今日は小正月ですね
昨夜は私の故郷である宮城県内各地で
『どんと祭』
が開催されました♪
※この状況なので規模は縮小されています
「どんと祭」とは
小正月(1月15日)の前夜に行われる、宮城県の神社を中心に行われる火祭り行事で、お正月に飾った正月飾りなどを燃やす“どんど焼き”を行います。
この呼び方は地域によって違うようですが、私の出身地の仙台(東北地方のほぼ全般)では“どんと祭”と呼ばれています。
元々はどんと祭は、新年最初の満月の夜に開催されていました。旧暦では小正月(1月15日)にあたっていたんですね。
わらと青竹でやぐらを作り、満月とご神火によりお正月飾りなど縁起物を燃やし、人々の災厄を祓い家内安全・無病息災などを祈願します。
なぜ“どんと祭(焼き)”と呼ぶのでしょう⁇
諸説ありますが
燃やし始めに青竹がはぜて「どんっ」と音がするから
どんどん燃えるから
という音の響きからついたと考えられています。
宮城県では(岩手県もらしい)、白装束や褌・さらしを身に付けた姿で「裸参り」をするのが恒例となっています。
どんと祭といえば!
仙台総鎮守の『大崎八幡宮』で行われる
「松焚祭」がとても有名ですよね。
私の産土様でもあります。
☆松焚祭(どんと祭)
全国でも最大級といわれる大崎八幡宮の正月送りの行事『松焚祭(どんと祭)』は300年の歴史があり、1月14日の日没に行われ、2000名を超す裸参りの参拝、一晩で10万人の見物客が訪れます。
「裸参り」はこのお祭りの名物で、寒〜い中を頭に鉢巻き・白のさらしを巻いた参拝者の男女が、大崎八幡宮を目指して歩き、参拝するというものです。
まさに仙台の一大イベントで、七夕祭りに匹敵するほど。かなり盛り上がります☆
私も子どもの頃は毎年家族とどんと祭へ行き、お正月飾りをお焚き上げしていただいてました。
かなりの大混雑の中、父に肩車をしてもらい、お焚き上げの様子を眺めていたのを覚えています。
当時は仙台市電が走っており、どんと祭の日は特別運行をしていたほど。今も記憶に残っているほどぎゅうぎゅう詰めでした(^^;;
ところで
なぜどんと祭は宮城県で盛んなのでしょう⁇
元々は、仙台藩で日本酒の醸造をしていたという「南部杜氏」が、醸造安全・吟醸祈願のために参拝したのが始まりといわれています。
※南部杜氏(なんぶとうじ)
岩手県石鳥谷町を拠点とする、日本酒を造る代表的な杜氏集団の一つです。
そうそう♪
このどんと祭では、お正月飾りや縁起物はもちろんのこと、実に色々なものを燃やすことができるんです(^^)
※もちろん“燃えるもの”ですよ
代表的なのが“お正月の書初め”
どんと祭で燃やした時に、火が高く舞い上がると字が上達する
といわれることから、書初めを一緒に燃やします。
また、前年のお守りやだるま・人形・ご祝儀袋などなどもOKなんです。
私の友人はこのどんと祭で、古い財布や元彼から貰った手紙(当時はメールなどなかったので)や諸々を全て燃やしておりました
どんと祭は時期的なものもあり、もう20年以上も行けていないので、いつかまた生きてるうちに叶ったら良いなぁと思っております☆
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