二十四節気のスタートとなる『春分』を迎えます
占星術的には“牡羊座に太陽が入る日”です。
そんな春分のホロスコープを『春分図』といいますが
夏至図・秋分図・冬至図
と合わせて「四季図」と呼びます。
四季図で太陽が入るのはいずれも活動宮の星座。
四季図では個人ではなく社会情勢を読み解きます。
今回ご紹介する春分図では、次の夏至図までの３ヶ月間の社会情勢についてとなります。
ですが春分図に関しては、占星術において１年の社会の動向を読み解く上で、とても重要なものです。
☆春分図 ３月20日 12:06
サビアンシンボル
ASC 蟹座２０度
ヴェニスのゴンドラ乗りが、セレナーデを歌う
自己と社会の象徴的な関係が結ばれる。１６度から２０度までの流れは、マンダラを瞑想する男からはじまった。これは人の内面と、社会や環境という外面との、象徴的構造的な結びつきが確立される過程をあらわしていて、マンダラの生きた応用的な展開がはじまるのだ。環境に自分を十分に投影できるし、なにを見ても、自分の一部だと感じることもあるだろう。ここで幸福感が感じられる。社会と、個人の深層の心のはたらきが調和的に関係できることを知るからだ。孤独な集中的な探究は、いまは必要がなくなった。社会にすべて投げ出しても構わないという気持ちになる。社会は、自分だと思うからだ。この度数の持ち主は適応性が高いが、ただし手前勝手な考え方をする人もいる。
♦︎ASC(アセンダント)は蟹座
ASC(アセンダント)は重要なポイントとなるところです。特にASCの支配星はチャートルーラーと呼ばれます。今回の春分図のチャートルーラーは１ハウスにある月。９ハウスには国のリーダーをあらわす太陽、依存や曖昧さを意味する海王星がほぼコンジャンクションで入っています。諸外国との外交問題、宗教上の事件または政治に宗教がからむなど(日本に限らず)の可能性があります。
⭐️ 月と冥王星のオポジションを太陽が調停
チャートルーラーの月は１ハウスに滞在し、太陽・海王星とトライン、冥王星とオポジションを形成しています。１ハウスは主体性をつかさどります。
世の中のどうにもならない現状に対して、私たち国民が不満を持つなど、感情的になりやすい雰囲気ですが、国民と国の意識が調和するため、曖昧ながらも何かしらのフォローといいますか、解決策がもたらされる可能性があります。
☆太陽は海王星とコンジャンクション
国の方針や対策において、理想や目標は大きいのですが、脇が甘く現実の状況と伴わないことが出てきそうです。外交面で甘くみられたり、他国に依存する形になることが考えられますので、しっかりと基盤を固めて取り組む必要があるでしょう。
⭐️金星と土星(コンジャンクション)、木星と天王星(コンジャンクション)がセクスタイル
物価高に伴い、全体的に質素倹約志向になりそうです。それは制限されるということではなく自主的なもので、楽しく節約に取り組むというような、新しいブームのようなものになる可能性がありますし、困難を楽しく乗り切る姿勢も大切です。財政面では変動が大きく波があるでしょう。
☆木星と天王星は火星とスクエア
社会的なルールを押し付けられることで、反抗心が強くなる傾向です。天王星と火星のスクエアは、健康が変化しやすいという意味があるので、これが社会的に働くとすれば地震などの災害によって計画変更を余儀なくされたり、勢いがあるため全体的に事故が増えたりすることが暗示されます。災害に関しては日本だけではなく諸外国で起こるということもあり得ます。ただし万が一危機に陥っても、思いがけないところから援助が得られ、立て直しは早いでしょう。
私たちの意識は社会に向かいやすいですが、しっかりと世の中の状況を把握しつつも、感情的になるのではなく、まずは自分自身の充実を優先させていくことが大切ですね☆
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