新潮社ツアー
歴史作家 関裕二先生と行く
ベールに包まれた「丹波(タニハ)王国」を旅する
〜ヤマト建国を陰から操った人々〜
今日は籠神社の奥宮のご紹介です
籠神社を出て少し歩きます
真名井の眷属は龍。
鳥居の前のこちらの龍は
潮満珠(しおみつたま)と潮乾珠(しおひるたま)
を持っていました。
潮満珠・潮乾珠といえば!
海幸山幸神話ですが、この玉は潮の満ち引きを操れる玉で、山幸彦が龍宮で海神から授かったとされています。
籠神社の記事でもお伝えした通り、神社の宮司を代々世襲しているのは海部氏で、その祖は海人族とされています。
なんとも神秘的な雰囲気です
『真名井神社』
(籠神社 奥宮)
ご祭神 磐座主座
豊受大神
相殿
罔象女命(みづはのめのみこと)
彦火火出見尊 神代五代神
磐座西座
天照大神
伊射奈岐大神 伊射奈美大神
真名井神社は別名を久志濱宮といいます。
ここから先は撮影禁止となっておりました。
眞名井神社の裏には古代の祭祀形態である磐座が鎮座していました。神が宿る石で神祀りが行われている様子が目に浮かぶようです。
境内地には縄文時代の石斧などや、弥生時代の祭祀土器片や勾玉が出土していることから、この周辺一帯が縄文時代から人々が生活をし、祭祀を行っていた神聖な地だということがうかがえます。
少し前までは、鳥居の先も撮影OKだったそうですが、磐座の上に登って遊んでいた若者たちがいて、それ以来垣根が作られ写真も撮影禁止になってしまったそうです。
神様の世界の水といわれる天の真名井の水。
「真名井」というのは、水に付けられる名前の中で最高の敬称です。
☆真名井水神社
大宝年間の大地震で大津波が押し寄せた際に、ここで切り返したと伝えられ、それ以後は天災地変や子育て、病気除けの妙徳があると崇敬されてきたそうです。真名井の神へお取り次ぎをされるというお地蔵様です。
☆御朱印
古代の杜にこんこんと澄みわたる水
縄文時代が蘇るような素敵なお社でした
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