その中の一寺「善養寺」のすぐ近くにお岩さんのお墓があるんです西巣鴨です。
こちらの妙行寺は、創建時は麹町にありましたが寛永元年(1624)に四谷へ移転、明治42年に現在の西巣鴨に移転しています。
☆うなぎ供養塔
奥の墓地へ進んで行きますと。。。
写真は撮っていませんが、お岩様のお墓の手前には忠臣蔵でおなじみの浅野内匠頭夫人のお墓があるんですよ。なぜに⁇どうやら四谷怪談と忠臣蔵は関係があるとのこと。
鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」は文政8年(1825)7月に江戸中村座で初演。初演時にはこの作品は「仮名手本忠臣蔵」と交互に上演し、二日掛かりで完了する興行形式が取られていたのだそうです。
なんと四谷怪談は、赤穂浪士の討ち入りを描いた仮名手本忠臣蔵の外伝として書かれたものなのだとか。
塩谷判官(浅野内匠頭)の家臣の四谷左門の娘であるお岩さん。その婿は塩谷浪人の伊右衛門。
伊右衛門はお岩さんを見捨てて若い娘と結婚するのですが、その娘は高師直(吉良上野介)の家臣の伊藤喜兵衛の孫娘でした。
伊右衛門は塩谷の家を裏切り、高師直の家臣へと転身し、ここからお岩さんの祟りが始まるのです。
このお話でも
浅野内匠頭(塩谷)は正義、高師直(吉良)は悪
という構図なんですね。
お岩様が夫の伊右衛門と折り合いが悪く、病気で亡くなられてから田宮家では色々な災いが続いたため、菩提寺であるここ妙行寺の四代目日遵上人の法華経の功徳によって、一切の因縁が取り除かれました。
このお寺も当時は四谷にありましたが、明治に現在地へ移転。
お岩様に塔婆を捧げて熱心に祈れば、必ず願い事が成就するという信者たちの話だそうです。
願い事。。。うーん
☆お岩様のお墓
鶴屋南北さんの「東海道四谷怪談」で有名なお岩様。お岩様は実在の人物で、ここ妙行寺はお岩様の家の檀家だったそうです。
調べたところ四谷怪談でのお岩様は、かなり脚色を加えられ歪められて現代に伝わってしまっているようですね。
実際のお岩様は、夫の田宮伊右衛門とも仲が良く、良妻賢母で信仰心が強いお岩様のおかげで田宮家は栄えたというお話です。
あれ?
さっきのご由緒書きと違いますね(^^;;
ですがこちらの墓所は明るく綺麗な白い光で、お岩様が良妻賢母だったというのは本当ではないかと思います。
四谷にある於岩稲荷田宮神社と陽運寺へも行ったことがありますが、こちらとは雰囲気が違いました(^^)
お岩様のお墓まいりをしたのは5年前になりますので、また近いうちに巣鴨へ行ってみようと思っています
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