昭和10年に完成した
東京都指定有形文化財「百段階段」
当時の画壇を代表する画家たちにより、階段廊下を繋ぐ7部屋が装飾され、 昭和の竜宮城とも呼ばれる絢爛豪華な建物が落成しました。 『文豪が誘うノスタルジックの世界』では昭和初期の幻想的な文化財空間を舞台とし、近代文学史に花開いた文学作品の物語世界が三次元で展示されています。
文豪の名作と現代の人気イラストレーターのコラボレーション・シリーズ『乙女の本棚』(立東舎)との共演により、 文豪たちが紡いだ物語をイラストと一緒に楽しむことができ、作中に登場するアイテムが立体作品となって登場しています。
なんとわたくしは初の雅叙園♪
しかも叙々苑と混同していたという大ボケっぷりを発揮
いやぁ雅ですなぁ〜💖
雅叙園といえばトイレが豪華で有名らしいですね🚽
なるほど、確かにこんなトイレは見たことない☟
雅叙園で結婚式を挙げる新郎新婦さん3組をお見かけし、縁起が良い〜と幸せ気分
さてさて、煌びやかなエレベーターに乗って
百段階段へ✨
ところで百段もある階段はなぜなのでしょう⁇
それは目黒駅からホテル雅叙園東京の正面玄関を結ぶ急な行人坂沿いに建っているから。
目黒雅叙園を築いた細川力蔵氏は、階下から真横にトンネルを掘り、駅直結の施設を目指していたそうですが、強硬な地盤に断念し坂道に沿った建築にしたといわれています。
それ故に百段近くの階段を上っても最上階は1階という不思議な建築となったのだそうです。
そしてなんとこの百段階段は99段なのですが、どうしてなのでしょう?
昔から日本では数の多いものを「百」や「千」という言葉で表現しました。この階段も、永遠に続くような長い階段ということで、通称「百段階段」と呼ばれています。
あと1段を足さずに99段で止めているのには諸説あるようですね。
🔷奇数は陽数→縁起の良い数だから
🔷未完の美学→完璧な数字より発展性のある数字に
ということでお部屋を見学といきましょう!
萩原朔太郎+しきみ「猫町」
猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。
どこを見ても猫ばかりだ。
温泉に逗留していた私は、ある時迷子になり
見知らぬ町に辿りつくが、
そこは不思議な光景が広がっていた。
猫の表情がリアルで
今にも動き出しそうでした🐈🐈⬛🐈
☆漁樵の間
中島敦氏+ねこ助『山月記』
その声は、わが友、
李徴子ではないか
袁傪は旅の途中、旧友の李徴と再会した。
だが美少年だった李徴は、
変わり果てた姿になっていた。
☆草丘の間
太宰治+紗久楽さわ『葉桜と魔笛』
桜が散って、このように葉桜のころになれば
私はきっと、思い出します。
島根の城下まちに暮らす姉妹。
病気の妹は、ある秘密を抱えていた。
☆静水の間
小川未明+げみ『月夜とめがね』
月の光は、うす青く、
この世界を照らしていました。
月のきれいな夜。
おばあさんの家にやってきた2人の訪問者。
階段の中ほどには昔のトイレも展示されていました🚽昔は和式だったから大変でしたね。でも広〜い♪
こちらは階段だけ…?
なのにはいくつか理由があるようです。
昔は隣の棟につながる廊下があり、不要になったので取り壊したこと。そして別の部屋を増築しようとしていましたが、戦時中に焼失してしまったとのこと。
目黒雅叙園は戦火をくぐり抜け残りましたが、戦時中は海軍の病院として使われており、赤十字の旗を立てたこの場所は空襲を逃れています。
※本館(1号館)と2号館の一部は焼失
☆星光の間
泉鏡花+ホノジロトヲジ『外科室』
でも、貴下は、貴下は、
私を知りますまい!
外科室での手術で麻酔を拒否する夫人。
その視線の先には、外科医・高峰がいた。
☆清方の間
谷崎潤一郎+マツオヒロミ『秘密』
私はひそかに鏡台に向って化粧を始めた。
夜な夜な女装をして出歩く「私」は、
ある夜、昔の女と再会する。
そして彼女との秘密の逢い引きがはじまった。
☆頂上の間
百段階段の最後の部屋です。
展示会は想像以上に楽しく、撮影スポットもたくさんあってテンションMAXでございました〜⭐️
個人的には最初の萩原朔太郎の部屋が良かったかな💕
文豪が誘うノスタルジックの世界
は6/11(日)までです
文豪やノスタルジックがお好きな方はぜひぜひ♬
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