台東区神社巡りの記事に戻りまーす
今日ご紹介するのは、雷様を閉じ込めたという伝承が残るこちらの神社さんです
三島神社のご本社は、伊予国一宮で日本総鎮守と称される、愛媛県今治市(大三島)に鎮座する、元国幣大社「大山祇神社」です。
実は三島神社のご由緒はちょっと複雑で…
三島神社は元々は上野に創建されたんです。
元寇の弘安の役の際に、伊予水軍を率いた対馬守河野通有が伊予国大三島神社に必勝祈願し出陣。三島大明神の神使である白鷺の導きにより大きな戦功をあげました。
その時に大山祇神のご神託を受け、上野山にご分霊を勧請して創建。
その後、上野山が寛永寺の寺地になった為に金杉村(台東区根岸)へ移転。
ところが今度は金杉村の社地が幕府の用地とされ、浅草小揚町へ移転。
これにより金杉村の氏子から、氏神様が遠いのはちょっと…という話があり、根岸の氏子と協議。
その結果、小揚町の本社三島神社・鶯谷の元三島神社・ここ下谷の三島神社と、同じ神社が三社に分けられました。
後から合祀された地域の神様もいらっしゃいますが、この三社は元々一つの神社なので、ご由緒とご祭神は同一となります。
☆雷井戸
武蔵国の原野は雷が多く、里人は常に恐れていました。ある時神社の境内に雷が落ちたので神主が雷をこの井戸にとじ込めたところ、雷は
「井戸から出してくれ」
と哀願するので
「二度とこの地に落ちない」
という約束のもとに許してやったそうな
依頼この地には雷が落ちないと伝えられています
井戸の発掘年代は不詳ですが相当な古井戸で危険防止のために蓋をしてありますが、現在も満満と水をたたえて雷除の井戸として信仰されています
☆火除稲荷社
徳川氏が上野山内の火難方位除のため勧請されたと伝えられ、古くはミサキ稲荷社と称していました。
戦争の際、周囲一帯が焼け野原になる中、三島神社だけが焼夷弾を免れ無事だったというミラクル☆
これらのことから「落ちない」お守りが大人気なんですよ♬
災厄除けや合格祈願、強運を授かりたい方はぜひ参拝されてみてくださいね☆
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