土曜日は、ほんとに久しぶりに夫と二人で映画を観に行ったのです。


結婚してからは、初めてだから33年ぶりかな?


結婚前には、何回か映画を観に行きました。

私が観たい映画に付き合わたかんじですが、「竹山ひとり旅」「サンダカン八番娼館」「離れごぜおりん」「フランス版ベルサイユのバラ」「ピンク・パンサー」等を観に行きましたが、夫は覚えてないと言います(-_-#)。

好みが違うので、一緒に観る映画は少ないですが、「渾身」という隠岐の島の古式相撲に取り組む若い夫婦の話だったので、相撲が好きな夫を誘ってみました。


出演している宮崎美子さんが、トーク番組で紹介していたのを見て、これなら夫も観に行くかなと思ったから。


高校時代に相撲と柔道をしていた夫は、大相撲のテレビ中継もよく視ています。


新聞に載っていた「渾身」の記事を見せて、「この映画、観に行かない?」と聞いたら、「いいよ~」という返事でした。

私は、日曜日にはデモに行く予定だったので、土曜日に行くことにしました。


上映開始時間を調べたら、お昼前からだったので、午前中はゆっくりして、出かけました。



「日本国憲法」に男女平等規定の起草をしてくれたベアテ・シロタ・ゴードンさんが、昨年12月末に89歳で亡くなられたと新聞に載っていました。


戦前、ピアニストの父親が東京音楽学校で教えるため、5歳の時に来日し、10年ほどで渡米留学したそうです。

第二次大戦で、父母は日本、娘は米国と離れ離れになりました。

ベアテさんは、身につけた日本語など6カ国語を使って働きました。

タイム誌で働いていましたが、当時女性は記者になれず、「リサーチャー」という調査員として男性記者に調べた情報を渡す役割でしたが、誤報は女性のリサーチャーの責任とされたそうです。

皮肉にもこれが憲法草案づくりで役立つことになったのです。

終戦後、言葉が自由な彼女はGHQ(連合軍総司令部)民政局員として再来日し、日本国憲法の人権担当のメンバーの一人に選ばれたそうです。

ひそかに日比谷図書館や東京大学などで各国憲法の資料を集めて読み込み、かつて日本女性がおかれていた悲惨な状況を聞いていたベアテさんは、 22歳の若さで「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」を規定する憲法24条の基となる草案を執筆したそうです。

ベアテ草案では、婚外子とその母親への差別撤廃のほか、児童の医療費無料や同一労働同一賃金など社会権的規定について細かく書かれていましたが、これらは民法で規定されるものとして削除されたそうです。


2000年5月2日、参議院憲法調査会に参考人として招かれ、経緯や起草にかけた思いを語られたそうです。

女性議員らの姿を見たベアテさんは、「第二次大戦前は考えられなかったこと。夢みたいです」と言われたとか。

でも、世界経済フォーラムが政治、経済などの分野で調べた男女格差で、日本は135カ国中101位と出たそうで、まだまだです。

高校の日本史でも、倫理社会の時間にも、ベアテさんのことは習ってなくて、私は大人になってから、知りました。


何年前だったか、隣の学区の小学校で、「母親大会」が開かれ、全体会の講演者がベアテさんと知り、友達と聴きに行きました。

幼い頃、日本人のお手伝いさんの身の上話を聞いて、日本の女性達のために草案を作ったお話をされたと記憶しています。

綺麗な銀髪のゆったりした雰囲気の方でした。


その後、「ベアテの贈り物」という演劇も観に行きました。

本当に熱心に、草案を作っておられました。


ベアテさんと何度も対談された落合恵子さんは、ベアテさんが22歳で、草案作りに参加したことを、若過ぎて内容も軽く思われるのではないか?とずっと秘密にしておられたと聞いたそうです。


そして、「日本の憲法は、アメリカが押し付けたものだと言う人がいますが、自分が持っているものよりも優れたものを人に押し付けたりすることはないでしょう」とおっしゃっていました。


ベアテさん、本当にありがとうございました。

ご冥福を、お祈りします。




図書館から借りてきた「週刊金曜日1月11日号」に「全国おばちゃん党」の記事がありました。


タイトルは、「政治に喝!世界を救う『全日本おばちゃん党』」~マッチョでキナ臭い「オッサン政治」が日本をダメにしたと立ち上がった自称「おばちゃん」たち。戦争も核も弱い者いじめも嫌いで、子育てや介護を助け合う「おばちゃん」こそが社会を変える!~


「おばちゃんハッサク」には、「日本国憲法」と同じように、前文もあったので、紹介します。

「“おばちゃんハッサク”前文」

おばちゃんは、政治のことを自分たちのこととしてとらえ、日本の未来を真剣に考えています。

おばちゃんは、自分だけが幸せ、自分だけが安全、自分だけがよい生活はいやです。

おばちゃんは、全世界の幸せな未来を考えています。

ゆくゆくは「全世界おばちゃん党」を目指します。以上。


「ハッサク」は、「日本国憲法」の概念をおばちゃん言葉で書き直したものだそうです。


尖閣問題や北朝鮮のミサイル発射問題などを背景に、ますます「オッサン」が跋扈してきていた。

さらには総選挙を前に、自民党の安倍総裁が言い出した「憲法改正」「国防軍」などというキナ臭い言葉が飛び交いつつあった。

そんな中で出された「ハッサク」は、「大きなハートで、日本を世界を地球を包みたいんです」をキャッチフレーズに発足した「全日本おばちゃん党」の「憲法」そのもので、「党員」以外の人も含め、すでに約1200人以上もの人が「ハッサク」をシェア(拡散)しているそうです。

「安倍はんは、『憲法変える』って言うてるけど、憲法が何悪いことしたか教えてみぃって思うねん。
今の憲法、オッサンらにはきっと何も悪いことしてない。悪いことしてないものを変える必要ないやろ。

『ハッサク』は、日本国憲法の概念を、おばちゃん言葉で書き直したもんや。社会権も生存権も、納税の義務も、戦争放棄も統治機構もちゃーんと書いてある。

憲法は、国から国民への約束やけど、ハッサクはおばちゃんから国へのお約束や。ベクトルが逆なんやね。

護憲とか書かんでも、あれ読んだら、憲法大事ってわかるはずじゃ」と言っています。

「ハッサク」は大阪弁で書かれているが、これを全国各地から参加している「党員」がそれぞれのお国言葉に書き直したものや、外国語に翻訳して広める動きも始まっている。

「お国言葉も大事にしよ。これぞ究極の地方自治」と谷口代表は言います。


総選挙の後、谷口代表は、「今回の結果は、オッサンも悪いが、おばちゃんも悪い。自分らだけがよかったらええっていうのは、ハッサク違反や。『いやぁ、うちら政治のこととか難しいからようわからんわ』言うんやなくて、『ようわかれ!』言いたいねん。

立ち上がるのは、日本やなくて、おばちゃんや。

おばちゃんらに『自分のこととして政治を考えよ!』と言いたいねん。

これからは『オッサンに頼らないおばちゃん』を育てていくことが目標」と。


3月16日には東京でイベントを計画しているそうです。

そこで新たに「腹太の方針(「骨太の方針」のパロディ)を発表する予定だとか。

この国をダメにしてきた「オッサン政治」に真正面から喝を入れられるのは、もはや「全日本おばちゃん党」しかないのだ。 と、記事にはありました。