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『夜都岐(やつぎ)神社』
ご祭神
武甕槌神 姫大神
経津主神 天児屋根命
天理市乙木町の北方集落からやや離れた宮山(たいこ山)に鎮座し、前方後円墳を削平して神社を造営したといわれています。俗に春日神社とも呼ばれ春日の四神がお祀りされています。
拝殿はこの地方では珍しい茅葺で平入入母屋造。
乙木にはもともと夜都岐神社と春日神社の2社がありましたが、夜都岐神社の社地を約400m東南の竹之内の三間塚地(現在の十二神社の社地)と交換し、乙木は春日神社1社のみとして社名を夜都岐神社に改めました。
やはり春日大社との関係が深く、江戸時代末期まで“蓮の御供”という神饌を献上していたそうです。
春日大社からは古くなった若宮社殿や鳥居を60年毎に夜都岐神社に下賜されるのが例となっていると伝わります。
本殿中央には武甕槌神。
本殿向かって左のこちらには
天児屋根社・金毘羅社・八坂神社(本殿側から)
がお祀りされています。
現在の本殿は明治39年に改築されたもので、春日造檜皮葺・高欄・浜床・向拝彩色7種の華麗な同形の四社殿が、未神の琴平神社と並列して美観を呈しています。鳥居は嘉永元年(1848)に奈良の春日若宮から下賜されたものです。
ほとんど見えませんが本殿向かって右に
姫神社・経津主命社(本殿側から)
☆歌碑
夜都岐神社を後にし、次の目的地まで途中の景観を楽しみながら歩きました♪
☆舟渡地蔵(腰痛なおしのお地蔵さん)
むかし萱生と竹之内両村で池堀りをしていたところ一枚の石に刻まれた二体のお地蔵様が出てきました。
お寺へ移そうとしたら運ぶ人たちの足腰に痛みが起こりさあ大変。
お地蔵様のたたりかと思われましたが、見晴らしの良いこの場所で丁重にお祀りし供養をすると、まあ不思議、痛みはすっかり治まりました。
今も腰から下の病気にはこのお地蔵様のご利益が受けられるとか。
ー天理の昔話よりー
地元では「ぽっくり地蔵」とも呼ばれ信仰を集めています。
☆西山塚古墳
この辺りはとても古墳が多いんですね。
萱生町集落西端の緩斜面に位置する、古墳時代後期前葉の前方後円墳です。前期古墳が大半を占める大和古墳群の中で、後期の大型前方後円墳はここだけなのだそう。
発掘調査は行われておらず、副葬品や埋葬施設は不明ですが墳丘の地面から、古墳時代後期前葉の埴輪が採集されています。
山辺の道、かかしヤバい💦
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