☆馬の背
蔵王の最高峰、熊野岳から刈田岳へ通じる約2Kmの尾根で、東側は垂直に近く切り立った絶壁になっています。
火口湖のお釜を見るには、石や岩がゴロゴロしている急な坂を降りて行かねばなりません🪨
山の天候は変わりやすく、お釜が見られるかは運次第。霧やガスがかかり見れないことも多いんです☁️
※霧やガスが出ている時は先が全く見えず非常に危険なので絶対に降りないでくださいね。
おおっ✨
この日はどんよりしていましたが、クリアなお釜を望むことが出来ました❗️
とても神々しい展望です🍀
すると一瞬ですが雲が晴れたため、お釜の色が変化するところが見れました♡
『蔵王・御釜』
蔵王のシンボル「お釜」は、周囲を刈田岳・熊野岳・五色岳という3つの山に囲まれた火口湖で、釜状なのでその名前がつきました。湖面が天気(太陽光線の当たり方)によって深緑や瑠璃色など様々な色に変化することから「五色沼」とも呼ばれています。
今まで26回の噴火を繰り返し、最近ですと明治28年に噴火しています。
昭和14年の観測時には深さが63mありましたが、五色岳断崖の崩壊で年々埋まり、昭和43年には最大深度27.6mになっていたそうです。
湖水は弱酸性のため生物が生息できません。
水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層で、世界でも例がない湖です。
南西から流れ出て濁川となり、賽の磧の北側を迂回して太平洋側へ流れ出ています。
せっかくなので刈田岳にも登ってみました。
☆賽の磧
刈田岳の頂上は賽の磧になっています。
なぜなのかは不明。。。
☆蔵王国定公園碑
蔵王国定公園は宮城県と山形県にまたがる公園で、面白山一帯の火山群と蔵王連峰一帯を中心とする山岳公園です。ここ刈田岳も公園に含まれています。
刈田岳山頂からのお釜。
お釜がある方とは反対側の景色。
山の山頂って独特の静かさがありますよね。
五感で山の神秘を感じました✨
おや、こんなところに伊達宗高公の碑が…
今まで知らなかったです。
伊達宗高公は、初代仙台藩主伊達政宗公の七男で、七歳で村田城主となり、柴田刈田両郡三万石を治めた人物です。
調べてみたところ、江戸時代初期の寛永元年(1624)に蔵王山の大噴火があり、麓の村々に大きな被害をもたらしたそうです。その頃の村田の領主が伊達宗高公。父の政宗公は噴火鎮静の祈祷を帰化人の王翼と宗高公に命じました。宗高公は自らが刈田岳に登頂し天に命願。そのかいあって噴火は鎮まりました。この石碑は後世にその功績を称えて建立されたとのことです。
噴火鎮静の2年後、宗高公は京都二条の要法寺において、疱瘡(天然痘)に罹り20歳の若さで急逝しましたが、大災害を鎮めた英雄として今もなお、地元の人々に語り継がれています。
山頂にて
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