていたけれど
今年、父が他界して母が
『もっと長生きしてくれてたら、、、』
が口癖になっています。
本当の思いはその人しかわからない
かもしれませんね。
周りが決め付けるものでもない。
色々あるけれど
どんなに苦労していても不幸ではない！
と思う私がいます。
今年の母の誕生日は、
私が風邪でダウンしていたので
お正月にでも岩国寿司を娘と作ってあげます。
